◆NHKスペシャル
大谷翔平単独インタビューは記事化されたこちらの方が詳しく、番組ではむしろ他の選手やバックヤード情報を織り込みながらポストシーズンをどう戦ってきたのか、が語られていた。すでにNスぺは11月に一度特集を組んでおり、ポストシーズン前にはクロ現でも特集を組んでたくらいなので、一年の振り返りという去年までのやり方とは変えて来たんだなと感じた。
チームリーダーであるフリーマン、そしてベッツの二人との関係性が最初から良好だったとは思わない。それでもベッツにone of oneと言わしめる能力を発揮してみせた。これがあらかじめ予定通りだったのだとしたら、本当にこの人は人間じゃないなと思ってしまうけれど、プライベートでは犬が好きで真美子が好きな30歳なんだよな、という一面も見られたので脱宇宙人化した一年でもあったのだろうと思った。てかどんだけ犬(デコピン)が好きなんだよ真美子が怒るぞ、とは思いましたけどね!
最初は漫画とアニメがごちゃ混ぜになっていたり、急に江戸時代に飛んで『べらぼう』とコラボするあたりはプロモーションがすぎるでしょ、となったけどウクライナで『進撃の巨人』やエヴァが、ジンバブエでワンピースが、というその土地ごとの受容の話は新鮮で面白かった。
もちろんウクライナで進撃、はいささか紋切りな構図だなとは思ったけどそういう構図があることを知らないよりは知っておいた方がいいんだろうな、と思いながら見ていた。あとこれはいろいろな事情で難しいのだろうが、香港における進撃受容の話もNHKの目線で見てみたかったな、と思う。
◆100カメ
約2年前の放送だが見ていなかったので見てみた。デスク補佐の女性の髪色がコロコロ変わるのが楽しい。みゃーもりの10年後くらいの姿かもしれない。
監督が容赦なくリテイク出しまくるあたり『SHIROBAKO』よりもよほどやべーなとは思ったけど、結果的にあのクオリティに仕上げられるスタジオは今の日本にそう多くはないよな……ということを実感させられる30分でもあった。
見てなかったので見た回。多分映像で見る以上に「キツい」現場だとは思うけれど、「キツい」からこそ明るいテンションで仕事できる人がすげーなと思いながら見ていた。
当然実力が伴わないと意味をなさないわけだけど、最後にカメラが映す姿はまさに職人技だったなというのと、若手もベテランも関係なくコミュニケーションが密にとれている姿も少し羨ましいなと思った。これも「キツい」現場、命に関わる現場という緊張感が見せる連帯感、と言ったところなんでしょうね。
◆ETV特集
オンデマンドでは配信していないがたまたまETV特集の枠で再放送されていたので見た。門田の半生を追いかけながら、その時代性を追うというタイプのドキュメンタリー。現役時代はノムさんとの関係性の難しさを抱えながら活躍してNPB本塁打記録3位を今も守っている。晩年、特に引退後は門田らしさを良くも悪くも発揮してしまったというか、こういう感性タイプの選手がいかに指導者に向いていないかが分かる映像があってつらさがあった。指導者になれないとなると、野球界で生き残る道は少ないだろう(テレビなどの解説者は元指導者であることが多い)。
最終的には孤独死したとも言える門田の人生ではあるが、死の直前に2020年代の野球をちゃんと見ていたというエピソードは感慨深かった。晩年の門田の目に映った大谷翔平や村上宗隆はまぶしかったかもしれないが、それでも目に焼き付けたかったのだろうとも思った。
大谷翔平単独インタビューは記事化されたこちらの方が詳しく、番組ではむしろ他の選手やバックヤード情報を織り込みながらポストシーズンをどう戦ってきたのか、が語られていた。すでにNスぺは11月に一度特集を組んでおり、ポストシーズン前にはクロ現でも特集を組んでたくらいなので、一年の振り返りという去年までのやり方とは変えて来たんだなと感じた。
チームリーダーであるフリーマン、そしてベッツの二人との関係性が最初から良好だったとは思わない。それでもベッツにone of oneと言わしめる能力を発揮してみせた。これがあらかじめ予定通りだったのだとしたら、本当にこの人は人間じゃないなと思ってしまうけれど、プライベートでは犬が好きで真美子が好きな30歳なんだよな、という一面も見られたので脱宇宙人化した一年でもあったのだろうと思った。てかどんだけ犬(デコピン)が好きなんだよ真美子が怒るぞ、とは思いましたけどね!
最初は漫画とアニメがごちゃ混ぜになっていたり、急に江戸時代に飛んで『べらぼう』とコラボするあたりはプロモーションがすぎるでしょ、となったけどウクライナで『進撃の巨人』やエヴァが、ジンバブエでワンピースが、というその土地ごとの受容の話は新鮮で面白かった。
もちろんウクライナで進撃、はいささか紋切りな構図だなとは思ったけどそういう構図があることを知らないよりは知っておいた方がいいんだろうな、と思いながら見ていた。あとこれはいろいろな事情で難しいのだろうが、香港における進撃受容の話もNHKの目線で見てみたかったな、と思う。
◆100カメ
約2年前の放送だが見ていなかったので見てみた。デスク補佐の女性の髪色がコロコロ変わるのが楽しい。みゃーもりの10年後くらいの姿かもしれない。
監督が容赦なくリテイク出しまくるあたり『SHIROBAKO』よりもよほどやべーなとは思ったけど、結果的にあのクオリティに仕上げられるスタジオは今の日本にそう多くはないよな……ということを実感させられる30分でもあった。
見てなかったので見た回。多分映像で見る以上に「キツい」現場だとは思うけれど、「キツい」からこそ明るいテンションで仕事できる人がすげーなと思いながら見ていた。
当然実力が伴わないと意味をなさないわけだけど、最後にカメラが映す姿はまさに職人技だったなというのと、若手もベテランも関係なくコミュニケーションが密にとれている姿も少し羨ましいなと思った。これも「キツい」現場、命に関わる現場という緊張感が見せる連帯感、と言ったところなんでしょうね。
◆ETV特集
オンデマンドでは配信していないがたまたまETV特集の枠で再放送されていたので見た。門田の半生を追いかけながら、その時代性を追うというタイプのドキュメンタリー。現役時代はノムさんとの関係性の難しさを抱えながら活躍してNPB本塁打記録3位を今も守っている。晩年、特に引退後は門田らしさを良くも悪くも発揮してしまったというか、こういう感性タイプの選手がいかに指導者に向いていないかが分かる映像があってつらさがあった。指導者になれないとなると、野球界で生き残る道は少ないだろう(テレビなどの解説者は元指導者であることが多い)。
最終的には孤独死したとも言える門田の人生ではあるが、死の直前に2020年代の野球をちゃんと見ていたというエピソードは感慨深かった。晩年の門田の目に映った大谷翔平や村上宗隆はまぶしかったかもしれないが、それでも目に焼き付けたかったのだろうとも思った。
コメント