Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

9月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3886
ナイス数:16

理由のない場所理由のない場所感想
一言で感想を述べるのは難しいが、この本が書かれるまでのいろいろなことを想像すると胸にくるものがある。もちろん小説自体の評価は個別に行うべきだと思うけれど、いまのところはちょっと保留したい感じ。
読了日:09月04日 著者:イーユン リー
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)
読了日:09月05日 著者:大谷 崇
源氏物語 5 (新潮文庫 え 2-20)源氏物語 5 (新潮文庫 え 2-20)
読了日:09月05日 著者:紫式部
いつも「時間がない」あなたに (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)いつも「時間がない」あなたに (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
欠乏は怖いが、欠乏があるから引き起こされるパワーもあるので(締め切り前の追い込みなど)欠乏がある時の人間の行動特性を知っておくことがまず大事。その意味では豊かな例示やストーリーが多く楽しく読める。あとファスト&スローを読み返したくなる。
読了日:09月09日 著者:センディル ムッライナタン,エルダー シャフィール
働く人びとのこころとケア──介護職・対人援助職のための心理学働く人びとのこころとケア──介護職・対人援助職のための心理学感想
まさに福祉分野での対人援助職なので読んでよかった。使えるところが多いし、他の労働分野、領域での話などは知らないことも多く面白く読んだ。自分だけじゃなく同僚のストレスやそのケアの状況にも敏感になっておきたい。
読了日:09月13日 著者:山口 智子,松本 みゆき,加藤 容子,金井 篤子,富田 真紀子,堀 有伸,茂木 七香,早川 徹,廣川 進,西村 もゆ子,中林 恭子,山本 さや子,竹田 伸也
社会を知るためには (ちくまプリマー新書)社会を知るためには (ちくまプリマー新書)感想
筒井さんらしい骨太で核心的な社会学的な議論をちくまプリマ―という手に取りやすい媒体で読むことのできる面白さがあった。
読了日:09月14日 著者:筒井淳也
源氏物語私見 (新潮文庫)源氏物語私見 (新潮文庫)感想
源氏物語本編と並行して読む。本編には著者の解説的な要素がなかったので、まとまった解説や翻訳作業の背景がいろいろ書かれていてよかった。
読了日:09月17日 著者:円地 文子
オタク女子が、4人で暮らしてみたら。オタク女子が、4人で暮らしてみたら。感想
エッセイでもあり2020年にCOVID-19が襲来して以降は老後についての言及はノンフィクションみもあった。軽快な文体が楽しいし実際の生活もなかなか楽しそうだ。
読了日:09月19日 著者:藤谷 千明
痴漢外来 (ちくま新書)痴漢外来 (ちくま新書)感想
良書。著者の外来(医師ではなく心理職なのでおそらくカウンセリングの形)の様子を紹介しながら痴漢を含む性犯罪を「病気」としてとらえる意義やその診断、治療について詳細に紹介されていく。治療も研究も海外での事例が先行しており、日本ではまだまだ例が少ない。このことは臨床にあたる医師の知識不足や、昨年のいくつかの判決でも明らかになったように司法の世界での知識不足といった社会問題としても露呈している。性犯罪や犯罪ではないもの性的な依存行動にどう立ち向かうか。自助グループや被害者の声も紹介されており、非常に間口が広い。
読了日:09月21日 著者:原田 隆之
沈没家族 ――子育て、無限大。 (単行本)沈没家族 ――子育て、無限大。 (単行本)感想
劇場版のディレクターズカットでもあり、この本自体が一冊のノンフィクションでもあり、という感じで面白かった。映画からこの本、本から映画のどちらでもいけそう。
読了日:09月22日 著者:加納 土
援助者必携 はじめての精神科 第3版援助者必携 はじめての精神科 第3版感想
細かいところにツッコみたいところはなくはないが、知的障害や精神障害のある人に対する援助をやっている人間としてこの本に書いてあること、取り分け前半部「アプローチの基本」を念頭に置いておけばそれだけでずいぶん肩の力は軽くなると思う。他方で「疾患のイメージ」はイメージ止まりのところもあるように思えたので、別の文献で知見を補ったほうがよい。あくまでイメージとその対処、だと受け取った。
読了日:09月25日 著者:春日 武彦
スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい ~8割の社会人が見落とす資料作成のキホンスペースキーで見た目を整えるのはやめなさい ~8割の社会人が見落とす資料作成のキホン感想
ワード、エクセル、パワポのどれを使えばいい感じの資料作りができるのかを知りたかったのでそのへんを中心に読んだ。あとは、共有した時に他人が使いやすいように、ってのは重要だと思っていたのでそのへんのTipsも参考になる。
読了日:09月26日 著者:四禮 静子
源氏物語 6 (新潮文庫 え 2-21)源氏物語 6 (新潮文庫 え 2-21)感想
オチがお見事。長い長い物語の結末をここまで寂しく、かつ呆気ないかのように終らせたのは訳文としても非常に上手いなと思ってしまった。命は儚いし、人の死は現世を生きる人間に重く重く禍根を残していく。
読了日:09月30日 著者:紫式部
螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)感想
ノルウェイの森の原型である「螢」がなかなかいいなと思った。ノルウェイは少し冗長すぎるので、「螢」くらいの短さであれば人の死の病も冗長ではない形でコンパクトにまとめられたなと感じた。
読了日:09月30日 著者:村上 春樹






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