見:ソレイユ・2 去年『14歳の栞』が全国的に再上映されたこともありようやく見られて嬉しかった記憶があるが、その時にはこの映画の予告が確かにあったと思う。NHKの特集に詳しいが、今回は監督ではなく斎藤工の側に企画とアイデアがあり、それを竹林監督に持ち掛けた …
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ループするけど終わりは来るし終わらせないといけない ――『次の朝は他人』(韓国、2011年)
見:JAIHO/filmarks 2012年に『ホン・サンス/恋愛についての4つの考察』として公開されたらしい1本。前回見た『教授とわたし、そして映画』もこの4部作に含まれている。残り2本も見る手段があるなら見てみようと思った、せっかくなので。さて本作『次の朝は他人』も …
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「物語が始まる」までの遅さ、威風堂々のこっけいさ ――『教授とわたし、そして映画』(韓国、2010年)
見:JAIHO/filmarks 『ヘゥオンの恋愛日記』以来少し間隔が空いたが、これでホン・サンス映画は3本目。主人公で売れない青年映画監督のジング、彼の学生時代の同じ学科だった女性オッキ。そして二人にとっては大学の先生であるソン教授の3人がメインの配役。序盤こそ …
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1983年という起点、セラピーとしての記録映像 ――『どうすればよかったか?』(2024年)
見:ホール・ソレイユ/filmarks 監督の姉が大学時代に統合失調症を発症する1983年から、がんに罹患した姉が亡くなる2021年というめちゃくちゃ長いスパンのヒストリー(映像自体は2001年から)なので、どこでどうすればよかったのかについては無数の選択肢があったと思 …
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コロナ禍に社会化されてゆく子どもたちをみつめる ――『小学校〜それは小さな社会〜』(日本・アメリカ・フィンランド・フランス合作、2023年)
見:ホール・ソレイユ/filmarks 2025年の映画館1本目。最初は去年見た『14歳の栞』のように、あるクラスを定点観測するものかなとぼんやり思っていたが、まったく違うなという感想を持った。日本語サブタイトルに「それは小さな社会」となっているが、英語原題はもっ …
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存在を抹消してしまわないように ――『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024年)
見:ソレイユ・2 7月に『マリウポリの20日間』を見て以来、体調の問題などもあって久しく映画館に足を運ぶ機会が遠のいていた。10月に入ってから山田尚子監督の『きみの色』を見て、そしてこの映画を見られたのは純粋に良かったなと思う。本作を撮った呉美保監督作品は …
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二人で歩いた人生がたどり着く場所 ――『ソウルメイト』(韓国、2023年)
見:Amazonビデオ これも見に行こうと思ったけど見られなかったシリーズ。まずは思った以上にオーソドックスな百合映画的展開を見せるスタートラインだなと思った。学校の転校生(女子)と仲良くなるというフィクションあるあるな展開を見せるので序盤は安心感が強い。 …
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フラットな人間関係は難しいけれど ――『そばかす』(2022年)
見:Netflix 映画館に見に行けなかった映画を見ようキャンペーンの続き。若い女性を主人公に据えながら、恋愛とか恋愛じゃないとかの関係性を群像的スタイルで描くのは、この前見た『夜明けのすべて』にも通底している要素に見えたが、この映画はあくまで「恋愛できな …
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【2024年11月11日】ルート29、ニルギリ、滝口悠生
昨夜は少し遅くまでテレカさん、はるゐさんとスペースでしゃべっていたがその後も少し寝付けず、4時ごろに入眠して昼前まで寝ていた。13時からイエローハットにオイル交換と点検の予約を入れていたので昼前に起きる。今週はかなり暖かいようだが、確かに暖かい。飯を食っ …
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人生は平等でないからこそ ――『思いやりのススメ』(Neflixオリジナル、アメリカ、2016年)
見:Neflix キャリアウーマンのシングルマザーのもとで育った筋ジストロフィーの車いす青年トレヴァーと、幼い息子を亡くし、妻との離婚協議にも数年単位で応じていない中年男性ベンの出会いから始まる物語。特定の研修を受けたベンがトレヴァーの介助の仕事を始めると …
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