見:池袋HUMAXシネマズ 少し前にヱヴァQを見てきたが、そのあとお会いした人にはき出すように話してしまったので文章にするタイミングを逃してしまった。とはいえまとまったことを書くつもりはなく、あくまで話しきれなかったことまで含めてはき出すように書いてみようと …
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カテゴリ:text > movie
異端と出会うことと感情を乗せること―「ねらわれた学園」と「伏 鉄砲娘の捕物帖」
ファンタジーならば異端、あるいは人外と呼ばれるような存在はさほど奇異にはうつらない。だからこそファンタジーと言うべきだろうし、異端ぞろいが物語を作り上げていく(それこそ「ロードオブザリング」のような)ことが作品そのものの魅力であろうと思う。 リアルな世 …
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悲しみのあとに残されるものは―「ヘヴンズストーリー」と「希望の国」
この2本の映画を並べて書こうと思ったのは、単純にどちらも村上淳が重要な役割を果たしている、と思ったからだ。どちらのストーリーでも村上淳は積極的にコミットしようとはするが、最終的に中心に座る役割ではない。ある意味引き立て役でもあるし、その分どちらかというと …
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福島のリアリティをみつめた日―「相馬看花 第一部」と「飯舘村一年」
「相馬看花 ―第一部 奪われたときの記憶―」 監督:松林要樹 出演:田中京子ほか 公式サイト:http://www.somakanka.com/ 見:オーディトリウム渋谷 この前の日曜日の午後、渋谷のオーディトリウムという映画館で「相馬看花」という、3.11以降の南相馬を追いかけたドキ …
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友人あるいは父親の不在について―「ルート・アイリッシュ」/「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
4月の頭に「ルート・アイリッシュ」と「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を2日連続で見てきたんですが、どちらも見終えたあとに何かが残ってしまう映画で、うまく言葉はでてこないんだけどそれぞれに引き込まれる素晴らしい映画だった。 ジャンルも違うし、社 …
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【絶望の向こう側へ身体をあずけるとき】ヒミズ(2012年)
監督、脚本:園子温 主演:染谷将太、二階堂ふみ(*1) 原作:古屋実『ヒミズ』(2001年〜2002年、ヤンマガKC) 公式サイト:http://himizu.gaga.ne.jp/ 見:シネクイント 「ヒミズ」という映画がすごい、というのを初めて知ったのはいつだったか忘れたが、確実に見たい …
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|movie , documentary
【想定不可能な未来に直面する】100,000年後の安全[Into Eternity] (デンマーク、2009年)
監督:マイケル・マドセン 脚本:マイケル・マドセン、イェスパー・バーグマン 日本版公式サイト:http://www.uplink.co.jp/100000/ 見:2012/2/2@アップリンク渋谷 最初に見たのはNHKのBS1「世界のドキュメンタリー」で放映されていた49分の短縮版だった。(*1)淡々 …
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その街のこども ―実感としての1995年 【2010/2011年】
監督:井上剛 脚本:渡辺あや 主演:森山未來、佐藤江梨子 鑑賞劇場:シネマロサ NHK公式サイト 映画公式サイト これは阪神大震災をテーマにした映画であるし、そうでない映画でもある。 という前ふりを、ログを見ると2月25日の深夜に行っていたらしい。このあと個 …
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ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2010年)
監督:大森立嗣 脚本:大森立嗣 主演:松田翔太、高良健吾、安藤サクラ 劇場:ユーロスペース ああ、こういう映画だったのか、と見終えたあとに思った。正直、この映画はかなり単調である。現実逃避からのロードムービーというのはよくある映画の形だが、ここまで起伏の …
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武士道シックスティーン 【2010年/日本】
監督:古厩智之 脚本:古厩智之、大野敏哉 原作:誉田哲也『武士道シックスティーン』 主演:成海璃子、北乃きい 劇場:テアトル新宿 小説でも話題になっていた武士道シックスティーンが、映画化するという。しかも成海璃子と北乃きいの主演という、最近の10代の女優で …
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