見:Amazon Prime Video Info:filmarks/IMDb これを見るまで気づかなかったが、初めてのポン・ジュノ映画。今年は意識的に韓国映画を手広く見ているのでちょっとずつ見ていかないとなあとは思っていたけど、最初に見たのがこれで良かったと思う。80年代に現実の韓国で …
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続く悲劇、現実という救済 ――『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(アメリカ、2016年)
見:Netflix info:filmarks/公式サイト/IMDb 『パスト ライブス』を見たあとに、似たテイストの映画は何かないかとChatGPTに聞いたところ薦められたので見てみた一本。GPTは「悲しみを乗り越えない映画」と説明していたが、たしかに半分はそう説明できるなと思う。マ …
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悲劇の重たさ、過去の再演 ――『彼女のいない部屋』(フランス、2021年)
見:Amazon Prime Video Info:filmarks/IMDb/公式サイト アマプラにて。5月8日で見放題終了だったのでなんとなく見てみたが、非常に抽象度が高いフランス映画。まあしかしそういうフランス映画はいくらでもあるので、100分ない映画だから見るか…と思って見続けたも …
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雨が降り、ピアノが響き、二人の日常が続くことを祈っている ――『静かな雨』(2019年)
見:Amazon Video Info:filmarks/映画.com 中川龍太郎にはオリジナルの印象が強かったが、本作と続く『やがて海に届く』は小説を原作としており、なにかしら心境の変化もしくは制作上の理由があったのだろうかと推察した。それはておき、『走れ、絶望に追い付かれない …
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傷ついた家族が交わすコミュニケーションと安心感の所在 ――『アジアの天使』(2021年)
見:Amazon Prime Video info:filmarks/映画.com 2021年公開の石井裕也監督作品。近年だと『月』が話題になったが、この映画は障害者運動に対する歴史認識の浅さや、当事者性や社会モデル的視点が欠けているということで見ていない。最後に見たのは『舟を編む』だと思 …
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何も始まらないまま映画は終わる ――『イントロダクション』(韓国、2020年)
見:Amazon Prime Video info:filmarks/映画.com/IMDb ホン・サンス映画14本目。今年に入るまでは確か2本しか見ていなかったので、今年に入ってから1か月に3本のペースで見ている計算になるが、まだまだ配信で見られる未視聴作品が10本ほどあるので、折り返したが先 …
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自分と関係ないところで死なれたくはない ――『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(2015年)
見:Amazon Video(レンタル) info:filmarks/映画.com 多分中川龍太郎の名前を最初に聞いたのがこの映画だったと思うが、見るのがこのタイミングになった。今をときめく一人である太賀がまだまだ粗削りノ若手だった時代に、まさに粗削りで不満ばかり抱えている若い青 …
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経済発展する社会に取り残された親子の執念 ――『22年目の記憶』(韓国、2019年)
見:Amazon Prime Video info:filmarks/IMDb 前回の『不思議の国の数学者』を視聴後に自動再生で始まった本作だが、プライムでの配信が今月で終わりになるとのことで、せっかくなので最後まで見てみた。 1972年、「無名かつ口の堅い役者」としてオーディションを勝 …
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プロストとの確執、政治的問題の中でも世界に愛されたアイドル ――『アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ〜』(イギリス、2010年)
見:Netflix info:filmarks/IMDb ネットフリックスのオリジナルシリーズとして『セナ』というドラマが作られている(主演は『フェラーリ』にも出ているガブリエル・レオン)のが少し気になっていたが、フィクションを見る前にノンフィクションを見ておこうと思い、201 …
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予見された痛快さと、不器用な生きざまの魅力 ――『不思議の国の数学者』(韓国、2022年)
見:Amazon Prime Video info:filmarks/IMDb 久しぶりの、映画館に見に行こうとしたけど間に合わなかったシリーズ。老数学者と落ちこぼれ青年の出会いを描く、という点で明確に『グッド・ウィル・ハンティング』を意識している映画だと思うし、ある進学校の警備の仕事 …
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