9月19日、第4回公認心理師試験を受けてきた&現状出ている解答速報を複数使って自己採点したのでその結果を書いていきたい。なお勉強のプランについては前回書いているので気になる人はそちらをどうぞ。感想や反省については後ろのほうで書きます。
■自己採点
実際の試験問題はこちらの動画でスライドショーとして閲覧可能。
解答の情報はこちらを利用した。
試験の合格ラインは60%となっていて、例年通りであれば138/230点とれれば合格となるはずである。合格率は毎年変動しているので、人数調整などはおそらく行っていない。スリーポイントとなる事例問題が合計38問(114点)出題されており総得点の半数を占めるウェイトなので、ここをいかに多く取っていくかというのは前回のエントリーで書いた通り。
以上を踏まえて結果をざっくりと書くと。
プロロゴス:141点(午前71、午後70。内事例問題72)
和光大学:142点(午前73、午後69。内事例問題75)
IPSA:146点(午前74、午後72。内事例問題78)
とりあえず3か所分やってみたのがこんな感じ。このままいけばギリギリ合格ライン(には乗れそう。スリーポイントの事例問題が本来の正答と1問一致しなくても最低138点は確保できる計算ではある。本当にギリギリすぎて心臓に悪いが。
微妙に点数が割れているのは各解答の色が出たのかなという感じで、例年を見ていても複数の選択肢が回答になることはありうるので、このスコアを実際の結果が大幅に下回るということはないだろうと見ている。
■感想
おおむねプラン通り、ではあったが
プランでは一般問題6割、事例問題7割で考えていて、合計150〜160点くらい出せればいいのではないかという公算だった。過去問では7割(160点)以上の結果が出せていたので、160を目指せば140〜150の間には収まるだろうという計算である。
実際は一般問題6割、事例問題6割強という結果になったのでかなりギリギリである。事例で7割以上を目指していたし、実際冷静に解きなおせば全然取れたスコアだと思う(特に午後の試験で伸び悩んだのが痛い)のでここらへんの試験慣れが足りなかったか、もしくは知識の定着が不十分なせいでアバウトな領域をアバウトなまま終わらせてしまったせいかもしれない。
まあ受かっていれば問題はないが、もし来年受けるのであればラスト1か月の試験直前の仕上げの部分をもう少し見直してもいいだろうと思う。7月頭から勉強を始め、7月8月の時点である程度スコアが出せてしまったので安心してしまった感覚は否めない。
ざっくりまとめると「プランは悪くなかったが詰めがやや甘かった」のがこの結果かなというところ。
過去問を信用しない
過去問は3年分、今年を入れても4年分しかないので来年受ける人はあまりアテにしないほうがいいです。それよりも予想問題集や心理予備校の模試を使った方がいいかも。
問題を解くだけなら前者だけで十分だとは思うが、試験慣れをしたい人にとっては模試がいいかもしれない。問題集に比べると値が張るが、いわゆるGルートの人は来年が最後の受験機会になるので数千円を出し惜しみするのはもったいないと思う。これは模試を受けなかった自分にもブーメランだけど。
典型問題を確実にとるための勉強が何より大事
今回で言うと味覚の問題や失書・失読の問題など明らかに?????と思われる問題がいくつか出たわけだが、こういうのは捨て問として相手にしてはいけない。そうではなく、認知症の問題や精神疾患の問題、あるいは学校のいじめ問題や産業医の問題、少年法に関する問題など、テキストに確実に載っているような知識で得点できる典型問題を多く拾うのが重要である。
この点、直前に確認していたことで得点できた問題もあれば、明らかな勉強不足で得点できなかった問題(本来は得点源にできたはずの)があったので、難問奇問はスルーして良問や易問を確実にさらっていくというのが(どの試験でもそうだが)王道だろうと思う。
その意味で重要なのが知識の定着で、問題を解くなかで知識を定着させるのもありだし、テキストや関連するyoutube動画を繰り返し利用することで定着させるのもありだろう。テキストも紙もあれば電子書籍もある時代で、動画や音声コンテンツを組み合わせるとやり方はいろいろ選べるのでやりようはいろいろあるかなと。
個人的にはひなたさんが連日ツイッターのスペースで90分ほど実施されていた各領域の解説企画がよかったです。モチベーションの維持にもなったので、この場を借りてありがとうございました。
そんなわけで、自己採点ではギリ合格だけどこの点数ではまだ受かったとは自信もって言えません。待て来月!(結果は10月29日郵送)
※12/27追記
正式な結果ですが142点でした。合格ラインが今回は143点だったため、1点足りず不合格でした。また来年頑張ります。
コメント
コメント一覧 (2)
私の作戦は症例7割で一般問題5割5分で挑みました。やはり午後問題が時間的な余裕がありました。あと、苦手な脳神経や統計が少ない印象でした。やはり、当方も本来国語力で解答に近づくことが出来る問題を落としており(笑)残念
今回は割れ問題全て落として141から144でした!低空飛行でも合格出来れば良いと思いますので!私のお勧めは心理学検定と
遊先生の国試解説です。懇切丁寧で過去問しながら周辺知識も得ることができます。ご参考に👍