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日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。



見:U-NEXT
Info:公式サイトfilmarks

 U-NEXTにて。原作は未読だが、住野よるはこの前見た『青くて痛くて脆い』(2020年)がよかったので、なんとなくこれもよさそうだということで見てみた。また実写版『違国日記』(2024年)で朝を演じていた早瀬憩を見たかったのも一つ。

 『青くて』は大学生の痛さを描いたストーリーだったが、今回見た映画は高校生独特の痛みだなと思う。クラスという狭い牢獄ながら、期間限定の付き合いゆえに吹き上がってくる濃い感情。でもその濃い感情はポジティブとネガティブの両輪があり、いずれにしてもまだ10代後半の高校生にとっては「扱いが難しい」のだと思う。 ただでさえ「扱いが難しい」のが高校生の感情なのに、他人の感情の動きが見えてしまうという能力を主人公の5人それぞれが持ってしまっている。心が全て読める訳ではないが、感情のイメージであったり、振れ幅であったり、あるいは恋愛感情のベクトルだったりする。

 そうした別に見えなくてもいいものが見えてしまうことによって余計に面倒くさくなる感情を取り扱っているのがこの映画なのだろうと思う。各キャラクターの能力をビジュアル化している点は映画だからこそできる表現で、これは面白い試みだと思った。見えてしまうことでどういう反応を各キャラクターがするのかを、5人それぞれの担当をリレーすることで描いていくので同時に他のキャラクターの反応を見られるわけではない。その意味では、ある意味では「孤独」を描く映画でもあるのだろう。

 男女混合の5人グループが安定的なのもいい。それぞれの不器用さを隠せないながら、心地よい関係構築を目指そうとする姿もイマドキの高校生の群像なのかもしれない。痛みや孤独と向き合いながら、それでもみんなと仲良くいたい。痛みや孤独を各キャラクターがどう乗り越えていくのか、そして映画はどういうビジュアル表現をするのか。そうした要素を楽しむための青春映画だ。
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