見:イオンシネマ高松東 若手の櫻木優平監督が、実写映画とドラマも経験したタイトルを2024年にアニメ化というのは、正直不思議な組み合わせだなと思った。ただ四国映画、松山映画でもあるこの映画のロケーションがしっかり行われていることはよく分かる。例えば島し …
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背中を見ながら描く、残されたものを抱きしめる ――『ルックバック』(2024年)
原作が話題になったのは3年前の夏だが、原作を最後まで読まずにこの映画に臨めたのは結果的に良い選択だったかなと思う。まあそれはただの偶然で、3年前何で原作を読まなかったかというと読む時間的余裕がなかったからだと気づいた(第4回公認心理師試験の直前だったため …
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向いていること、向いていないことをみつめてきた85分 ――『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2024年)
見:OSシネマズミント神戸 もともと神戸滞在中に見る予定だった『PAST LIVES』の時間に間に合わなかったが、そういえばまだハイキュー!を見ていなかったなと思い、あえての神戸でハイキュー!ということをやってみた。昔から旅先で映画を見るのは一つの趣味だが、神戸 …
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それぞれの「語らない理由」と、美津未の「語る理由」 ――『スキップとローファー』(2023年)
「スキロー」という略称でインターネットでは話題になっていたアニメを少し遅れて一気見。「石川県の端っこ」出身である主人公の岩倉美津未は地元では「神童」であり、地元を含む地方の過疎化問題を解決したい→総務省の官僚になりたい→そのためにT大法学部に行きたい、 …
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再びの春に芽吹く変化の兆しと、成熟と未熟のあわいが生む鮮やかな反復 ――『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』(2023年)
見:イオンシネマ綾川 前作から半年を待たずに公開となったシリーズ新作であり、高校生編完結の1本である。春から始まった物語が次の春へ、つまり梓川咲太と桜島麻衣が出会ってから一年が経過することを様々な形で実感させられる作品になっている。 シリーズ前々 …
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黄前久美子たちにとってのオフシーズンとその過ごし方の模索 ――『特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜』(2023年)
見:イオンシネマ綾川 原作を読んでいたことすらこの映画を見るまで完全に忘れていたが、シリーズ前作が2019年4月公開だったことを考えると、この4年間のブランクにはいろいろな思いがある。2019年7月のあの悲しすぎる事件を経た後にキャラクターデザインを務めた池田晶 …
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楽観的な少年と孤高の少女が出会い、新しい物語が生まれる ――『もののけ姫』(1997年)
もののけ姫 [Blu-ray]ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン2013-12-04 見:金曜ロードショー 宮崎駿の新作を見て、最初に思い出したのは『もののけ姫』だった。『もののけ姫』ほどファンタジックでもないし、時代設定が古いわけでもないが、社会変動や自分自身の環境 …
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極私的な教養小説として提示されるアニメーションが問う「善き生」の構想 ――『君たちはどう生きるか』(2023年)
View this post on Instagram A post shared by バーニング (@seftyburning) 見:イオンシネマ高松東 ◆時代背景と純文学的なアプローチ まずこの映画を語る際に重要なのは時代背景なんだろうな、というのは1937年刊行の同名書籍が原作(というより …
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未来はきっと、輝いているから ――『アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY』(2023年)
見:イオンシネマ綾川 間違いなく言えるのは、これはボーナストラックなんだなということだ。何より映画1本の分量として、70分というのは短い。短いうえに、70分の中に学園時代最後のライブと、その後の彼女たちの姿を描いているので、どう考えても詰め込みすぎである。 …
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2022年のバスケットシーンとアニメーション技術 ――『THE FIRST SLUM DUNK』(2022年)
見:イオンシネマ高松東 2022年はそこまで多くの新作映画を見たわけではないが、年末に見たこれが結果的にぶっちぎりだなと思った。声優交代についてツイッターがかなり燃え上がっていたし、発表になったyoutube配信も少しだけ見ていたので(だからと言ってどうのこうの …
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