お茶の水女子大学SF研究会の部誌である『COSMOS 80』が読書メーターには含まれないので、合計38冊でした。
6月の読書メーター
読んだ本の数:37
読んだページ数:11343
ナイス数:62
見知らぬ町にて (新潮文庫)
読了日:06月01日 著者:辻 邦生
マレ・サカチのたったひとつの贈物 (中公文庫)
読了日:06月01日 著者:王城 夕紀
貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える
読了日:06月02日 著者:アビジット・V・バナジー,エステル・デュフロ
おうちのありか ~イエスかノーか半分か (3)~ (ディアプラス文庫)
読了日:06月02日 著者:一穂 ミチ
ケアする人も楽になる 認知行動療法入門 BOOK1の感想
認知行動療法の実践に必要な知見が平易に、かつコンパクトに書かれていてよい。認知行動療法は万能ではなく、認知行動療法の限界や注意点も丁寧に記されている。したがって全体的にわかりやすく、実用的な一冊となっている。昨今話題になっているケアする人のケアに関心を持つ人にも薦めたい。
読了日:06月02日 著者:伊藤 絵美
歩きながらはじまること―西尾勝彦詩集の感想
西尾勝彦は初めて読んだがこの言葉遣いはハマってしまいそう。ユーモラスと優しさが重なりあい、穏やかで楽しい世界を作り上げている。
読了日:06月04日 著者:西尾 勝彦
本と鍵の季節
読了日:06月04日 著者:米澤 穂信
誰になんと言われようと、これが私の恋愛です
読了日:06月05日 著者:劇団雌猫
うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)
読了日:06月07日 著者:加藤 忠史
団地の空間政治学 (NHKブックス)
読了日:06月07日 著者:原 武史
日本発酵紀行 (d47 MUSEUM)
読了日:06月08日 著者:小倉ヒラク
旅の時間 (講談社文芸文庫)の感想
さすが吉田健一といった感じ。それぞれの場所での出会いや日常を流れるようにゆったりと刻んでゆく文章の心地好さ。旅のしづらい時代には今にような時代には向いている一冊。
読了日:06月09日 著者:吉田 健一
分別と多感 (ちくま文庫)
読了日:06月10日 著者:ジェイン オースティン
或る青春の日記 (中公文庫)
読了日:06月12日 著者:北 杜夫
やがて秋茄子へと到る
読了日:06月12日 著者:堂園昌彦
脳は楽観的に考える
読了日:06月13日 著者:ターリ シャーロット
わたしの身体はままならない: 〈障害者のリアルに迫るゼミ〉特別講義の感想
色々な人が当事者目線でいろいろなことを語り下ろす本。当事者の個別性と代表性の間になにが転がっているかを考えながら読んだ。
読了日:06月14日 著者:熊谷晋一郎,伊藤亜紗,野澤和弘,石田祐貴,いちむらみさこ,今井出雲,大島真理佳,笠嶋敏,桐島優太,坂爪真吾,高木佑透,玉木幸則,馬場拓也,haru,樋口直美
ある作家の夕刻-フィッツジェラルド後期作品集 (単行本)
読了日:06月14日 著者:スコット・フィッツジェラルド
アメリカン・スクール (新潮文庫)
読了日:06月15日 著者:小島 信夫
大統領の条件 アメリカの見えない人種ルールとオバマの前半生 (集英社文庫)
読了日:06月16日 著者:渡辺 将人
高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)の感想
3年半ぶりに読んだが、『分別と多感』を読んだ後だったのでキャラクター同士の関係や物語の構造が時代背景含めて理解しやすかった。お金のために結婚するわけではないがお金はなんだかんだ重要(生活のために)というこの時代のリアリズムがこの小説でもしっかり息づいている。
読了日:06月17日 著者:ジェイン オースティン
読書と人生 (新潮文庫 み 5-3)の感想
「読書遍歴」と「如何に読書すべきか」がめちゃくちゃ面白かった。読書をするためには閑暇が必要だから時間を作れ、とにかく習慣が大事だ、学生時代に本をたくさん読め、読む時は濫読がいいが緩やかに読むほうがいい、古典や原書を読め、古本屋をこまめに覗け。新聞や雑誌やラジオや映画があるような今日では習慣づくりは困難だけどがんばれ(スマホに時間をとられがちな現代人にも突き刺さるお話)。
読了日:06月19日 著者:三木 清
高慢と偏見 下 (ちくま文庫 お 42-2)の感想
物語としては『分別と多感』のほうが個人的には好みだが、本作が何度も繰り返し読まれるのはこの時代のイギリス特有の価値観や制度がそこかしこに描写されているからだろう。オースティン自身は田舎出身だったとされているがしかしながらこれだけの多種多様なキャラクターを自在に操れるのは本当に半端ない才能だよな・・・と思うしかない読書体験だった。
読了日:06月21日 著者:ジェイン オースティン
川上未映子: ことばのたましいを追い求めて (文藝別冊) (KAWADEムック 文藝別冊)の感想
イーユン・リーとの対談の収録が抜群に面白かった。
読了日:06月21日 著者:
雨の朝パリに死す (角川文庫)
読了日:06月21日 著者:フィツジェラルド
五つ星をつけてよ (新潮文庫)
読了日:06月22日 著者:奥田 亜希子
エンド・オブ・ライフ
読了日:06月23日 著者:佐々 涼子
甘い蜜の部屋 (ちくま文庫)
読了日:06月25日 著者:森 茉莉
その姿の消し方 (新潮文庫)
読了日:06月25日 著者:堀江 敏幸
日本語の美 (中公文庫)
読了日:06月25日 著者:ドナルド キーン
ノーサンガー・アビー (ちくま文庫)
読了日:06月27日 著者:ジェイン オースティン
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)の感想
自分もそうだけど『紙つなげ!』や『エンド・オブ・ライフ』で佐々涼子の仕事を知った人は是非この本も読んでほしい。なぜ彼女が死を題材にしたノンフィクションを書き続けられるのかが少しわかった気がした。もっともそれは全く容易なことではなく苦悩そのものであり、そんな彼女の内面の複雑さもこの本にはつまっている。
読了日:06月27日 著者:佐々 涼子
女嫌いのための小品集 (河出文庫)
読了日:06月28日 著者:パトリシア ハイスミス
ポールとヴィルジニー
読了日:06月28日 著者:サン・ピエール
読書案内―世界文学 (岩波文庫)の感想
面白かった。名前が多く上がっているが、特にディケンズ、オースティン、ドストエフスキー、バルザックを絶賛している。プルーストは長いから飛ばし読みをしてもよい、という話は謎の安心感がある。あの長い小説を飛ばさずに読むことはほぼ不可能だ。
読了日:06月28日 著者:サマセット・モーム
幕間 (平凡社ライブラリー)の感想
傑作。時代背景を踏まえて読むとなお面白い。ウルフの文章のリズムと、来るべき暗い未来の前兆という作中の事情との相性がとてもよい。
読了日:06月29日 著者:ヴァージニア・ウルフ
遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)
読了日:06月30日 著者:宮下 奈都
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