Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2546ページ
ナイス数:25ナイス

惜日(せきじつ)のアリス惜日(せきじつ)のアリス感想
「優しい場所」にいつまでも留まってはいられない。
読了日:4月30日 著者:坂上 秋成
悲しいだけ・欣求浄土 (講談社文芸文庫)悲しいだけ・欣求浄土 (講談社文芸文庫)感想
章の物語を長々読んできたあとの「一家団欒」は圧倒的。「悲しいだけ」も本当に素晴らしい。あと個人的には「雛祭り」も好きかな。悲しさと感傷の作家なんだろうなと思う。本書が初めてなので、もっといろいろ読んでみたい。
読了日:4月30日 著者:藤枝 静男
VOCALO CRITIQUE PilotVOCALO CRITIQUE Pilot感想
総じて面白かったし、じゃぶらふきゅーさんによる「ボカロ文献ガイド」は今でも(この文章が書かれて時間が少し経った今だからこそ?)有効だろうと思う。ニコニコ動画以外の場でボーカロイドやその音楽が多様な形で扱われていることを実感できる。
読了日:4月25日 著者:
ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ)ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
読了日:4月19日 著者:冲方 丁
ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)感想
すらすら読んでいったが1巻がこういう終わり方をするとは思わず。引き続き2巻を。
読了日:4月19日 著者:冲方 丁
Cinematrix: 伊藤計劃映画時評集2 (ハヤカワ文庫JA)Cinematrix: 伊藤計劃映画時評集2 (ハヤカワ文庫JA)感想
Running Picturesにつづいて快作。戦争ものやSFもの、具体的にはブラック・ホークダウン、ボーン・アイデンティティ、パトレイバー、リベリオン、イノセンスあたりの文章がなかなかにいい。敵がいなくなったゼロ年代には、アナクロな管理社会はノスタルジーにもうつる。しかしながら映画は映画の表現があるし、新しさだけではなく、古さだって面白いものは面白い。あと他の人が書いてるけど、ネットで投稿、公開された日付はあってもよかったんじゃないかなー。
読了日:4月16日 著者:伊藤 計劃
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)ノルウェイの森 上 (講談社文庫)感想
映画よりはいいと思うが主人公の内省は苦手である。
読了日:4月14日 著者:村上 春樹
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)感想
コミカルな小川一水だけどあなどるなかれ、といったところか。星新一とはだいぶ違う気がするけど、ポップな感じのSFも書けるというのは(決してライトノベルのように傾倒していくのではなく)希少価値があるのではないか。
読了日:4月13日 著者:小川 一水
週末カミング週末カミング感想
柴崎友香の書く日常の風景はあらためて週末とくくらなくても、きっと大半は週末にあったのだろうと思う。つづき→http://dailyfeeling.net/Shibasaki-Tomoka_15
読了日:4月12日 著者:柴崎 友香
Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集 1 (ハヤカワ文庫JA)Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集 1 (ハヤカワ文庫JA)感想
より映画を魅力的に見せる、ためのレビューを書くという伊藤だが、結果的には単なるレビューではなく個性豊かな批評になっているのが見事。2巻のほうが総じて好みだけど、ファイトクラブに書かれた文章がこの巻だとお気に入り。
読了日:4月10日 著者:伊藤 計劃

読書メーター


2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1285ページ
ナイス数:34ナイス

ラブライブ! School idol diary ~高坂穂乃果~ラブライブ! School idol diary ~高坂穂乃果~感想
イラストもかわいらしく、楽しめた。来月以降も楽しみ。
読了日:5月31日 著者:公野櫻子
プログラム評価入門プログラム評価入門感想
輪読で使用。ところどころ訳がまどろっこしく日本語として変なところもあるが、プログラム評価とは何かから始まり、どのように研究を設計し最終的に報告書を書き上げるかまでが書かれており、よくまとまった一冊だとは思う。入門書なので学生向きかと思いきや政治的にどう振る舞うかということも書かれており実務や現場の人が読んでも面白いかも知れない。
読了日:5月28日 著者:マイケル スミス
死の島〈上巻〉 (1971年)死の島〈上巻〉 (1971年)感想
過去と現在、そしてフィクションが入り交じった不思議な小説であり、不思議な読書体験。場面が転換すると文体や雰囲気が大きく変わり、一人の作家が書いているということを忘れてしまう。自己のアイデンティティに起因する「不安」が、創作という行為を通して浮かび上がってくる中、3人の関係が今後どのように変容していくのか。あるいは、過去から現在へとうつるなかで変容してきたのか。下巻もじっくり読んで味わいたい。あと、今まで読んだ福永作品のなかではもっとも詩的な小説でもあると思う。
読了日:5月24日 著者:福永 武彦
青空感傷ツアー (河出文庫)青空感傷ツアー (河出文庫)感想
柴崎小説に定番の東京と大阪以外の場所がいくつか舞台になり、その風景の表現が小説の(とりわけ「私」の)テンションと密接につながっている。どこかにいそうな誰かを書くなかで、読み終えたときのほんの少しの変化を演出するというスタイルはこのころからあるのだな。つづき→http://dailyfeeling.net/Shibasaki-Tomoka_03
読了日:5月12日 著者:柴崎 友香
小説 PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物小説 PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物感想
分かっちゃいたけど悲しい話。佐々山は愛すべきキャラクターだなあ。狡噛がおとなしく見えるくらいには。
読了日:5月2日 著者:高羽彩,ニトロプラス

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2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4246ページ
ナイス数:57ナイス

きょうのできごと (河出文庫)きょうのできごと (河出文庫)感想
一つの舞台を設定していることで登場人物たちがどのような生活をしているのかが感覚的に伝わってくる。彼ら彼女らは、地図上のあのあたりの場所までは足を運ぶだろうけど、それより遠くへ行くことは日常的にはないだろうといった、地理学的(柴崎の大学時代の専攻でもある)なイメージを読者は抱くことが可能だ。柴崎友香はそうやって地図上を移動するキャラクターたちを書くことで、「いま」を描写する作家だと言える。でも、「いま」を生きている彼ら彼女らには、もちろん過去があるし、未来への不安もある。そういう、ありふれたこと。
読了日:7月31日 著者:柴崎友香
ランプコントロール (中公文庫)ランプコントロール (中公文庫)感想
途中で「別れのあとの静かな午後」のリメイクだと知ったが、これを読んだのはずいぶん前のことだったので新鮮なものとして読めた。大きく分けて前後半、ドイツでの仕事仲間やステファニーとの日々(1〜3章)と、日本での理沙との日々(4〜6章)がつづられていく。大崎善生らしく、ドラマチックというよりはゆったりと終わりに向かって展開していく形で、大崎ブルーとも呼ばれる切なさや感傷は今回も堪能できる。いい意味でいつも通りだなと思いながら読んでいたが、そうかこういう形で終わらせるのかと感じ、静かに本を閉じた。
読了日:7月27日 著者:大崎 善生
グッドモーニンググッドモーニング感想
恐怖を言語化しようとするから攻撃的になるのかな。死にたいと言うことは死にたくないと言っているようなもので。
読了日:7月26日 著者:最果 タヒ
イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)
読了日:7月25日 著者:乾 くるみ
猛スピードで母は (文春文庫)猛スピードで母は (文春文庫)感想
「サイドカーに犬」のほうが好みかな。少しいびつな家族のお話。
読了日:7月20日 著者:長嶋 有
半分の月がのぼる空 2 (文春文庫)半分の月がのぼる空 2 (文春文庫)感想
背伸びと痛み。やさしさと報い。経験を重ねて少年はすこしずつ大人になっていくし、大人は少年に向き合うようになる。
読了日:7月20日 著者:橋本 紡
ショートカット (河出文庫)ショートカット (河出文庫)感想
想像力と気分次第で、距離はいとも簡単に縮められる。らしい。
読了日:7月19日 著者:柴崎 友香
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年感想
坂上秋成がノベルゲーム的と言っているとおりの構成で、ありえたかもしれない可能性を考慮しつつ虚構あふれる現実に対してどう向き合うかというのがひとつの命題なのだろう。長く悲しくもある(悲しさだけではない)巡礼を終えたあとにしては、救いのあるラストだと思う。生きているものには責務がある。
読了日:7月18日 著者:村上 春樹
ラブライブ! School idol diary ~園田海未~ラブライブ! School idol diary ~園田海未~感想
ほのかが好きで好きでしょうがない安定のうみちゃんだった。まきちゃんのお家事情にうみちゃんが介入するのはやや意外だがこれもほのか愛のなせるわざか。
読了日:7月18日 著者:公野櫻子
片割れを持つ者―松本信洋詩集片割れを持つ者―松本信洋詩集感想
都市を書く人なのだろう。2002年の詩集だが、いま読んでも違和感がなく、一定の普遍性があるものを書く人なのだと思う。後半は少し実験をしようとしてやや失敗している感があるが、全体としては面白く読んだ。
読了日:7月17日 著者:松本信洋
島はぼくらと島はぼくらと感想
自分が瀬戸内海の島出身(作品の舞台とは人口が10倍くらい違うと思うけども)ということもあるが、これまたいいもの読んだなあという感覚が楽しい。どこかにモデルはありそうだけど、ひとつの架空の島を舞台にしているという意味を、章を重ねるごとに実感できる。3章と4章がよかった。この展開はずるいなーと思ったけど最終的には赤羽環ににやっとさせられる。あと、他の人も指摘してたけど多葉田蕗子は安藤美姫とダブってしまった(タイミング的に)。全体的には瑞々しさと、ほんの少しの成長を書くのが相変わらずうまい。
読了日:7月15日 著者:辻村深月
半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)感想
発売当時の10年前から知ってたのになぜか読んでなかったが、これを機に読めてよかった。本当によかった。誰かにやさしくなることのリスクと向き合うことを橋本紡はかなり意識している。あと飯田一史さんの解説が熱い。泣けてくる。あと方言いいですね。関西と中部の言葉が混ざりあう感じ。
読了日:7月11日 著者:橋本 紡
Mの迷宮 『輪るピングドラム』論Mの迷宮 『輪るピングドラム』論感想
前作のまどマギ論よりは枠組みが一貫していて面白かった。そしてやっぱりウテナは見ないといけないなあ。
読了日:7月7日 著者:山川 賢一
パンツァークラウン フェイセズI (ハヤカワ文庫JA)パンツァークラウン フェイセズI (ハヤカワ文庫JA)感想
一言悪いと言うのは簡単だが、なんというか乗り切れないのはつらい。これから面白くなるとしても、その萌芽がなくては読んでいても期待感に欠ける。
読了日:7月7日 著者:吉上 亮
死の島〈下巻〉 (1971年)死の島〈下巻〉 (1971年)感想
素晴らしい読書体験だった。本当に素晴らしかった。
読了日:7月7日 著者:福永 武彦
詳説 世界史B 改訂版詳説 世界史B 改訂版
読了日:7月6日 著者:佐藤次高,木村靖二,岸本美緒
魚神 (集英社文庫)魚神 (集英社文庫)感想
描写、雰囲気はよい。
読了日:7月5日 著者:千早 茜
日本の中央―地方関係: 現代型集権体制の起源と福祉国家日本の中央―地方関係: 現代型集権体制の起源と福祉国家感想
輪読で使用。
読了日:7月2日 著者:市川 喜崇
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)感想
千街さんの解説がよかった。かつての米澤はこういう形式の小説を書かなかったが、この5編のなかにあるダークさや悪意は、いままでの米澤の書いてきた小説にも宿っていたものだ。それがサヴァイブするためのものであって、という解釈をすると一気にゼロ年代的な様相を呈してくるわけだけど、それはそれとして、あえていまこの時代に教養主義的なものをぶつけてくるのは面白い。みんな絶賛の「玉野五十鈴の誉れ」以外だと「北の館の罪人」がお気に入りです。いずれも、純粋で切ない悪意だ。
読了日:7月1日 著者:米澤 穂信

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