Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

 最近は深夜アニメとアイドルに生かされているわけだけど、それって全部女の子じゃないですかーと言われそうなのでなかなかおおっぴらに言えることではない。(*1)ネットではガンガン言ったりするけど。でも重要なのは性的な意味はあまり付加されず、あくまで女の子を見る/観ることの行為性が重要だったりするわけですよ。たぶん。
 そもそも女の子を愛でることに男女の差はあんまり関係なくて(そもそもかわいい、という言葉は女子の特権だったりするわけだ)アニメ好きな女の子もアイドル好きな女の子も一定数いたりする。ボカロ界隈だと消費者は女子のほうが多かったりするわけで、そういう子たちがミクやGUMIかわいーと公然とネットで書き連ねている時代なのだからいやはやインターネットも開放的になったなあ、としみじみしているよ。

 それはそれとして、よくよく考えると高校受験のときとか大学受験のときなんかは好きな女の子がいる、みたいなのがモチベーションになってたりするし、いまはいまで前述したようにアニメとアイドルという2次元と3次元の両方が日々のエネルギーになっているなあということをこの前考えた。たまたまネット上で「素敵な女の子」に救われて生きている、みたいな話をしたんだが、大げさかどうかはさておいて、たとえ世界に絶望してもどこかにあの人がいるのなら、みたいな気持ちはあるんじゃないかな、と思うわけですよ。
 坂上智代が「智代アフター」の最後につづってた言葉とも通じるかもしれないが、だからこそもう絶望しない、と少なくとも暫定的には思うことができる。実際はまた絶望したりユーウツになったり落ち込んだりうまくいかなかったり、というもろもろの心境の変化はあるとしても、どこかでつなぎ止まる気はするんですよね。
 だから女の子最強というのではなくて、たまたまひとつのよすがとして女の子にすがる、みたいなのは二次元的想像力をさしおいても自分のなかにはあるなあと思っている、というお話。重要なのはかっこつきであって、ある種自分のなかで偶像化しているときもあったりするんだろうけれど、偶像化することで自分が生き延びることができるならそうするしかなかったりもする。文字通り偶像的存在であるアイドルの歌う歌詞はいかに非現実的で明るすぎるか、なんてことを責めても意味はない。役割に忠実であるということは、そのぶんより偶像性を帯びて、なんらかの理念型のような形へと近づいていく。理念型だから意味はない、なんていったらどっかの学者が黙っちゃいない。あくまでそうやって想像(あるいは創造)できることに意味があるのだから。

 あとはまあ、ひとりで悶々としたり卑屈になったりするめんどうくさい性格なので、ふと眺めていた深夜アニメとかアイドルソングに救われるのと感じるのはひとりよがりな自分ではいたくない、と思わせてくれる力を持っているからでもある。最近だと夏色キセキとモーレツパイレーツと坂道のアポロンが白眉だったと思うんだけど、並べてみて改めて思うがアニメの醍醐味のひとつは群像劇を1クールないし2クールほどを使ってじっくり書き込めるところにあるような気がする。(*2)緒方恵実の発言じゃないが、明らかに狙いすぎる深夜アニメもままあるなかで、強い物語を提示してくれる、要は骨太なアニメはそう多くない。まあこれは制作の問題とか単純に業界の問題とかいろいろあるだろうから一言でこうだ、とは言えないけどね。アニメの制作数はここ10年ちょいで格段に増えてしまっているから全体としての質は・・・なのはしょうがないんだけどね。
 話を戻すとつまりは何かに生かされていると思うことはそれ自体がひとつの幸せなのかもしれないし、幸せという言葉を使わなくてもよすがが自分の外のどこかにある、ということは一つの力にはなるだろう。その形式というかスタンスというか動機が多少偏っていても基本的に放っておいてくれるとすごくうれしいな、って思うわけだ。共感してもらえるともっとうれしいけどそれはちょっとぜいたくなので、どこかの夜に酒でも酌み交わしながらということでなにとぞ。というかこういうネタで話せる相手がいるのかどうかは不明ではあるが!

 もうあたりまえに流通してしまっていて新鮮味もなにもない結論をいうと、かわいいは正義だしかわいい女の子は最強ということでいいんじゃないかと。別にかわいくないは不正義とは言ってないからね、論理学的に。
 というわけで深夜ネタをブログに起こすことをしていいのかどうかはアレな感じもしつつ、たまにこうやって雑文を殴り書きしたいので新しくカテゴリを作ってみた。またいつか、気が向けば。

*1 まあ、あまり小難しいとか堅い人間だとかに思われるのをふせぐためにわたしはただのオタクです、と弁明することはたまにある。

*2 余裕があれば今度春アニメまとめと夏アニメの雑感、みたいなことを書きたい。ちなみに夏アニメはP.A.WORKSの新作であるTARI TARIに断然期待してるけどクドリャフカ編にはいった氷菓とか、ノイタミナの夏雪ランデブーあたりが楽しみ。

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トマパイではWADAちゃんが好きなんですがYUI(小池唯)はさすが安定の美人さんだなあ、と再確認したMV。
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