U-20ワールドカップの決勝、すごい試合でしたね。まあすごかったのはガーナなんですが。ブラジルは若手中心だからか、組織的なチームでポゼッションを高めて点をとりにいこう、というサッカーでした。ガーナは基本的には引いてから攻め上がるというサッカー。カウンターでも無理をせず後ろで回したり、緩急を使ってサイドから攻め上がる、というようなサッカーが特徴的だった。
前半は6:4のポゼッションだったようだけど、数字以上にブラジルが攻めていた感じ。ただきっちり引いて守るガーナを上手く崩せず、という展開が続く。これは後半、ガーナが1人減ってからも顕著だっかなと。アッドゥのスライディングは片足だけで、あれで一発レッドはどうなのかな、とちょっと思いました。ただ、あそこで止めてなかったら1点失ってた可能性は高かったので結果的にはよかったのかもしれない。
後半の立ち上がりこそ数的優位やマイコン投入などでチャンスらしいチャンスがいくつかあったんですが、守りきるガーナが強かったと言える。ブラジルはマイコン、アレックス・ティシエイラというFW陣は元気だったし、ジュリアーノもいい動きをしていたと思うけど、全体の連携がアタッキングサードに入ってから今ひとつだったのかなと。FW以外は組織を大事にするようなサッカーに見えて、それがFWとかみあわなかったのかどうなのか、と言ったところ。ガーナが引きに引いてるのでパスの出しどころが難しい、というのはあったと思う。
1人減ってからもガーナの集中力は減るどころか、さらに増した気がします。自陣ゴール前での気迫の守備は印象的。延長戦でさらに洗練されたんじゃないかな、と思いながら見ていた。たぶん1人減った状態でブラジル相手に1点をとりにいくサッカーはあまりにもリスキーだから、攻撃はあえておそろかにして守備を重視したんだろうと見ていた。カードの切り方にも顕著だと思う。延長戦を見込んでいてのサッカーが、本当に延長戦まで継続できたのは地の利もあるだろうが、決勝まで戦ってきた結束力もあるのだろう。キャプテンの10番アイエウが鼓舞するシーンもあったし。いいチームだなあと思ってました。
両国とも基本的には点を取るサッカーで勝ち上がってきたようだけど、ここ一番というところで守備を固められるのはガーナのこの世代のチームの特徴だと思いました。攻め方もゴール前で個人技を使うことはあっても、落ち着いた展開を見せたり、はたまたサイドを一気に駆け上がったりと単調にならない攻撃だったと思う。何より少ないチャンスであわよくば1点、という気迫が感じられた。ポゼッションが多いブラジルは時間があればなんとかなるだろう、というサッカーだったように思う。実際俺も後半時間の問題かと思っていたが0-0で終わった時点で、ブラジルは点をとれないんじゃないか、とさえ思った。
延長戦はガーナのGKアギエィ君をほめるべき。ここで彼は川口能活と化したと思ってる。だからPK戦も、むしろガーナにチャンスがあると思って見ていた。攻め続けたブラジルが、最後の大事なところでPKを外すというのも、アギエィのタイミングが合い始めていたこともあるだろうが皮肉なめぐりあわせですね。
延長はいよいよブラジルが疲れてましたね。守り主体のガーナもきつかっただろうが、ブラジルは攻撃がさらに単調になってしまった。惜しいゴールも前述したアギエィに阻まれる。これでよりガーナを元気にしてしまった、というのもあるだろう。延長に入ってからはガーナは完全にカウンターねらいでした。ここでカードを切れたことで新鮮な選手(アグエイマンだったかな)が攻撃で目立ち、ブラジルを余計疲れさせた。
ここまでタフなゲームを最後にガーナが制することができたのは実力なのでしょう。運ではない。ブラジルが国内組中心の布陣に対してガーナは欧州組を多くそろえたことも、タフなゲームを勝ち抜くサッカーや連係を重視するサッカーを展開できたことと何らかの関係性があるのではないかとも思った。このゲームでアギエィ君の株も一気に上がっただろうから(決勝以外をよく見てないのであれだが)彼にもオファーが来るに違いない。
決勝はガーナにとってはまさに死闘。それをよく制したと思う。深夜というかもはや早朝に、面白いゲームだった。彼らのがんばりのせいで俺の睡眠時間というか生活リズムが崩されたが文句など誰が言えようか。
U-20なので俺と同世代の選手の活躍を等身大で見ていたのだと気づいた。ほとんどが同世代の89,90年生まれの選手なのでね。ブラジルのFWマイコンとは誕生日が相当ニアミスしてたり。ブラジルには90年2月生まれが4人も登録されてるしなあ。勝手に親近感をもったのでした。
前半は6:4のポゼッションだったようだけど、数字以上にブラジルが攻めていた感じ。ただきっちり引いて守るガーナを上手く崩せず、という展開が続く。これは後半、ガーナが1人減ってからも顕著だっかなと。アッドゥのスライディングは片足だけで、あれで一発レッドはどうなのかな、とちょっと思いました。ただ、あそこで止めてなかったら1点失ってた可能性は高かったので結果的にはよかったのかもしれない。
後半の立ち上がりこそ数的優位やマイコン投入などでチャンスらしいチャンスがいくつかあったんですが、守りきるガーナが強かったと言える。ブラジルはマイコン、アレックス・ティシエイラというFW陣は元気だったし、ジュリアーノもいい動きをしていたと思うけど、全体の連携がアタッキングサードに入ってから今ひとつだったのかなと。FW以外は組織を大事にするようなサッカーに見えて、それがFWとかみあわなかったのかどうなのか、と言ったところ。ガーナが引きに引いてるのでパスの出しどころが難しい、というのはあったと思う。
1人減ってからもガーナの集中力は減るどころか、さらに増した気がします。自陣ゴール前での気迫の守備は印象的。延長戦でさらに洗練されたんじゃないかな、と思いながら見ていた。たぶん1人減った状態でブラジル相手に1点をとりにいくサッカーはあまりにもリスキーだから、攻撃はあえておそろかにして守備を重視したんだろうと見ていた。カードの切り方にも顕著だと思う。延長戦を見込んでいてのサッカーが、本当に延長戦まで継続できたのは地の利もあるだろうが、決勝まで戦ってきた結束力もあるのだろう。キャプテンの10番アイエウが鼓舞するシーンもあったし。いいチームだなあと思ってました。
両国とも基本的には点を取るサッカーで勝ち上がってきたようだけど、ここ一番というところで守備を固められるのはガーナのこの世代のチームの特徴だと思いました。攻め方もゴール前で個人技を使うことはあっても、落ち着いた展開を見せたり、はたまたサイドを一気に駆け上がったりと単調にならない攻撃だったと思う。何より少ないチャンスであわよくば1点、という気迫が感じられた。ポゼッションが多いブラジルは時間があればなんとかなるだろう、というサッカーだったように思う。実際俺も後半時間の問題かと思っていたが0-0で終わった時点で、ブラジルは点をとれないんじゃないか、とさえ思った。
延長戦はガーナのGKアギエィ君をほめるべき。ここで彼は川口能活と化したと思ってる。だからPK戦も、むしろガーナにチャンスがあると思って見ていた。攻め続けたブラジルが、最後の大事なところでPKを外すというのも、アギエィのタイミングが合い始めていたこともあるだろうが皮肉なめぐりあわせですね。
延長はいよいよブラジルが疲れてましたね。守り主体のガーナもきつかっただろうが、ブラジルは攻撃がさらに単調になってしまった。惜しいゴールも前述したアギエィに阻まれる。これでよりガーナを元気にしてしまった、というのもあるだろう。延長に入ってからはガーナは完全にカウンターねらいでした。ここでカードを切れたことで新鮮な選手(アグエイマンだったかな)が攻撃で目立ち、ブラジルを余計疲れさせた。
ここまでタフなゲームを最後にガーナが制することができたのは実力なのでしょう。運ではない。ブラジルが国内組中心の布陣に対してガーナは欧州組を多くそろえたことも、タフなゲームを勝ち抜くサッカーや連係を重視するサッカーを展開できたことと何らかの関係性があるのではないかとも思った。このゲームでアギエィ君の株も一気に上がっただろうから(決勝以外をよく見てないのであれだが)彼にもオファーが来るに違いない。
決勝はガーナにとってはまさに死闘。それをよく制したと思う。深夜というかもはや早朝に、面白いゲームだった。彼らのがんばりのせいで俺の睡眠時間というか生活リズムが崩されたが文句など誰が言えようか。
U-20なので俺と同世代の選手の活躍を等身大で見ていたのだと気づいた。ほとんどが同世代の89,90年生まれの選手なのでね。ブラジルのFWマイコンとは誕生日が相当ニアミスしてたり。ブラジルには90年2月生まれが4人も登録されてるしなあ。勝手に親近感をもったのでした。
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