Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

 法学部の水島センセが今週の直言で面白いことを書いていた。ずばり、「ブログをやらないわけ」だそうだ。
 面白いと思ったところを抜粋しながら書いていこうと思う。

 簡易で安易な手段というのは問題も少なくない。ネットの世界では、公私の区別が相対化され、公的言説が限りなく軽く、無責任になる傾きがある。人への批判や非難を「つぶやき」や「独り言」の形で垂れ流していく分、「出す」側は気楽だが、批判を「受ける」側からすればたまったものではない。

 無責任さ、というのはネットを長年やっているともういいよと思うほど痛感することだ。まあ、痛感を通り越して諦めの気持ちもあるが。
 中学生のころは夏になると(夏休みなので)俗に厨房と呼ばれる輩がチャットや掲示板に大挙押し寄せて傍若無人な発言やらを繰り返す。その時は自分も中学生だから年齢的には厨房だったのかもしれないが、精神的にはもう少し彼らの上を言っていたとは思う。傍観する余裕はあったし。高校生や大学生にもなってブログの書き込みが原因で処分を受けたりする例は多いわけで。
 息抜きや遊び感覚でブログをやり始め、それでネット上での交流をはかったりリアルの友達と見せあいっこする分には問題がない。一番恐いのは、ネットとリアル(オンとオフ)の境目が見えづらくなることにある。それが悪い方にいくと前述したようにもなってしまう。リアルだったら垂れ流した言葉を聞くのは周りの人でしかないが、ネットでは自分の知っている人よりも不特定多数の名もなきROMの人たちがいることを、感覚的に喪失する可能性がある。というか、現実にそうなのだと思う。
 つまりは

 私生活上のことや、その時々の徒然なるものを書くときにも、「文章を書く」以上は品位と抑制が求められる
 
 なのだろう。ネット上に公開する責任を、あなたは負うことが出来るのか、とね。
 ネット上でもSNSや携帯専用サイトのような意図的に、積極的な意味で閉じられたサイトが増えてきたことで、余計に感覚があやふやになる気がする。そのサイト内、コミュニティ内ならば、文句は言わないけれど。今回のテーマのブログとは別なので、それはそれとして。

 あと単純に思ったのは文章のクオリティ。これに関しては要求するほうがおかしいのだとも思う。その点、HTMLで書かれた文章は面倒をかけてかかれたものであり、おそらくは推敲もされただろうし、何よりも自信を持って投稿する「文章」であることがブログよりは多いだろう。
 つまり、ブログを見る行為はクオリティを楽しみに見ているというよりは見続けることに意味があるから見ているほうが多い気はする。全てではないし、全てではない。

 おそらく一昔前、HTMLで相当面倒をしないとネット上に文章を投稿できない時代においては、無責任だとか垂れ流すだとかは無縁だったのだろう。常時接続時代を迎えたこと、携帯電話でのネット接続がより便利になること、そしてブログの登場。これほどまでにネットを触ることが当たり前になり、ひいてはパソコンに関する十分な知識もないままネット上で文章を読んだり書いたりすることが可能になった。
 それ自体を別にどうこう言うつもりはないが、ここ10年ちょっとでパソコンやネットをとりまく空気が大きく変わったと実感する。それでも、だからこそ改めてネット上で投稿する文章には責任を持ってほしい。これは俺が中学生のころにある人から言われたことなのだが、これが当たり前のようで当たり前でない。どこかで、忘れてしまう。俺も人のことは言えないと思うから、常にこのことを頭に入れている。

 相変わらず上手く考えがまとまらなくて何とも言えないんだが、俺がブログを書くスタンスを最後に。
 前にも書いた気はするが、まず自分のために書く。その次に、誰かのためになればいいと思うから、公開する。文章に対する責任は、ブログであろうとHTMLであろうとスタンスは変わらない。俺にとっては単純にツールが違うだけという認識なので。
 書き始めたきっかけがよく分からんのだが、とりあえず俺とライブドアが生きている限りこのブログはゆるりゆるりとでも続くと思う。毎日10人前後の人はコンスタントにカウンターを回しているのもあるし、その人のためにというのでもないが。ただ、文章を読んでくれることは素直にありがたいと受け取っている。

***

 というわけで、課題やりますね、課題。
 フィギュアスケートのGPシリーズが始まったりして楽しみな季節が来ました。駅伝もまっさかり。週末は大学駅伝の全日本だし。
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