2024年05月30日|movie , documentary やがて忘れ去ってしまう日々のこと ――『14歳の栞』(2021年) 見:ホール・ソレイユ いつぞやの春先にラジオでやたらクリープハイプの「栞」が流れているなあと思っていたが、3年後の今ごろになってようやくこの映画の主題歌として起用されていた(だからタイトルの「栞」がダブっている?)ことをようやく知った。元々はFM802の春 … 続きを読む
2024年05月27日|movie 見る/見られる構図の応酬と、rule/conventionの問い直し ――『水深ゼロメートルから』(2024年) 見:イオンシネマ高松東 原作は徳島市立高校による高校演劇で、全国大会に出場する権利はあったが新型コロナの影響で上演はされていない。ただ当時の顧問がyoutubeにアップロードしているため、原作も鑑賞することができる(映画を見た時点では演劇は未見)。 子ど … 続きを読む
2024年05月20日|movie あえて「外す」面白さと、「分からないこと」を映し出す意味 ――『悪は存在しない』(2023年) 見:ホール・ソレイユ 『悪は存在しない』というタイトルでこういう映画を作るのがいかにも濱口竜介だなあ、と思いながら見ていた。嬉しかったのは『ハッピーアワー』で主人公格のキャラを演じていた菊池葉月を再見できたことだ。彼女ならああいうセリフ回しをするのだ … 続きを読む
2024年05月16日|movie , anime 向いていること、向いていないことをみつめてきた85分 ――『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2024年) 見:OSシネマズミント神戸 もともと神戸滞在中に見る予定だった『PAST LIVES』の時間に間に合わなかったが、そういえばまだハイキュー!を見ていなかったなと思い、あえての神戸でハイキュー!ということをやってみた。昔から旅先で映画を見るのは一つの趣味だが、神戸 … 続きを読む
2024年05月12日|movie 夏を終わらせるための決断と選択 ――『明ける夜に』(2023年) 見:Jaiho 悪い意味ではなく素朴な感想として、「変な映画だな」と思った。4つの会話劇がバラバラに提示されることと、夏の終わりらしいこと(8月31日から9月1日にかけての一夜)だけは分かる。つまり、4つの異なった場面においてすべてが一幕劇のような、始まってから … 続きを読む
2024年05月11日|days 【2024年4月振り返り】花粉の季節、現職6年目の新年度 花粉症を患ってもうすぐ20年くらい経過するが(おそろしい)、それ以降4月は鬼門だなというのを再確認した。新型コロナの流行によって2020年からほぼ一貫してマスクをしているので(福祉職なので現在でもそうなる)以前に比べると花粉が楽に感じた年もあったし、今年は3月 … 続きを読む
2024年05月09日|days 【2024年3月後半振り返り】学位記と合格通知を受け取りながら、「失われたルート分岐」に思いを巡らせる春 気づけば2年間なんてあっという間だったな、と思った3月だった。まあ実際、早稲田時代の後半2年間も、前半の2年間と比べればあっという間にすぎて、そして濃密だったわけだから、それからさらに歳をとり、仕事との両立で大学の単位を取る作業というのは基本的に隙間産業 … 続きを読む