見:Amazonプライムビデオ ファン・ボルムの小説『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』を読んでいた時に言及されていたのが『リトル・フォレスト』だった。オリジナルである日本版なのかリメイクである韓国版なのか、小説の中ではどちらへの言及なのかがややはっきりとしなか …
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2024年04月
物理にとりつかれ、政治に飲み込まれてゆく ――『オッペンハイマー』(アメリカ、2023年)
見:イオンシネマ高松東 今年のラインナップならばアカデミー賞を複数部門獲るだろうとは思っていたが、思った以上に圧勝だったなと感じた。確かにこの物量(3時間近い!)と、このテーマならアメリカのみならず世界中の人に訴求力があるのは確かだろう。少なくともロ …
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戦後フェミニズムの先駆けとしての女子野球 ――『プリティ・リーグ』(アメリカ、1992年)
見:NHKBSシネマ NHKBSシネマにて。原題が"A League of Their Own"なので「プリティ・リーグ」というクソ邦題はさすがにどうかなと思うけど、女性性の押し付け(ユニフォームがスカート!)や男性との間の女性差別(そもそも女性が野球なんてすべきではないという価値 …
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3度目の映像化に期した最終話のメッセージ ――『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』(NHK、2024年)
『舟を編む』はテレビアニメと実写映画化されてきたことですでに知名度は抜群の原作のひとつだと思うが、それを2024年になって再度映像化するとは思わなかったのが最初の感想だった。もうずいぶん前とは言え、本屋大賞受賞作というのは、これほどまで原作パワーを持つの …
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第36回社会福祉士国家試験振り返り(結果報告、感想、勉強法)
2月4日に第36回社会福祉士国家試験を受けてきました。3月下旬に届いた結果を載せつつ、勉強法を振り返りたいと思います。ちなみに結果は自己採点より1点多かったです(よくわからないが)。来年の試験からカリキュラム変更が反映されるので参考になるかどうかはわからない …
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失うこと、老いること、あるいは記憶を残すということ ――『瞳をとじて』(スペイン、2023)
見:ホール・ソレイユ 3時間近くのボリュームがある映画を夜勤明けに見に行くことに対していくらかの躊躇はあったものの、高松で見られるタイミングとしてはもうここしかないというタイミングだったので短い仮眠を挟んでからソレイユで見て来た。 この前見た『afte …
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【2024年3月前半振り返り】7年ぶりのモヤウ、ギリギリ間に合った確定申告(毎年恒例)
気づけばもうすぐ一カ月ほど経ってしまうが、岡山の後楽園そばの廃小学校で3月10日に行われた おかやま文学フェスティバルに参加した。イベントついでにcafe moyauに行けるのではと思い、モヤウにも訪問したが2016年の12月以来、7年3カ月ぶりだった。その時はまだ宇 …
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