10月は橋迫瑞穂『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』の読書会をした。第2波フェミニズムが間接的にアシストした側面と、現代のフェミニズムが取りこぼしている側面とがあり、歴史的かつ客観的にこの現象を捉えた良書といったところ。 妊娠・出産をめぐるスピリチュア …
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2021年11月
制度としての恋愛と結婚、マミートラックと雇用慣行を考える ――「恋愛関係の外側に位置する親密さ」を構想する(2)
前回の続き。前回は恋愛結婚の歴史の話を最後にしたわけだが、これはネガティブでもポジティブでもなく、単に近代化によって時代が進むにつれて恋愛結婚が増えてきた、ということを振り返っただけだ。こういうタイトルでものを書くと恋愛や結婚を否定しているとも解釈さ …
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フラート、クワロマンティック、重要な他者 ――「恋愛関係の外側に位置する親密さ」を構想する(1)
恋愛の外側、つまり友達以上恋人未満の感情や持つ異性との関係性について、少し前から考え続けている。以前、桃山商事のイベントレポート記事(詳しくは以下のリンクを参照)で「フラート」という概念を知ったとき、これはなにかに使えるかもしれないなとは感じていた。 …
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何もないようで、小さな何かが起こり続ける ――『自由が丘で』(韓国、2014年)
見:Jaiho 60分を少し超えるくらいの短い映画で、登場人物も限られた人数しかいない。加瀬亮演じるモリという日本人の青年が韓国を訪れ、ある女性を探すだけというシンプルなストーリーだ。モリは韓国で親密にしていた女性がいたが、あるときから連絡がとれなくなり、彼 …
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2021年9月&10月の読書記録
View this post on Instagram A post shared by バーニング(TARO K) (@seftyburning) View this post on Instagram A post shared by バーニング(TARO K) (@seftyburning) 1枚目が9月、2枚目が10月に読んだ本。9月は読書メータ …
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