2017年02月14日|books 19世紀のロシアは奥深く、難しく、面白い ――ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(亀山郁夫訳:2006-2007、光文社古典新訳文庫)読書メモ ◆1巻 いまのところもっとも善良に思われるアリョーシャが変人というのはこのあとの展開が気になるところ。まだまだ先は長いが、1巻の中で膨大に費やされている宗教的な記述(主に信仰をめぐるもの)は今後の大きな伏線になっているのか。あとカテリーナという盤石そうなヒロ … 続きを読む