見:Netflix info:filmarks/IMDb 2023年配信開始のNetflixオリジナルの大人のラブコメムービー。20年越しの長い長いすれ違いと、急にやってきた追加的な一週間のドタバタ劇を描いている。「ユアプレイス、マイプレイス」という邦題にあるように、一週間だけ互いの家に …
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小さな街の日常と非日常、ただそれだけ ――『ソフィーの旅日記』(韓国、2021年)
見:Amazon Prime Video/filmarks filmarksのコメントを見ていてホン・サンスの名前を出す人が多かったのと、アマプラで見られるという事情も手伝って見てみた韓国映画。ちなみに監督のイ・ジェハンは本作が長編デビューのようで、『私の頭の中の消しゴム』(2004年) …
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信頼関係の気高さ、深海の壮大さ ――『ディープ・ブレス 呼吸、深く』(Netflixオリジナル、アメリカ、2023年)
見:Netflix filmarks/IMDb A24配給のネトフリオリジナルドキュメンタリー。フリーダイビングで世界記録を作った若い女性と、彼女を支えるアラフォーのセーフティダイバー(救助ダイバー)男性のバディもの。邦題だと分かりにくいけど、原題は"The Deepest Breath"、つ …
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ロマンス展開を拒否し続ける現状維持バイアスの強さとその理由 ――『PAST LIVES』(アメリカ、2023年)
見:Amazon Video 公式サイト/filmarks/IMDb これは『秒速5センチメートル』のアフターストーリー的であり、変奏でもある、という映画だ。そしてもちろん、続きを描いたからと言ってすれ違いが解消されるわけじゃなくて、「自分たちの人生はすれ違ったまま。でもそれ …
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過度な物語化を避ける試みの面白さ ――『宝島』(フランス、2018年)
見:Amazon Prime Video/filmarks 最初Jaihoで見る予定だったがJaiho提供でアマプラでも配信されていたため、アマプラで視聴したギョーム・ブラックのドキュメンタリー。この監督のことを全然知らなかったが、なるほどこういう風に撮るのね、という映像のスタンスにつ …
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復讐としてのテロリズム、マスメディアという暗部 ――『テロ,ライブ』(韓国、2013年)
見:Amazon Prime Video/filmarks 何回かアマプラのレコメンドで表示されていたので見た一本。約100分、テロリストからの脅迫をもとにした実況中継放送を描くスリラーであり、ミステリー。ちなみにインド版リメイクが2021年にNetflixで配信されており、日本版リメイク …
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銃後だけを映し出そうとする ――『関心領域』(アメリカ・イギリス・ポーランド共同、2023年)
見:Amazon Prime Video 公式サイト/filmarks 映画館には間に合わなかったのでまず原作を読み、そして今回映画という順番で視聴したが、原作をかなり「翻案」して映画はオリジナル要素が強くなっている。原作はそうでもなかったが、映画では徹底して銃後の生活「だけ」 …
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本気な男たちと、翻弄される女たち ――『ハハハ』(韓国、2010年)
見:Amazon Prime Video 公式サイト/filmarks ホン・サンス映画14本目。バカンス映画であり、略奪愛映画であった。ビターズエンドの公式サイトによると2010年代前半に日本では他3作品と同時公開されたことが分かっている(正確な年がいつだったかは書かれておらず)が …
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限りなくフィクション的な、夢のような一日 ――『一日だけの恋人』(タイ、2016年)
見:Amazon Prime Video/filmarks 135分あるので普通の映画より少し長いくらいのボリュームのある映画だが、一日だけの恋人、というタイトルにあるように焦点が当たるのは主人公とヒロインが過ごすたった一日である。たった一日、北海道で札幌雪まつりを見ることを最大 …
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丁寧で、繊細で、複雑で、そして優しい映画 ――『ユンヒへ』(韓国、2019年)
見:Amazon Prime Video 公式サイト/filmarks 最近一貫してずっと見ているホン・サンスがソウルの雪を背景に撮った『次の朝は他人』がすごく好きなのだが、今回見たこの映画も小樽の雪景色がなければここまで美しい映画にはならなかったのかもしれないな、と思いなが …
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