見:ホール・ソレイユ 監督の姉が大学時代に統合失調症を発症する1983年から、がんに罹患した姉が亡くなる2021年というめちゃくちゃ長いスパンのヒストリー(映像自体は2001年から)なので、どこでどうすればよかったのかについては無数の選択肢があったと思う。ただ現 …
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コロナ禍に社会化されてゆく子どもたちをみつめる ――『小学校〜それは小さな社会〜』(日本・アメリカ・フィンランド・フランス合作、2023年)
見:ホール・ソレイユ 2025年の映画館1本目。最初は去年見た『14歳の栞』のように、あるクラスを定点観測するものかなとぼんやり思っていたが、まったく違うなという感想を持った。日本語サブタイトルに「それは小さな社会」となっているが、英語原題はもっと直接的に" …
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2024年12月現在のバーニング証券運用状況&2025年展望
2023年は堅調な一年だったが2024年もまずまずだったと言ってよさそう。2023のエントリーで書いたように心理的な節目というか、一つの区切りの地点に到着できてほっとしている。100万スタートで足掛け7年かかったものの、しっかり着実に増やすことができたのは前向きにとら …
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2024年の読書記録
2024年は329冊でした。2023年は378冊だったので49冊減りましたが、さすがに2023が異常だったということでしょう。国家試験(2024年2月)を控えていたはずなのにおかしい・・・ 329を12で割ると27.4/month、52で割ると6.3/weekですが、週に6.3冊という方が実感と合うかな …
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存在を抹消してしまわないように ――『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024年)
見:ソレイユ・2 7月に『マリウポリの20日間』を見て以来、体調の問題などもあって久しく映画館に足を運ぶ機会が遠のいていた。10月に入ってから山田尚子監督の『きみの色』を見て、そしてこの映画を見られたのは純粋に良かったなと思う。本作を撮った呉美保監督作品は …
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2024年のアルバム12枚+12曲
去年のはこちらから。 それでは今年よく聞いた音楽を挙げていきましょう。 1.あたらよ『朝露は木漏れ日に溶けて』 朝露は木漏れ日に溶けてA.S.A.B2024-09-11 あたらよは10月に心斎橋でライブを見ることができたが、本当に楽しくて楽しくて、大好きな「夏霞」も生で …
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家族という呪いと、呪いの余韻 ――『飯沼一家に謝罪します』(テレビ東京、2024年)
『イシナガキクエ』に続いてTverで全4話が配信されているので視聴。ラストにまた謎を残すような終わり方をしたのは前作同様と言ったところだし、「番組内番組」を検証するという点も共通しているが、前作以上に「ホラー風味のある本格ミステリー」の構図を強くしたな、と …
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ミステリーとして始まり、ミステリーとして終わる ――『イシナガキクエを探しています』(テレビ東京、2024年)
このタイトルがGWのあたりにネットで流行しているのは知っていたがホラーにはあまり興味がないのでスルーしていた。ただ最近たまたまyoutubeにレコメンドされて、しかも全4話が見られるということでなんとなく見てみた結果、ほぼ一気見だった。面白いか面白くないかと言 …
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2023年の読書記録
2024年ではなく2023年の記録です。 トータルで378冊でした。2022が230冊だったのでかなり読む量を増やしていることがわかる。大学の単位はほぼ2022で取り終えていたのがよかったか。 以下、詳細です。長いです。 2023年の読書メーター読んだ本の数:378読んだページ …
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二人で歩いた人生がたどり着く場所 ――『ソウルメイト』(韓国、2023年)
見:Amazonビデオ これも見に行こうと思ったけど見られなかったシリーズ。まずは思った以上にオーソドックスな百合映画的展開を見せるスタートラインだなと思った。学校の転校生(女子)と仲良くなるというフィクションあるあるな展開を見せるので序盤は安心感が強い。 …
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