Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

カテゴリ: text

見:イオンシネマ綾川  少し前に見た『CLOSE』も思い返せばひどく純文学的な映画、つまりストーリーによるカタルシスよりも人間を描くことにとにかく注力した映画だと感じていたが、本作『アンダーカレント』も『CLOSE』とは全然アプローチは違うものの、似たような感慨 …
続きを読む

見:ソレイユ・2  ソレイユでの公開が決まった時からこれは見よう、見たいと思っていた。いくつかの理由はあるが、NHKの『映像の世紀 バタフライエフェクト』でナチハンターのドキュメンタリーが作られていたからである。ナチハンター、つまり戦後に生き残ったナチスの …
続きを読む

見:Amazonビデオ  山岳ドキュメンタリーを見るのは2017年に見た『MERU』以来だったが、監督は同じエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィが務めており、『MERU』では出演者の一人だった山岳カメラマンのジミー・チンも今回監督を務めている。プライベートでは夫婦でもある …
続きを読む

見:ソレイユ・2  予告編を見た時にいくらか想像はしていたが、残酷な映画だなと素朴に感じた。でもそれ以上に、その残酷さの余韻を丁寧に観察し続ける映画でもあった。つまり、「その後」を画面に映し続けることに、何らかの希望的なものを見出すことはできるのかもしれ …
続きを読む

フルタイムライフ (河出文庫)柴崎友香河出書房新社2013-07-26   ブログで継続的に読書記録を投稿しているが、それを見たツイッターの人から、「バーニングさんはいったいいつ本読んでるんですか?」と聞かれることがたびたびある。これまでに様々な人から何度も寄せられた …
続きを読む

見:ホール・ソレイユ  これはぜひ見たいなと思っていた映画なので、目撃できてよかったなと思う。ただこの映画を見て最初に実感したのは、北アイルランドにおける「紛争」について、自分がほとんど何も知らなかったなということだ。今あらためてケン・ローチの『麦の穂 …
続きを読む

春の日は過ぎゆく [DVD]イ・ヨンエ松竹2002-11-22 見:Jaiho  1998年に『八月のクリスマス』で商業デビューしたホ・ジノ監督の2作目、という位置づけらしい。Jaihoで配信終了が迫っていたのでなんとなく見た映画だが、まあ何と言ってもヒロインのイ・ヨンエが魅力的であり …
続きを読む

見:イオンシネマ綾川  原作を読んでいたことすらこの映画を見るまで完全に忘れていたが、シリーズ前作が2019年4月公開だったことを考えると、この4年間のブランクにはいろいろな思いがある。2019年7月のあの悲しすぎる事件を経た後にキャラクターデザインを務めた池田晶 …
続きを読む

見:ホール・ソレイユ  まずこの映画が実話に基づいているのも驚きだし、古い話ではなくて2000年代後半に実際に起きた話に基づく、というのが驚きだった。街からは隔絶された村に自動車はほとんど見られず、人々は馬車で移動している。生活も質素で、大卒の教師はいるが …
続きを読む

もののけ姫 [Blu-ray]ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン2013-12-04 見:金曜ロードショー  宮崎駿の新作を見て、最初に思い出したのは『もののけ姫』だった。『もののけ姫』ほどファンタジックでもないし、時代設定が古いわけでもないが、社会変動や自分自身の環境 …
続きを読む