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2021年10月18日
学習と飛躍 ――『ハイキュー!! TO THE TOP』(2020年)
前回までで春高予選が終わり、事前の合宿や練習試合などを挟んで春高本戦に突入していくハイキュー4期。25話あるが、ほとんど一気に見てしまえるくらい今回もめちゃくちゃ面白かった。長いこと見続けているとキャラクターの成長が端々に垣間見えて面白いが、4期でもそういった要素は顕著に表れている。
春高本戦は9話あたりから始まるので、それまでは本戦前の12月の過ごし方が焦点となる。全日本ユースの合宿に召集される影山と、白鳥沢での合宿になぜか勝手に参加する日向という対照的な時間の使い方にはさすがに笑ってしまったが、この対照的な時間の使い方が実に面白いのだ。日向は勝手に参加した(召集されてないのに突撃した)のでもちろん練習には参加させてもらえない。「ボール拾いなめんなよ」という烏野の監督からの助言を受けて徹底的にボール拾いとその他もろもろ(洗濯、掃除、モップがけ等)に取り組むのだが、この姿勢が面白かった。
影山もそうだが、1年生でありながらレギュラーとしてチームを支えるスーパー1年生コンビの二人は、しかしながらまだ1年生なのである。才能は疑いようがないが、同じくらい粗さもある。技術的な粗さ、精神的な粗さいずれも持つ二人はそれに自覚があったりなかったり。逆に言うと、スーパーな才能を伸ばすだけの伸びしろがまだまだあるということだ。だから影山も日向も、その伸びしろにチャレンジする12月を過ごす。
そうした12月の「学習」を経て、1月の春高本戦での「飛躍」へ。クライマックスとなる優勝候補の稲荷崎戦は非常に面白い。白鳥沢との県大会決勝は文字通りコンセプトの戦い、いわば異なる戦術のぶつかり合いだったが、稲荷崎戦はもっと具体的な才能と才能のバトルであり、組織と組織のバトルとなっている。サブメンバー含めて層の厚い稲荷崎に対いて、個々の能力を絶妙に組み合わせることで一戦一戦を乗り越えてきた烏野。実力的には明らかに劣る中、いかに稲荷崎を攻略していくのか。
ここで先ほどの学習が生きてくる。学習は何も12月だけでない。影山も日向も、試合の中でさらに学習していくのだ。相手の出方に応じて戦術を組み合わせることで勝ってきた烏野の組織としての持ち味が、影山と日向の学習によってさらに生きていく。1-1で迎えた3セット目をとれたのは、間違いなく前の2セットの学習があったからだ。
例によってフルセットにもつれる激戦だが、バレーボールの面白さである攻守の駆け引きは最後の最後まで息を吞む。3回戦の音駒の様子も途中で映されるようにまだまだ強い敵が出てくるはずで、まだ見ぬ5期を今から楽しみにしていたい。
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2021年10月04日
静かな夏、追憶と癒しの旅 ーー『サマーフィーリング』(フランス、2019年)
前回アンデルシュ・ダニエルセン・リーが主演した映画を見たので、その流れで彼が出ている映画を見ようと思った時にたまたまアマプラに入っていた本作を選んだ。もう今年の日本では夏が終わったが、あらすじを見ているとむしろ夏の終わりの余韻にこそふさわしい映画なのではというイメージがわいてきたので、タイミングとして悪いものではないだろうと考えた。
結果的に、その予感は当たっていたかなと思う。フランス映画らしい、間の多さや、ストーリーの曖昧さ、希薄さを前提にしつつ、だからこそこうした特定の個人への追憶といったテーマは当てはまる。冒頭でサシャという女性の死が語られる。彼女が病院のベッドで横たわるシーンは一瞬描かれるものの、彼女の死そのものは描かれない。必然、これは残された者たちの物語になっていくことが早い段階で予見される。
アンデルシュ・ダニエルセン・リーは、残されたサシャの恋人であるロレンスを演じている。今回も彼は『オスロ、8月31日』で好演したアンデシュのように、繊細で感傷的で、内向的なロレンスを丁寧に演じている。彼が選ぶ言葉ひとつひとつが、サシャへの追憶を伴っていることがよくわかる。その上で、サシャの遺族を彼は巡っていく。村上春樹が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』ほどミステリー要素はない(サシャの死の謎は、残されたまま提示されない)が、その代わりロレンスが自分自身と他者を癒すための旅を始める。
ベルリン、パリを経てニューヨークまで。彼は一人で旅をする。そしてその過程で何人かの女性と出会っていく。誰もがサシャの死の傷を抱えており、癒しを必要としている。それが新しい恋愛になるわけではない。ある女性の言った、私を接待しないで、という言葉も印象に残った。それを笑って受け止めるロレンスの繊細さと優しさが、画面の中に染み渡ってゆく。
公園やプールやクラブなど、人が集まる場所にも出向く。こうすることで、孤立しないこと、気をまぎらわすこと、ちゃんと日常を取り戻すことなど、いろいろな意味があるのだろうと感じた。そして何より、サシャが生きられなかった夏を、静かに楽しんでいるようにも思えた。
残された人間にできることは、生き続けることしかない。そういうことなのかもしれない。ごくごくシンプルだけど、重要なことを丁寧に撮った美しい映画である。
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2021年10月02日
伝統や慣習を蹴飛ばして急展開で進む恋愛関係の複雑さ、面白さ ーー『高慢と偏見』(イギリス、1995年)
今年は意識的にジェイン・オースティンの長編小説を読み進めているわけだが、彼女の作品は繰り返し映像化されており、中でも1940年に映画化されて以降、繰り返し映像化されているのが『高慢と偏見』である。最近では『プライドと偏見』という邦題で映画化されており、こちらもプライムビデオで視聴することができる(わたしはまだ見てないのでいずれ)。
さて1995年にBBCによって映像化された本作は、全6話と日本の連続ドラマに比べるとそう長いわけではない(映画よりはボリュームがあるが)。故に序盤はある程度小説に沿って進むものも、中盤以降(ウィッカムやコリンズが登場してから)は急展開と言ってもいいほどハイテンポにストーリーが進展していく。故に重要なのは細やかな心理描写というよりも、個々の人間関係における駆け引きに焦点が当たっていくことになる。
ここで言う駆け引きは単に恋愛関係における感情の綱引きではなくって、当時の結婚観や身分、言わば伝統や慣習といった制度的なものに制約された駆け引きだ。例えばベネット家のベネット夫人は原作から飛び出たほど豪快かつおしゃべりでおせっかいであり、冒頭のビングリーに対する反応はコメディかと思うほど大騒ぎをする。
他方で、ダーシーの印象の悪さや、ウィッカムと駆け落ちした末娘リディアに対する厳しい反応も、ちょうど反転させた程度には大袈裟である。姉妹たちの父であるベネット氏は娘の行く末にさほど関心はないが、関心がないがゆえにエリザベスを擁護するという夫婦間のちぐはぐさはドラマの中でも皮肉を込めて描写されていた(ただこのちぐはぐさがエリザベスとダーシーのドラマを用意するとも言えよう)。
とはいえそういった周囲の反応(末娘リディアの反応もなかなかである)が姉ジェインや、主人公エリザベスに戸惑いを与える。今とは比較にならないくらい女性の地位が低く、恋愛や結婚も個人の意思より家族親族など周囲の思惑が大きな影響を与える。しかしだからこそ、ジェインとエリザベスはそうした周囲の反応もうまく利用しながら、かつ自分の意思を大事にする。結婚という、自分にとっての幸せを探すために、である。
最終話、あと15分ほどでドラマが終わろうかと思うとき、つまりもうエリザベスとダーシーが相思相愛であることを確認しているにも関わらず、ある親族のおばさんがエリザベスに対してこの結婚は反対だ、と面と向かって突きつける。なかなか、このドラマらしい展開だなあと思うとともに、最後までエリザベスのエリザベスらしさ、つまり周囲がどう思おうと自分の意思を貫く強さ、独立した個人としての女性といった側面が強調されている。現代の視点でジェイン・オースティンを読むときにフェミニズム的だと評価されるのは、こうした女性個人の意思をオースティンが強く描いたからでもあるだろう。
「私は自分の幸せを考えて行動します」こう言い切るエリザベスの気持ちは、普段は控えめで賢い長女を演じるジェインにも共有されているはずだ。たびたびパジャマ姿で寝室で二人が語り合うシーンがドラマの中に登場するが、周囲のあれやこれやから逃れてプライベートかつ率直な会話を楽しむ二人のシーンには、シスターフッド的な妙味も感じられる(実際の姉妹に対してシスターフッドという形容が正しいかはよくわからないが)。やはり現代に見直しても面白いのがジェイン・オースティンである。
小説の書評をmediumに掲載しているのでこちらもどうぞ。
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2021年09月30日
克服できない孤立と、印象的な夏の終わり ――『オスロ、8月31日』(ノルウェー、2011年)
見:Jaiho
『アワ・ボディ』に続いてJaihoで配信されている中から気になっていた『オスロ、8月31日』を見てみた。『7月22日』で大量殺人犯のブレイビクを冷酷に演じたアンデルシュ・ダニエルセン・リーが、この映画では34歳の薬物依存患者アンデシュを好演している。彼の特徴は、孤独かつ孤立である。孤独なだけならまだよいかもしれない。ただ、リハビリ施設に入所し、つかの間の「社会」でのひとときを過ごす様子を描くこの映画は、徹底的にアンデシュがいかに社会から孤立した、取り残された存在であるかを描き出す。
例えば映画の前半で就職活動をするシーンがある。雑誌出版社への面接に足を運び、実際に面接を受けるが、次第に彼は意欲を失っていく。面接の前にはある友人夫妻を訪問しているが、依存症患者で職歴もバラバラな34歳の自分には何もないことを実感させられる。その無力感を再確認した就活の面接で彼は、本当に自分には何も残されていないと悟る(もちろんこれは彼の思いこみ、ではあるのだが)。
自分には何もない、今もこの先も。ある意味俗にいう「無敵の人」に近い存在になったアンデシュがどういった行動を起こすのかをそわそわしながら見守ることになる。ただ、何か特別なアクションを起こすというより、残された時間をどう生きるのかというミクロな行動や感情の生起に焦点が当たっていく。人生のそのどうしようも無さがそこかしこに表出しているのを淡々と撮り続けるカメラと、表情や言葉の些細な変化で演じるアンデルシュ・ダニエルセンー・リーの演技がとてもよかったと言える。『7月22日』とは違った意味で、まともな感情を失ったキャラクターを演じるのが抜群にうまい。
夏の終わりでもある8月31日に向けて進むストーリーのせいか、あえてドラマチックに、印象に残るように作っている要素もある。束の間の夢のようでもあり、しかしそれは夢ではなく現実の一部でもあるというアンビバレンスさを詰め込んだ夜から朝にかけてのシークエンスは、アンデシュの心の動きとはおそらく連動していない。彼の心の動きとは無関係に周囲の人間たちはリアルな時間を生きている。ゆえに孤立が際立つ。
こうした孤立の克服できなさをいくつもの場面で経験することになるアンデシュにとって、このオチ以外はないのだろうという終わり方を選択する。良くも悪くもそれだけと言える映画かもしれないが、社会の中(の人間関係)における孤立、あるいは社会の外にある孤立(社会の中になじむことができない疎外感や無力感など)を描いた映画としては白眉な作品だと言えるだろう。
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2021年09月29日
圧倒的な個の力に抗する組織の連動性とその魅力 ――『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』(2016年)
前回に引き続きAbemaの一挙放送を利用してハイキューの3期を視聴した。2回くらいに分けてみようと思ったが、1.3倍速で見ると3時間くらいで最後まで一気に完走できたのでこれはこれでよかったかもしれない。前回の感想はこちらからどうぞ。
アニメ2期終了から半年後に放映というスケジュールのタイトさゆえか、春高予選決勝戦となる白鳥沢高校戦のみを10話費やして描くという、チャレンジングではあるがシンプルな構成は面白かった。1クール12話前後を費やすアニメの世界で10話に収めた事情は詳しく知らないし、フルセットにもつれた試合の中で第3セットは完全に省略されているのもやや驚いたが(原作未読のため照合ができず)、とはいえ3期の狙いである「コンセプトの戦い」が一貫した10話分だったなと感じる。良くも悪くも両チームのコンセプトの違いだけを徹底的に表現したシリーズだったからだ。
良い点は現代バレーボールの面白さを青葉城西戦と違う形で表現したことだ。白鳥沢は分かりやすいくらいに個が強い。牛島を筆頭にしながら、かつ牛島だけではないチームを作り上げているからこそ隙がない。牛島という圧倒的な攻撃力があるからこそ、覚のような個性的な選手が生きる道がある。烏野のようなチームとしての連動性には欠けるものの、守備に大きな隙がなく、かつ攻撃では超高校級の強さを見せることによって常にリードしてゲームを進めるのが白鳥沢の強さとして描かれている。準決勝までは1セットも落とさず、決勝の烏野戦でも1セット目は余裕で制していた。
結果的に、烏野の戦略としてはいかに組織として白鳥沢の攻撃を打開するかという発想になってくる。ディフェンスにおいては強力な牛島のスパイクをいかに防ぐか、攻撃においては覚のようなギャンブル的にジャンプしてブロックを決めてくる選手をいかに攻略するか。もちろん二人だけではないということもゲームが進むにつれて見えてくるわけで、バレーボールはベンチを含めたトータルな選手のコーディネートが重要なスポーツだということも改めて実感させられた。
攻撃も守備も、組織でやる以上全員のスタミナが疲弊していく。準決勝までは3セットマッチだったため、未知の4セット、5セットをいかにして取っていくのかというのも見どころとなっていた。10話で1試合という、シンプルで攻めた構成だからこそ味わえる、現代スポーツアニメとしては珠玉の作品となっている。
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2021年09月26日
ランニングのメタファー、身体感覚、関係性 ――『アワ・ボディ』(韓国、2018年)
見:Jaiho
Jaihoという映画配信サイトで今日まで配信だということを知り、急いで見てみたがとてもよかった。この映画には夜のシーンが多く登場するので、深夜に見たのはとても心地が良かったのかもしれない。女と女の関係性を描く映画だと言ってしまうのは単純かもしれないが、その描き方が好きな映画だったからよかったと素直に言えるのだと思う。
主人公のチャヨンは31歳。冒頭、公務員試験予備校の講義を受けている様子が流される。ミクロ経済学やマクロ経済学といったワードを聞くと、27歳まで公務員試験を受けていた過去の自分のこともいくらか思い出されるが、日本以上に若者の就職が厳しい韓国ではまた違った重みがあることだろう。しかも31歳で女性となると、である。結果的にチャヨンは試験を放棄し、データ入力のアルバイトを始める。そのバイト先でもまた就職にあぶれた若者たちが何人もいて、休憩時間にインターンはどこにいく? という会話をしている。
こうした現実に直面するチャヨンがある日、外でひとり酒を飲んでいたところ颯爽と通りかかったのがヒョンジュだった。ランニングウェアを身にまとった彼女は、チャヨンの落とした缶を拾うと、再び颯爽と駆けていく。その姿に見とれていたチャヨンは、思い立ってランニングを始める。そしてヒョンジュたちと同じランニングサークルに入り、一緒に練習を行うようになる。
ランニングを通じて関係が深まり、現実とも向かい合っていくようになる・・・というような筋書きではおそらくない。ランニングはいくつかの意味でメタファーである。まず、自分を鍛えることである。自分の心と体を鍛える手段として、偶然目の前に現れたのがランニングであり、ヒョンジュだった。ヒョンジュがダンスをしていたらチャヨンもダンスをしていたかもしれないし、ヒョンジュがギターを弾いていたらチャヨンはギターを覚えようとしたかもしれない。また、ランニングを始めたからと言って現実はそう簡単に好転していかない(つらい)。
ただこれは個人的にも(市民ランナーの一人として)感じることだが、現実から逃げるための手段としてランニングというものは非常に便利だ。まず、楽器などと違って始めやすい。シューズと、ちょっとしたウェアさえあればよい、最低限の。そして、走っている間は無になることができる。
ランニングの場面ではチャヨンとヒョンジュが併走したり、前後を走るシーンが繰り返し映像に登場するが、二人はほとんど会話を交わさない。唯一会話が弾んだのはヒョンジュの部屋を訪れ、一緒に酒を吞みながら理想のセックスについて語らった時だろう。これ以外の場面で二人は自分のことを多く語らない。そして、互いに相手をよく知る前に、別れは訪れてしまう。
その別れの場面がいささか唐突すぎて戸惑いを覚えてしまう。ただ、ヒョンジュがいなくなったからこそ改めてこの映画はチャヨンに問うてくる。どう生きるのか。人生をどう「走る」のか。ここに来るとランニングが持つメタファーが、別の次元へと移行していくことに気づかされる。社会の中では置き去りにされているチャヨンだとしても、年の離れた妹は彼女を慕っている。
相変わらずチャヨンは多くを語らないし、彼女の人生は順調にはいかない。それでも、いやだからこそなのか、時間を作って一人夜の街を走る。走ることで手に入れた身体感覚と、ヒョンジュとの関係性を自分の身体に刻んで走り続ける。走ること自体に大それた目的はいらない。酒を飲むために運動する、でもよい。そう笑いながら語っていたヒョンジュのことを、彼女の背中や肌のぬくもりをチャヨンは繰り返し思い出して、そして時間が経ったころに忘れていくのだろう。それが残された者の、一つの役目かもしれない。
最後、一人高級ホテルのソファに寝転んだままどこか遠くを見つめるチャヨンの姿は、とても美しかった。
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2021年09月23日
2021年8月の読書記録
公認心理師試験前なのでそれ関係と、詩歌の積読を多く読んだ8月。読書メーターにないものが4冊あったので合計では39冊。
8月の読書メーター
読んだ本の数:35
読んだページ数:8363
ナイス数:51

読了日:08月04日 著者:ニーアル・ファーガソン

カウンセリングの場における「聴く技術」を細かく分解して解説した本。どのようにすれば「聴き上手」になれるのか、あるいはどのようにすればそうなれない(よくない聴き方)のかを丁寧に掘り下げていく。すべてに首肯するわけではないし、あくまでカウンセリング技術としてとどめたほうがよい印象もある(たとえば福祉の場での「面接」ではまた異なる「聴く技術」が必要だろう)が、他者を理解するとはどのようなことかを考えたときに、有用な本にはなりそうだ。
読了日:08月05日 著者:高橋 和巳

過去問集の解説よりもさらに詳細に問題やその傾向を分析しており、やっておかった一冊。
読了日:08月07日 著者:

読了日:08月08日 著者:ジョージ・オーウェル

実践的で面白かった。食事、運動、入浴、睡眠が大事というところは身も蓋もないが、やるべき事を少しずつやっていく方法が具体的に書かれているのはよい。うどん県民だがうどんをたまにはそばに変えてみるのもありかも。
読了日:08月08日 著者:劇団雌猫

公認心理師試験対策として読んだが読み物としてなかなか面白い本だったし、心理学と領域の見通しがだいぶ広がった。もっと早く読んでおいてもよかった一冊。初版は2003年と少し古いが学史の本なので十分いま読んでもよい。
読了日:08月09日 著者:サトウ タツヤ,高砂 美樹

全部登山小説。表題作が良かった。加齢とノスタルジー。
読了日:08月09日 著者:南木 佳士

読了日:08月10日 著者:田尻 久子

読了日:08月10日 著者:千種 創一,千種 創一

読了日:08月11日 著者:小笠原 鳥類

読了日:08月11日 著者:井戸川 射子

読了日:08月11日 著者:小林 坩堝

公認心理師試験対策として使えるとどこかに書いてあったので使ってみたが確かに使えそうな気はする。試験の日まで繰り返し読みたい。
読了日:08月12日 著者:精神保健福祉士試験対策研究会

加藤秀一と大屋雄裕の議論は面白かった。
読了日:08月12日 著者:

将来の予習として。
読了日:08月12日 著者:礒井純充

読了日:08月12日 著者:岡本 真

身も蓋もないことが多く書かれてあるが現代のマッチングアプリでもここで書かれてあるアメリカにおけるオンラインデートと同様の現象が多く起きているのは事実だろう。あと本書は経済学で恋愛を学ぶというより、恋愛を種にミクロ経済学のエッセンスを学ぶといったほうが適切。ミクロ経済学の本なので教育の経済効果の話や夫婦の意思決定の話などがでてくるわけだ。
読了日:08月12日 著者:ポール・オイヤー

読了日:08月16日 著者:森田 美弥子,永田 雅子

読了日:08月16日 著者:道信 良子

読了日:08月16日 著者:

読了日:08月19日 著者:箱田 裕司,都築 誉史,川畑 秀明,萩原 滋

さすが廣野さんといったところでクリアで面白い読解だった。現代でも読み継がれるのは恋愛関係における人間関係は本質的に対等な関係性を前提としているから(p.57)という指摘はその通りだと思う。
読了日:08月19日 著者:廣野 由美子

読了日:08月21日 著者:仕事文脈編集部

読了日:08月21日 著者:

読了日:08月21日 著者:辻井 喬

読了日:08月21日 著者:河野 聡子

読了日:08月22日 著者:

映画とは違う「結婚したアムロ」とベルトーチカ・イルマが物語の主軸だった。ハサウェイの影は薄かった。シャアとクェスはシャアとクェスだった。富野が書いたあとがきが重要。
読了日:08月23日 著者:富野 由悠季

とりあえず一周。いまの時点でも合格ラインには行けそうだがまだあと約4週間あるのでポイントを絞って解き直しをしていく。
読了日:08月24日 著者:公認心理師試験対策研究会

読了日:08月24日 著者:瀬名 秀明

読了日:08月25日 著者:遠藤 明吾

コンパクトで使いやすいので引き続き試験前の整理として使っていく。
読了日:08月27日 著者:公認心理師試験対策研究会

読了日:08月27日 著者:遠藤 明吾

映画を見たあとに読むと比較的忠実に映画が作られていることがわかった。ギギヤハサウェイの内面の描写は小説の方が細かいので面白い。クェスを意識し続けるハサウェイと、ハサウェイを強く意識するギギ。
読了日:08月27日 著者:富野 由悠季

読了日:08月30日 著者:富野 由悠季
読書メーター
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2021年09月20日
チームとして強くなる、そのためになすべきことは ――『ハイキュー!! セカンドシーズン』(2015年)
Abemaで少し前からハイキュー!!シリーズを最初から順番に一挙放送していることに気づいたので、1期の曖昧な記憶を掘り起こしながら(1期だけ当時リアタイした)2週間にわたって2期25話を見た。これはなんというか、端的に言ってめちゃくちゃ面白い。その理由はいくつかあるが、バレー経験者として見る時にこのアニメの面白さを一番感じる。
2期でのクライマックスとなる青葉城西戦が進行していく中で実際に言及されるが、戦術的に進化が進んだ(とりわけ男子の)現代バレーをアニメ(原作はマンガだが)で再現するとこういう風になるのか!! という驚きが多々ある。例えばスパイクを打つ方向や、誰が打つのか。あるいは状況に応じてフェイクとなるジャンパーが何人いるのか、その時の陣形はどうなっているのか・・・などなど、たった6人しかいないコートの中で目まぐるしく陣容が変わる様子がダイナミックに描写されている。
そしてそれはもちろん相手のチームも同じである。将棋を指すかのように、互いに互いの手を読みあい、その先を行こうとする。レベルの高いゲームになってくればくるほど、パワーやアイデアだけではスコアを取れない。だから常に進化しなければ、戦術はすぐ相手に研究されて対策される。イタチごっこのように見えるが、それが結果としてハイレベルなバレーボールの実現につながるのが非常に面白いのだ。
で、その超白熱する青葉城西戦に至るまでのチーム烏野が出来上がるプロセスが2期の前半の、主に東京合宿を舞台にしたエピソードで展開されていくのも面白い。アニメとして見る場合、試合が面白いのはもちろんだが、やはりその試合を構成するチームの形成されるプロセス、いわばチームビルディングの段階が2期前半で丁寧に描写されているのがよいなと感じた。(これも経験者目線かもしれない)
白熱のゲームに至るまでの、地道な葛藤。あるいは、ゲームを続ける中での葛藤。サーブをどう打つか、レシーブをどう返すか。そういったディティールにしっかりとこだわるからこそバレーボールの醍醐味を描き出すことができ、またキャラクターそれぞれがしっかりと生きている。バレーは交代で選手が出入りすることが一般的なので、コートとベンチ併せて一つのチームとして戦う構図が本当にうまく表現できているなと感じたのだ。
そうした様々なプロセスを経て強くなった烏野が白鳥沢にどう挑むのか。続く3期も楽しみだ。
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2021年08月14日
2021年5月&6月&7月に聴いた音楽
たまったので一気にやる。
■5月編
●LUCKY TAPES「BLUE feat. kojikoji」
久しぶりにLUCKY TAPES聞いたけどよかった。
●Ayase「シネマ」
Ayase名義の曲もちゃんとやってくれるのがうれしい。
小松未可子「悔しいことは蹴っ飛ばせ」
ブランクについての詳しい事情は分からないが、「Maybe the next waltz」以来4年ぶりとなる新曲のリリース。この間に結婚するなどのイベントがあったので人妻になってから初のリリースだなとか思いながらも、歌手としてのみかこしが帰ってきてくれたのはとても嬉しい。3年前に大阪で見たライブのことを懐かしく振り返っていたら同じツアーの東京公演が円盤となって収録されていて最高やんけ・・・と思いました、はい。
●Homecomings「Here」、『Moving Days』
5月はとにかくずっと聞いていた。ほんとうによい。よい。耳に染みてゆく。
●ぷにぷに電機×Kan Sano「ずるくない?」
ぷにぷに電機初めて聞いたけどこの人もヤバくない? この人の存在自体がずるくない?? と思いながら聞いていた曲。今もよく聞いている。
■6月
●鬼頭明里「キミのとなりで」
曲自体は『安達としまむら』主題歌なので少し前のものだがMVがいいですよね。百合はいいぞ、百合は。
●上田麗奈「anemone」
ハサウェイきっかけに上田麗奈の曲をいろいろ聞いてみたがちょうど新曲と新しいアルバムが出るようなのでうれしい。
●愛美「カザニア」
めっちゃよくないですか。ついでに言えばMVもめっちゃよくないですか。このまま個人活動がもっともっと増えたらうれしい。
●緑黄色社会「ずっとずっとずっと」
去年あたりから少しずつリョクシャカを聞いているが、これはかなり出来がよいのでは。
●YOASOBI「三原色」
ハイペースに曲を出しながらインパクトもしっかり残すあたりがすごい。
SUPER BEAVER 「名前を呼ぶよ」
SUPER BEAVERも去年あたりから少しずつ聞いているが、発表するたびにいいな、と思わせてくれる。いま10代だったらかなりハマるかもしれない。さわやかさとエモさと熱さ。
■7月
フィロソフィーのダンス「テレフォニズム」
7月のスマッシュヒットでした。過去曲聴いてるが多すぎて聴けてない。
Poppin'Party×鈴木このみ「DAYS of DASH」
これも本当によくて、愛美とこのみんがコラボするとはいい時代である。ありがとう2021年7月。
燐舞曲「群青のフローセカ」
春のライブで披露した曲のMV。燐舞曲の新しいアンセムとしても機能しそうな曲だ。
■5月編
●LUCKY TAPES「BLUE feat. kojikoji」
久しぶりにLUCKY TAPES聞いたけどよかった。
●Ayase「シネマ」
Ayase名義の曲もちゃんとやってくれるのがうれしい。
小松未可子「悔しいことは蹴っ飛ばせ」
ブランクについての詳しい事情は分からないが、「Maybe the next waltz」以来4年ぶりとなる新曲のリリース。この間に結婚するなどのイベントがあったので人妻になってから初のリリースだなとか思いながらも、歌手としてのみかこしが帰ってきてくれたのはとても嬉しい。3年前に大阪で見たライブのことを懐かしく振り返っていたら同じツアーの東京公演が円盤となって収録されていて最高やんけ・・・と思いました、はい。
●Homecomings「Here」、『Moving Days』
5月はとにかくずっと聞いていた。ほんとうによい。よい。耳に染みてゆく。
●ぷにぷに電機×Kan Sano「ずるくない?」
ぷにぷに電機初めて聞いたけどこの人もヤバくない? この人の存在自体がずるくない?? と思いながら聞いていた曲。今もよく聞いている。
■6月
●鬼頭明里「キミのとなりで」
曲自体は『安達としまむら』主題歌なので少し前のものだがMVがいいですよね。百合はいいぞ、百合は。
●上田麗奈「anemone」
ハサウェイきっかけに上田麗奈の曲をいろいろ聞いてみたがちょうど新曲と新しいアルバムが出るようなのでうれしい。
●愛美「カザニア」
めっちゃよくないですか。ついでに言えばMVもめっちゃよくないですか。このまま個人活動がもっともっと増えたらうれしい。
●緑黄色社会「ずっとずっとずっと」
去年あたりから少しずつリョクシャカを聞いているが、これはかなり出来がよいのでは。
●YOASOBI「三原色」
ハイペースに曲を出しながらインパクトもしっかり残すあたりがすごい。
SUPER BEAVER 「名前を呼ぶよ」
SUPER BEAVERも去年あたりから少しずつ聞いているが、発表するたびにいいな、と思わせてくれる。いま10代だったらかなりハマるかもしれない。さわやかさとエモさと熱さ。
■7月
フィロソフィーのダンス「テレフォニズム」
7月のスマッシュヒットでした。過去曲聴いてるが多すぎて聴けてない。
Poppin'Party×鈴木このみ「DAYS of DASH」
これも本当によくて、愛美とこのみんがコラボするとはいい時代である。ありがとう2021年7月。
燐舞曲「群青のフローセカ」
春のライブで披露した曲のMV。燐舞曲の新しいアンセムとしても機能しそうな曲だ。
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2021年08月09日
2021年7月の読書記録
読書メーターでは20冊ですが、読書メーターにない同人誌を二冊読んでいるので合計22冊でした。後半はオリンピックも始まったので、これくらいでしょう。あとさすがに公認心理師試験の勉強にも時間を割いた。
7月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5383
ナイス数:40

読了日:07月02日 著者:一穂 ミチ

読了日:07月03日 著者:宮下 奈都

文庫化を機に約10年ぶりに読んだが再読の価値が大きい一冊だった。あらゆるところで分断が進む中でいかにして包摂的な社会統合を目指していけばよいのか、といった大きなテーマは現代にこそ痛切に必要な議論だろう。
読了日:07月03日 著者:齋藤 純一

佐伯沙弥香前史、という感じだった。自分の感情の所在を知っていくための、切ない過程がここにある。
読了日:07月05日 著者:入間 人間
![エキスパートナース 2021年 7月号 [雑誌]シン・ねじ子のヒミツ手技/血ガスの勉強/高齢者施設での新型コロナウイルス感染症への対応/共感疲労解消法](https://m.media-amazon.com/images/I/51plIb3vpOS._SL120_.jpg)
施設における新型コロナ対策と共感疲労特集目当てで購入したがどちらの特集もコンパクトに要点がビジュアルでまとまっていてよかった。これ以外にもワクチン接種で危惧するべき副反応への対応や、AYA世代に対して必要な支援についての企画もよかった。
読了日:07月06日 著者:

やや意外な終わり方をしたけどあくまで本編で書かれなかったことを一つずつ拾って書いていくいう外伝的なスタンスは良かった。前に進んだり、戻ったり、止まったり。じれったさを常に抱えた切ない沙弥香の感情がこと細かに描写されているのが1巻に引き続いてとても良かった。
読了日:07月07日 著者:入間 人間

よかったと思う。少なくとも、本編で書かれなかった物語の先が少しだけでも見られてよかった。本当に。
読了日:07月08日 著者:入間 人間

読了日:07月10日 著者:ギュスターヴ フロベール,太田 浩一

読了日:07月11日 著者:大野 裕

読了日:07月12日 著者:宮坂道夫

一冊で良くまとまっているし、文章も読みやすい。
読了日:07月16日 著者:公認心理師試験対策研究会

読了日:07月19日 著者:サトウ タツヤ,渡邊 芳之

読了日:07月19日 著者:村上 靖彦

井口裕香、徳井青空、豊田萌絵、桑原由気のページが特に面白かった。
読了日:07月21日 著者:

読了日:07月21日 著者:デヴィッド スタックラー,サンジェイ バス

競馬好きとしては2章が抜群に面白かった。南条梓というキャラの個性と彼女の生い立ちと好きなもの、いろいろなものが溶け合ってゆく展開が(少し出来すぎな気もしつつ)お見事。
読了日:07月23日 著者:青谷 真未

読了日:07月23日 著者:

読了日:07月25日 著者:吉川 一義

読了日:07月30日 著者:雲田はるこ,ヤマシタトモコ,ARUKU

読了日:07月31日 著者:山本 健太郎
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