わがままと同情と利他主義 ――『ジョゼと虎と魚たち』(2020年)青春時代の恋愛が人生の一幕になるまで、あるいはポストモダニティ時代における群像劇 ――『花束みたいな恋をした』(2021年)

2021年02月01日

2021年1月の読書記録




1月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:6723
ナイス数:50

リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)感想
ある本で言及されていたので読んでみたが今改めて読む本ではなかった。内容も語り口も。
読了日:01月01日 著者:東 浩紀,大塚 英志
1984年に生まれて (単行本)1984年に生まれて (単行本)
読了日:01月06日 著者:郝 景芳
大都会の愛し方 (となりの国のものがたり7)大都会の愛し方 (となりの国のものがたり7)
読了日:01月09日 著者:パク・サンヨン
NHK「勝敗を越えた夏2020~ドキュメント日本高校ダンス部選手権~」高校ダンス部のチームビルディング (星海社新書)NHK「勝敗を越えた夏2020~ドキュメント日本高校ダンス部選手権~」高校ダンス部のチームビルディング (星海社新書)感想
むちゃくちゃ面白かった。登場する一人一人の熱量がすごく、ダンスやチームへの向き合い方が美しい。もちろんいい話ばかりじゃないししんどい話も多々あるがそういった青春の苦みも含めて高校生ならではの熱量が成せる業だと思う。青春が終わった後である各校OGへのインタビューが短いながらも挿入されていることで高校ダンスがいかような経験だったのか?を相対化させることに繋がっていたのも面白かった。高校を卒業しても人生は続く。だからこそ3年間の短い時間は美しく眩しく映る。
読了日:01月11日 著者:中西 朋
20世紀アメリカの夢: 世紀転換期から1970年代 (岩波新書)20世紀アメリカの夢: 世紀転換期から1970年代 (岩波新書)
読了日:01月12日 著者:中野 耕太郎
コロナ禍日記 (生活考察叢書 1)コロナ禍日記 (生活考察叢書 1)
読了日:01月13日 著者:植本一子,円城塔,王谷晶,大和田俊之,香山哲,木下美絵,楠本まき,栗原裕一郎,谷崎由依,田中誠一,辻本力,中岡祐介,ニコ・ニコルソン,西村彩,速水健朗,福永信,マヒトゥ・ザ・ピーポー
かつて描かれたことのない境地: 傑作短篇集 (残雪コレクション)かつて描かれたことのない境地: 傑作短篇集 (残雪コレクション)感想
たぶん初残雪。こういうスタイルの小説を書くのか〜と思いながらそれぞれの短編中編を味わった。
読了日:01月14日 著者:残 雪
グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀 (シリーズ アメリカ合衆国史)グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀 (シリーズ アメリカ合衆国史)感想
トランプの4年間に先鋭化して顕在化した分断はいったいどこからやって来たのか、それを辿るためにニクソンの時代からレーガン、クリントンの時代を経てアウトサイダーたるオバマとトランプで締めくくるという現代史の通史。大統領選挙の後になって読むと、これからのバイデン時代の政治の困難さがよりリアルなものとして理解できる。
読了日:01月18日 著者:古矢 旬
生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! (筑摩選書)生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! (筑摩選書)感想
ショーペンハウアーはわかるけどその後にブッダを経由してニーチェでとどめを刺すには面白かった。そしてここからは始まりである、と。
読了日:01月20日 著者:森岡 正博
フランクリン・ローズヴェルト-大恐慌と大戦に挑んだ指導者 (中公新書, 2626)フランクリン・ローズヴェルト-大恐慌と大戦に挑んだ指導者 (中公新書, 2626)
読了日:01月24日 著者:佐藤 千登勢
新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 (日経プレミアシリーズ)新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 (日経プレミアシリーズ)
読了日:01月24日 著者:峰 宗太郎,山中 浩之
待ち遠しい待ち遠しい
読了日:01月25日 著者:柴崎 友香
文学少女対数学少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)文学少女対数学少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:01月26日 著者:陸 秋槎
私をくいとめて (朝日文庫)私をくいとめて (朝日文庫)
読了日:01月27日 著者:綿矢りさ
世界のまんなか〜イエスかノーか半分か 2〜 (ディアプラス文庫)世界のまんなか〜イエスかノーか半分か 2〜 (ディアプラス文庫)感想
前作を読んだのがいつか思い出せないくらい久しぶりにシリーズの続きとなる本作を読んだが、久しぶりに読む計と潮の絡みは単純に面白く(二人のそれぞれの二面性の書き分けとかも含めて)またお仕事物としてもなかなか社会派なところにも切り込んでいてよかった。
読了日:01月28日 著者:一穂 ミチ
雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)感想
最初の二作と表題作が好み。最初と最後をそういう仕掛けとはね、と思わせるところはうまい。
読了日:01月28日 著者:相沢 沙呼
20世紀ラテンアメリカ短篇選 (岩波文庫)20世紀ラテンアメリカ短篇選 (岩波文庫)
読了日:01月28日 著者:
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
読了日:01月29日 著者:若林 正恭
財政学の扉をひらく (有斐閣ストゥディア)財政学の扉をひらく (有斐閣ストゥディア)
読了日:01月29日 著者:高端 正幸,佐藤 滋
巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)
読了日:01月30日 著者:米澤 穂信
韓国社会の現在-超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 (中公新書 (2602))韓国社会の現在-超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 (中公新書 (2602))感想
この本でもキム・ジヨンの引用がされているが韓国文学を読む上で韓国の社会状況を理解するための良い副読本かなと感じた。就職の問題、教育の問題や保育の問題などは、永遠に解決されそうにない高い未婚率と低い出生率と直接リンクする。あと2010年代のフェミニズムの盛り上がりと対称的になっている「取り残された人々」的な若い男性の不満や反フェミニズム精神の根深さにも目を向けないと、男女間の分断は広がるばかりだろうとも改めて感じた。かといって兵役を止められないのはジレンマでしょうね。
読了日:01月30日 著者:春木 育美

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わがままと同情と利他主義 ――『ジョゼと虎と魚たち』(2020年)青春時代の恋愛が人生の一幕になるまで、あるいはポストモダニティ時代における群像劇 ――『花束みたいな恋をした』(2021年)