12月は愛媛30kを控えていたのでランニングにエネルギーを注いだ分読書量が少し落ち着いたかなという気がしている。とはいえ落ち着いてもちゃんと二けた読めているのは悪くないかも。
今月はなんといっても『百年の孤独』を読んだのが大きかった。いつぞやかのみちくさ市で買ったものなので、4年とか5年とか積んでいたわけで、ほんとうにようやくという感じ。先月の『族長の秋』と比較してもちゃんと読めたかはかなりあやしいが、読んだことは自分の中に残るはずなので次へとつなげていける、はず。
今月は小説以外が多くて、『ルポ 不法移民』の身体を張ったレポートはめちゃくちゃ面白くて泊まり勤務しながらのめりこんだし、中井久夫の『看護のための精神医学』が名著だと言われる理由が分かった気がした。
もちろん中井久夫がここに書いたことですでに古くなっていることも多いよなあとは感じたが、精神科医療の原点がちりばめられているということと、症例が事細かく分類されている点をちゃんと抑えておくべきなのだろうと、医療ではなく福祉の立場としてではあるが感じた次第。治療はできないが寄り添うことはできるという意味で、精神科看護と福祉(そもそもどちらもケアが職務なわけで)はわりと近しいものだと思っている。
mediumへの書評は8本でした。小説6本、政治学1本、同人誌1本。
同人誌レビューをブログなどで積極的に行っている人はそう多くないので、多少古くて入手困難なものも入ってくるかもしれないが、たくさんある蔵書の中である程度のボリュームを持っていることだし、自分が読んだ分を還元していきたい気持ちがある。なので来年はこの部分も増やしていきたい、と考えている所存。
そんな感じです。引き続き2017年まとめもアップします。
12月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2645
ナイス数:29
百年の孤独 (1972年)
読了日:12月04日 著者:G.ガルシア・マルケス
Just Because! (メディアワークス文庫)の感想
アニメまったく追えてないのだがよかったと思う。アニメも追いかけたい。
読了日:12月04日 著者:鴨志田 一
TYPE-MOONの軌跡 (星海社新書)
読了日:12月09日 著者:坂上 秋成,武内 崇
ルポ 不法移民――アメリカ国境を越えた男たち (岩波新書)の感想
著者がUCバークレーで研究していたのはゼロ年代中盤のようだが、ここで書かれている状況はいまのほうがより苛烈なのだろうと想像する。身体を張った意義のあるフィールドワークであり、ルポルタージュ。NPOや教会、地元自治体の支援などはソーシャルワークの観点からも面白く読んだ。
読了日:12月13日 著者:田中 研之輔
看護のための精神医学 第2版の感想
やや古い本であるが統合失調症に関する記述のバリエーションはさすが中井久夫だなと思いながら読んでいたし、読み物として単純に面白かった。それ以外では睡眠の章や躁うつの章、短いながら境界例、精神遅滞、てんかんの項目も仕事で関わる範囲であるので興味深く読んだ。後半はやや流したがアルコールやドラッグによる精神病への目配せまであるのも幅が広くてよいと思った。
読了日:12月15日 著者:中井 久夫,山口 直彦
比較政治学の考え方 (有斐閣ストゥディア)
読了日:12月17日 著者:久保 慶一,末近 浩太,高橋 百合子
金融入門〈第2版〉 (日経文庫)
読了日:12月19日 著者:
現代日本の批評 1975~2001の感想
流し読み。言及が膨大すぎてあれだが、加藤典洋はちゃんと読みたいです。
読了日:12月26日 著者:東 浩紀,市川 真人,大澤 聡,福嶋 亮大
失われゆくものすべて ――『氷菓』試論の感想
新刊が出る前に読み返してました。詳しい感想はこちらで。 https://medium.com/@burningsan/ad6434fbd16b
読了日:12月27日 著者:ねりま
人生100年時代のらくちん投資 (日経ビジネス人文庫)の感想
今年の読書納め。
読了日:12月31日 著者:渋澤 健,中野 晴啓,藤野 英人
読書メーター
今月はなんといっても『百年の孤独』を読んだのが大きかった。いつぞやかのみちくさ市で買ったものなので、4年とか5年とか積んでいたわけで、ほんとうにようやくという感じ。先月の『族長の秋』と比較してもちゃんと読めたかはかなりあやしいが、読んだことは自分の中に残るはずなので次へとつなげていける、はず。
今月は小説以外が多くて、『ルポ 不法移民』の身体を張ったレポートはめちゃくちゃ面白くて泊まり勤務しながらのめりこんだし、中井久夫の『看護のための精神医学』が名著だと言われる理由が分かった気がした。
もちろん中井久夫がここに書いたことですでに古くなっていることも多いよなあとは感じたが、精神科医療の原点がちりばめられているということと、症例が事細かく分類されている点をちゃんと抑えておくべきなのだろうと、医療ではなく福祉の立場としてではあるが感じた次第。治療はできないが寄り添うことはできるという意味で、精神科看護と福祉(そもそもどちらもケアが職務なわけで)はわりと近しいものだと思っている。
mediumへの書評は8本でした。小説6本、政治学1本、同人誌1本。
同人誌レビューをブログなどで積極的に行っている人はそう多くないので、多少古くて入手困難なものも入ってくるかもしれないが、たくさんある蔵書の中である程度のボリュームを持っていることだし、自分が読んだ分を還元していきたい気持ちがある。なので来年はこの部分も増やしていきたい、と考えている所存。
そんな感じです。引き続き2017年まとめもアップします。
12月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2645
ナイス数:29

読了日:12月04日 著者:G.ガルシア・マルケス

アニメまったく追えてないのだがよかったと思う。アニメも追いかけたい。
読了日:12月04日 著者:鴨志田 一

読了日:12月09日 著者:坂上 秋成,武内 崇

著者がUCバークレーで研究していたのはゼロ年代中盤のようだが、ここで書かれている状況はいまのほうがより苛烈なのだろうと想像する。身体を張った意義のあるフィールドワークであり、ルポルタージュ。NPOや教会、地元自治体の支援などはソーシャルワークの観点からも面白く読んだ。
読了日:12月13日 著者:田中 研之輔

やや古い本であるが統合失調症に関する記述のバリエーションはさすが中井久夫だなと思いながら読んでいたし、読み物として単純に面白かった。それ以外では睡眠の章や躁うつの章、短いながら境界例、精神遅滞、てんかんの項目も仕事で関わる範囲であるので興味深く読んだ。後半はやや流したがアルコールやドラッグによる精神病への目配せまであるのも幅が広くてよいと思った。
読了日:12月15日 著者:中井 久夫,山口 直彦

読了日:12月17日 著者:久保 慶一,末近 浩太,高橋 百合子

読了日:12月19日 著者:

流し読み。言及が膨大すぎてあれだが、加藤典洋はちゃんと読みたいです。
読了日:12月26日 著者:東 浩紀,市川 真人,大澤 聡,福嶋 亮大

新刊が出る前に読み返してました。詳しい感想はこちらで。 https://medium.com/@burningsan/ad6434fbd16b
読了日:12月27日 著者:ねりま

今年の読書納め。
読了日:12月31日 著者:渋澤 健,中野 晴啓,藤野 英人
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