2021年9月19日に公認心理師試験を受ける予定で少し前からコツコツ勉強しているが、今一度何やってきたかを振り返っておきたい。Gルートという、実務経験5年+現任者講習会受講による受験資格を得たルートでの受験であり、試験勉強はほぼ独学である。ご存じのように大学時代の専攻は政治学なので、心理学自体が独学である。ただ、臨床心理学や福祉心理学の領域と、司法・矯正分野の心理支援については実務経験も手伝っているのでかなり楽に勉強できているなと感じる。とはいえ範囲は薄く広いので、ある程度広範に押さえておくためにやったことを列挙していく。

 なお「暗記」についての考え方と実践は大学受験を終えた後に以下のエントリーを書いているが、基本的にはこの時と大筋は変わらない。以前公務員試験でペーパーテストを10回ほど受験したが、あくまで大学受験の応用であることは同じだ。社会人受験生は学生と違って時間が限られるので、「効率」を意識することがより肝要になるだろう。



1.基礎知識

 心理学の基礎、いわゆる基礎心理学と呼ばれる分野がある(ようだ)が、この分野は有斐閣が非常に強いので有斐閣の各種テキストで補ってきた。



 ラジ先生としても有名な渡邊芳之が執筆者の一人として入っているテキスト。身近なトピック(友人関係や恋愛など)を挙げながら心理学の世界にいざなってくれるので、自分のような初学者には入りやすい一冊。



 この本は公務員試験の時に使ったが、認知心理学、発達心理学、社会心理学、臨床心理学の基礎的な部分を網羅できる一冊となっており、分厚いが入門的に使うテキストとしては適しているだろう。各論に入る前に全体像を抑えるのは重要なことだ。



 『心理学・入門』にも参加しているサトウタツヤが本書にも加わっているので読んだ。初学者にとってもう一つ大事なのは歴史を学ぶことである。横軸は前記2冊で抑えられるが、歴史的経緯となる縦軸は本書で補った。刊行がやや古いものの歴史的な記述が大半なので、現在でも通用する一冊だと感じた。

2.各論






 認知心理学は上記の二冊を使った。認知心理学の知見が発達心理学や社会心理学へもクロスするので、範囲は広いが可能な範囲で抑えておきたいところだ。



 発達心理学は上記の本を使った。

臨床心理学入門
ケイティ アフェス-ヴァン ドーン
東京大学出版会
2019-03-25



臨床心理学 (New Liberal Arts Selection)
杉山 明子
有斐閣
2015-04-13


 臨床心理学は上記の二冊を使った。ドーンの本は最近翻訳されたので全体像や歴史をつかむにはよかった。有斐閣のこのシリーズは安定なので使用している。

新・カウンセリングの話
平木 典子
朝日新聞出版
2020-08-07








 臨床心理学と関連して、カウンセリングと認知行動療法について学ぶためにこの本を使った。試験勉強というより仕事に応用するための学習だが、この分野を抑えておくと試験問題がだいぶ楽に感じる。



 社会心理学については上記の本を使う予定だがまだ読めていない。ただこの分野はこれまでの知識(社会学や認知心理学など)で解けそうな領域もあるので、後回しにしたのは予定通り。残り一か月で使う予定。


3.応用

 応用は幅広いので、興味のある所を中心に読んだ。読んだところでは得点を取っていきたい、という意図で読んでいる。その中から読んでよかった本をざっと列挙する。




心理的アセスメント (放送大学教材)
永田 雅子
NHK出版
2020-02-01












4.試験対策のテキスト&過去問集

心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト
公認心理師試験対策研究会
翔泳社
2020-02-28



心理教科書 公認心理師 完全合格問題集 2021年版
公認心理師試験対策研究会
翔泳社
2021-03-24





 公式のテキストと過去問集は以上のものを用いた。過去問集は繰り返し解く予定&紙で買うとサイズが大きいためkindle版を活用している。各分野ごとに目次からジャンプできるようになっているつぁめ、いまのところkindleでも違和感はない。

 『公認心理師試験の問題と解説2021』は最近出たので買ったが、問題の解説だけでなく各分野ごとの勉強法についてもページが割かれていて、そこを読むために買った感じ。ちなみに第3回の過去問を7月の終わりに解いたところ、74%の得点率だった(合格ラインは60%)。

5.残り一か月の学習プラン

 今後やることとしては、「テキストの繰り返し」と「過去問の繰り返し」と「直前対策問題集の活用」が軸になるかなと思う。テキストと過去問は4で挙げた翔泳社の二冊と以下のテキストを活用する。残り一か月となるとあまり手を広げることは得策ではないので、繰り返し同じテキストと過去問集を活用することで正答率を挙げていくというプラン。

心理教科書 公認心理師 要点ブック+一問一答 第2版
公認心理師試験対策研究会
翔泳社
2021-03-24





 7月から過去問を解き続けているが、知識問題は50%ほどを取れれば十分だと考えている。その変わり、バスケで言うスリーポイントとなっている事例問題の正答率を8割以上は確保したい。国語力や消去法で解ける問題も多いので(それもどうかとは思うが)ここを確実に拾っていくことで、トータルの得点を70-80%に抑えることはできる。合格は60でよいので、70-80を視野に入れておけば多少うまくいかなかったとしても60を下回ることはないだろう、というプランである。

 盧箙雅はyoutubeで試験対策用の短い動画を多数アップしているので、息抜きがてらこちらも活用していきたい。




 このプランがうまくいくかどうかは、合格発表までお待ちいただきたい。