Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

score:3-4(0-1,2-4)

 さっきまでサッカー見てました。バイト帰りのあとにね。
 日本の2点目、3点目は完全に相手の足が止まってる状態(70分以降はそうだったと思う。同点になって少しまた動き出したが)で、しかもボールウォッチャーだったのでパスを入れたら楽にシュートが決まったという感じだったかなと。玉田のああいうゴールは気持ちいいし、岡崎のヘディングは珍しい。4点目の稲本はさすがですね。これだけスーパーサブとして活躍を見せられたら3大会連続のワールドカップもありえるかもしれない。3点目は絶妙のクロスを上げたし、本田のコメントにもあったが攻撃面で頼りになるボランチだ。
 玉田、稲本という後半組が活躍できたのは前と違って意味がある。玉田と本田の同時投入は点を取れというはっきりとしたメッセージだったし、稲本は長谷部の足をいたわって入ったのかもしれないがいい動きを見せてくれた。今回はいい交代カードを切ったと思います。前の試合と同じ監督とは思えない、ってのは失礼かもしれないが、結果には結びつかなくてもメッセージが伝わる選手交代ってのは意味があると思う。

 あれだけ点差が開いて最後の最後で勝ち越す、しかも4-3というスコアは一昨年のオーストリア遠征のスイス戦を思い出すね。丁度スイス戦のビデオがあったからこないだ見たんだけど、今回もサイドが起点になって攻撃を作り出すことが多かった。特に後半は長友のサイドを使うことが多くて、2点目以降はすべて左の崩しから得点につながっている。
 岡田さんのサッカーはどちらかというと細かくパスをつないでの中央突破が多いイメージがあったし前半は中央をこじあけようとするシーンがいくつかあった。それでもオランダ戦でもだけど、サイドが崩れると分かったらサイドバックが上がっていったりフォワードが流れたりして(今日の前田遼一のプレーに顕著。得点にはつながらなかったがいい動きを見せていた)起点を作ることが効果的にもなってくる。オシムさんのころはむしろこのパターンが多かった気がして、まわりまわって今は状況判断で中央をつくかサイドを使うかになっているんだろうな、という気がした。それだけ後半の左サイドからの攻撃が豊富だったので。後半交代で右にはいった本田圭祐がそのために孤立してしまうシーンも多くて本田が左までボールをもらうシーンがいくつかあったと思うけど、それにも表れていると思う。左がよく崩れていたし、時間的に本田の右を使う余裕がなかったのかもしれない。俊輔が退いて遠藤や稲本がゲームを作っているという感じもあったので。

 ガーナのサッカーに関して。攻撃は組織的だが、基本的にはシンプル。ちゃんと足下でとめてパスはつなぎ、攻撃ではダイレクトプレーも見せるがロングボールを押し込んだ2,3点目も印象的。ただ後半は疲れもあってかボールウォッチャーになるシーンが多く、両サイドを(特に左を)崩されてしまった。
 ただ少ない決定機でゴールまで持っていく力はさすが。個人技も組織あってのものであるということを改めて実感させられる。人数をかけてもとめきれないようなこともあったから(交代前のムンタリの突破が印象的)次やっても勝てるかどうかはあやしい。少なくともミスをどれだけ減らしてポゼッションを増やして決定機を作らせないこと、相手を乗せないためにも先制点をとることは大事だろう。
 まだあと一年あるし、攻撃だけでなく守備がもっと固くなってきたら恐いチームになるだろうね。  

 最後は相手が自滅した感じはあった。オランダ戦の日本のように。得点のシーンはすべてよかったと思うが失点のシーンはひどい。本番まで一年前でこういう点のとられかたをしているようではいけないだろう。
 オランダ戦でもそうだったがラインを高めにしてプレッシングを積極的にかけていくという姿勢、つまり点をとりにいこうということだった。それが日本の課題でそれを強調するのはかまわないが、それでいて守備を崩さないこと。これがこれからの課題だろう。オランダも基本的に攻撃のチームで守備がいいとは言えない(攻撃が最大の防御になっているところがある)わけで、日本はこの課題を克服してほしいと思う。イタリアのようにガチガチにやる必要があるとは思わないけど、数的不利を作らないとか、むやみなパスを出さないとか、試合の中でのそういうことの意識づけになるだろう。オランダ戦とあわせて2試合で6失点もしてしまっていることへの反省をこれから見せて欲しいなあと。
 あくまでも勝っちゃった試合であり、勝つべくして勝った試合ではない。ただ普段はサブになりがちな選手(前田、稲本)の活躍を見られたのは収穫。あとは代表での本田の扱いをどうするかだろうね。ただ松井大輔がここに入ってきたらさらにポジション争いとそれにともなうゲームプランが必要になる。中村憲剛もいるし。
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