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日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

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【テーマ】初恋を思い出す瞬間は?

 どれを初恋と扱っていいのかはよく分からんが、記憶にあるのは幼稚園のころ。
 チョコレートをもらえるかもしれないしそうじゃないかもしれない時期がくれば思い出す。その子にもらって以来、高二の冬まで家族以外からはもらった記憶がないので、無駄に幼稚園のころを思い出します。小学生のころの記憶で曖昧なところがあるかなんとも言えないけど、幼稚園のころにもらったのはよく覚えてる。家まで来てくれたような気がする。どれだけ好きあってたのかはまったく覚えてないし、小中もその子とは一緒だったけど特に何があったわけでもなく、今からすればほんまにあの時期は一体何だったのだろう、と。病気の前だったかあとだったかも思い出せず、でも記憶は確かだから夢ではないし。
 時の流れが速すぎて、昔のことって不思議な実感がします。というか実感すらないのかな。
 
 初恋に限らないで言えば、何かを思い出すというのは音楽を聞くときか本を読むときに多い。その時どきに飽きるほど聴いた曲っていうのは、聞いていた情景まで思い出す。たとえば中三の夏に聴いていたある曲は今でもソニーのウォークマンの中に入ってる。まあ、好きな曲だからずーっと外さないで入れているだけ。その頃のウオークマンは今からすれば1台目で、64MBしかないから30曲入れたら精一杯だった気がするなあ。それでもCDの倍も入るから当時はすげー、と思っていた気がする。ここ数年の記憶媒体の進歩は著しい。
 とかまあこんな余計なことまで音楽を聞くと思い出してしまう。感傷にひたる、まではいかないけどね。

 本の場合は読む、というよりは本棚をのぞいて手にとったときに、「そういやあのときあそこで読んでたなあ。あのときは〜だったな」という感じで思い出す。年間100冊近くは読んでるから(今年は少ないけど)全ての本でそう思う時期があるわけではないけど。大体いつ読んだかっていうのは奥付をみたら思い出せるから、その当時の記憶をふっと思い出す瞬間はある。
 思いつく例をあげると早稲田への志望理由書を書きながら大崎善生の『別れのあとの、静かな午後』を読んでたし(丁度テスト期間で教室はいかにも静かな午後であった)高一のころ、球技大会の待ち時間が暇なのでベランダで乙一の『GOTH』を読んでたし(映画も楽しみだ)『シービスケット』とか恩田陸の『球形の季節』も高校入学直後にひがみながらベランダで一人段ボールを強いて寝そべって読んでた気がする。今考えると痛すぎるけど、まあそういう時期も必要だ。京極堂シリーズの『絡新婦の理』を中学の夏の予備校で広げて読んでたら(もちろん休み時間に。授業はちゃんと受けてた)表紙を見た近くの女子が「エッチな本読んでるー」とか言ってたような言ってなかったような。なんで日本の妖怪はあんなに肉感的なんですかね。まあこんな感じです。

 友達が日記で「昔の携帯をとか見た日にはタイムスリップした感じになる」って書いてたのは言い得て妙かなと思いました。音楽と本がタイムスリップの援用をしてくれる。できるかどうかは記憶次第。昔のメールなんて文体も違えばメールしている相手もほんと今とは全然違うし、びっくりするけどね俺の場合wその当初から続いている人も何人かいて、今でも時々メールをするたびにまた時間の流れを感じる。中学生はもう大人になって働いている、俺ももう大学生とか、その当時からすれば見上げるような年齢になった。モラトリアムがこうまで長いと一生子どものままなんじゃないかと、少し前までは思ってて、大人になるとか働くとかっていう実感が見通しと伴って出てきたのは最近かな。そういう風に大人になれたらいいんだけど、景気悪いしねー。大企業があそこまで人員を削減してはどうしようもないよ。

 一般的には匂いが記憶に残りやすい、とNHKの「解体シンショー」でやってた気がする。高校の時に好きだった人の匂いは好きだったなあとしか言えません( 別にそれがよくて好きになったのではないですし、もちろん。
 昔よく友達の家に遊びに行くと、家によって全然匂いが違うのに驚いた。清潔感のある匂いもあれば、生活感あふれる匂いもあるし。自分の家の匂いなんてあんまりよく思い出せないんだが、今帰ったら懐かしく感じるだろうか。海が近かったから自分の部屋からは潮の匂いがすーっとしていたのは覚えてる。プールの塩素消毒の匂いは変な感じだけど、純粋な潮の匂いは好きでした。


*****

 ブエナビスタ強すぎ。ってか、BSフジをつけたらドリーム競馬をやってた。今更気づいた。無理してみんなの競馬とかいうありえん番組を見なくてもよかったのか。助かるぜBS。
 そして浅田真央おめでとう。いやー、あなたはすごい。安藤美姫も4回転をもう少しまでで着氷。2人のこの頑張りは2010年に続きますね。日本選手権も楽しみだ。キム・ヨナは風邪引いてたのもミスの要因らしいが、風邪引いてあの点数はすごすぎると思います。とりあえずは来年の世界選手権だね。万全な状態で、日本でも韓国でもない他の場所で、また見たいですね。
 シニアでは浅田真央が3勝2敗なんだが、ジュニアの世界選手権の成績を加えれば3勝3敗で完全にイーブン。2人ともミスしてあの僅差で、キム・ヨナだけは演技構成点で60点越えという安定感を風邪をひいてもキープ。すごすぎるよこの2人は。フツーだったらまだジュニアの年齢だし、ね。平成においては伊藤みどりや佐藤有香から始まり荒川、村主、恩田のあとの日本人が確実に育ってるなあ、と感じました。いや、村主さんはまだまだ現役か。日本選手権楽しみにしてます。

読了
『月への梯子』樋口有介
今年50冊目、ようやく。読み始めたら面白くてあやうく徹夜しそうだった。主人公にはSeraphicBlueのヴェーネをイメージした。ちょっと違うかも知れないが、あの変わりようとか(それと変わったあとの現実主義的な考え方も)記憶をなくしていた頃の純真さとか、いかにもヴェーネだな、と。
ハッピーエンドは失われた、とはここにもふさわしい。あれは本当にやられた。
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