Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

 ドラマ版チームバチスタの栄光6話、ああきたか、と。ラストは、ミステリではよくある展開ですね。木は森に隠せ、と。まあ確かに彼が犯人というだけでは全てが説明されない。いや、まだ今日の段階では彼はまだグレーなわけか。仮に彼が犯人だとしても、最初のケースは説明されてない。薔薇との因果関係が出たケースはそうだとしても、だ。
 犯人捜しの中で、動機と実行可能性と絶対的な自信(怪文書や殺人予告として薔薇を使うだけの)を考えて、個人的には氷室かリョウが臭いと思ってました。
 もう一人の犯人もしくは共犯者捜しのためにも整理してみると、羽場と酒井と垣谷には動機がないのと、最近の話での登場回数が少なすぎる。執刀医としての桐生の動機も分からなかったが残る要素として実行可能性と絶対的な自信を考えると桐生は消えない。桐生がやったとしても誰も文句は言えないし、彼がチームの中で一番権限があるし。大友さんは動機と自信の面で若干弱い。ただ実行可能性は機会出しと道具渡しの役割なので何らかの細工は可能なので、あり。氷室は麻酔医っていう目立たない存在だし術中も横にいるので細工は可能、そして自分の仕事に絶対的な自信を持っている。動機は分からなかったんだが、その二面が強い。で、一応今日の話では実際に細工をやっていた、と。リョウも裏方なので考えたんだが、場所が場所なので今度は逆に実行可能性を低くしている。ただ、動機は兄への復讐(ワンパターンだけど)というものがあるし、彼も自分の仕事にはかなりの自信を持っている。病理医しか知らない何かがあってもいい、とも思うし。

 というわけで、これからは桐生、成海リョウ、大友さんがどうしても怪しい。残りの3人の可能性もこれからの展開で考えなければならないが今の段階では分からん。氷室と大友が割と接近するシーンがあったし、最初に薔薇を供えたのが大友さんだから、今度はリョウよりも大友さんが怪しくなってくるなあ。
 で、Aiだっけ?Aiっていう名称は知らんかったが、「遺体を傷つけずに調べる方法」としてはスキャンするしかないとは思ってたら本当にMRIに通しちゃいましたね。一般的じゃないっていうのを聞いて、解剖しなくてもいいのなら割とやりやすいじゃんとは思ったが多分遺体をMRIに通す、って発想そのものが一般的ではないのかな。
 ドラマが終わったら本読みます。このミス大賞受賞作。

 それが今日のネタではなくて、政治学英語文献の課題やってたら面白い文章があった。
 曰く、冷戦後にアメリカ一極化となってしまった世界というのは更に不安定なものになり、アメリカへの反感もつのる。実際そうなってる。そしてそうなった場合、かつてのローマ帝国と比較してやがて終焉に向かうだろう、と。国際政治の面で予想したものであって金融危機を予言したとは思わないが、今のアメリカの現状を見ていたらなかなか面白いことを書いてるとは思った。二極化は不安定な冷戦をもたらし、一極からは世界の反感を買い、世界は多極化へと向かう、か。戦国時代だね、さながら。まあただ、今は国よりも連合が力を持っている、とさっきの文章の後ろに書いていた。多極化してからこそ力を結びたがる。その力がどれだけ大きくなって世界の覇権を握るのかはまだこれからだ、と。
 次のページには「(今の成長率がつづけば)中国は2020年までに世界最大の経済国になるだろう」と書いてるのは残念、惜しい。中国は北京オリンピックのやや前をピークにして今はどんどん落ちてます。あらゆる矛盾をはらみながらそう簡単に成長は続かない。どこかで足を引っ張られるだろうとは思っていたが。それでも今年度はマイナス成長か、っていう日本と比べると8%か9%くらいの成長率であるのはすごいんだけどね。
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