Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

 人間が死に絶えてミュージックがなくなってしまうことだけは、つらい(伊坂幸太郎『死に神の精度』)
 この引用を前提に、いくつかの歌詞を書いてみよう。

 眩いもので世界溢れ 届かない手紙をポケットに 君がいない四月が来る(「四月馬鹿」Cocco)
 届かなかった手紙、というかうまく書ける言葉が見つからずに出せなかった手紙はある。捨ててはないのでどこかに。君がいない四月をどんな風に迎えているのだろう。

 君が好きだと言えずにいた 何度も抱きしめていたのに また一つずつ想い出が増えてく これが最後の記憶 僕たちのさよならの記憶(「さよならの記憶」奥華子)
 結局は言えなかっただけなのかも知れない。言わなかったと強がりのふりをして。
 別れを感じ始めてから想い出が増えていくことに、どう向き合っていいか分からなかったなあ。

 ここからはワイルドアームズ。

 失うことでしか 受け継ぐ術のない 見知らぬ弱さ絡み合い 時は続く(WAF「葬列」麻生かほ里)
 担任がこんな感じのことを言っておりました。上手くは言えないけど、何かを失わないと先に進めないというか。その失ったということは後になって気づくものであるとか。
 
 逢えない人を想い泣きたい夜もある(WA4「as time goes by」麻生かほ里)
 中学卒業時とはまた違った感覚での別れをした。逢えない人がたくさん出てくる。それ自体は、どうしようもない。
 だけどね

 もう逢えないことよりも出逢えたことが嬉しい 想い出は永遠に生き続ける 離れても かけぬける西風が運ぶ希望のかけら 私達をいつでも繋げている(WA2「Zephyrs's」麻生かほ里)
 こう思えたらどれほど素敵だろう。
 ワイルドアームズシリーズでベストの楽曲。この歌にどれだけ支えられたことだろう。そしてこれからも支えられるだろう。
 別ればかれを気にして、出会えたことを忘れていないか?WAの中では出会いは奇跡という。そのことに何よりも感謝して、そして忘れないでいれたら。
 そうやって想い出を積み重ねて生きていく。生きるために、想い出を重ねる。

 卒業しました。3年前はひどくやる気のない文章なので、今日はちょっと頑張ってみた。っても引用がいっぱいなんだが(
 音楽と小説が、これからも俺の生活の一部であり続けるのは間違いない。その音楽や小説が、懐かしい人を思い起こすことも少なくない。そういう意味でも、きっと大切なんだろうなあ。
 まあ、今後ともこのサイトをよろしく。受験生ブログは終わっても書き続けますよ、もちろん。
 ただ明日からは検査入院のため岡山に行きます。
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