Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

2023年01月



見:Jaiho

 少し前から意識して韓国の映画を見るようにしているが(本数はまだまだ少ないけれど)、その中でも今回Jaihoで2か月間配信されていた『最善の人生』はインパクトのある映画だったと言える。『はちどり』を見た時のような、10代の少女の危うさをもろさを感じたし、『はちどり』よりもさらに少女たちの心理の内側を、まるでナイフで刺すように視聴者に提示していく。少女が少女であるがゆえの痛みと、あと寂しさのあふれた映画だった。

 主人公はイ・ガンイという少女で、とりたてた特徴があるわけではない高校生だ。両親と暮らしており、きょうだいはいなさそう。同じクラスにはソヨンという、黒髪で長身の美人がおり、彼女についていれば最善になるはずだ、という思い込みのもと、彼女と行動を共にするようになる。ある日学校を抜け出し、その流れで家出をし、ソウルへと逃亡する。

 もう一人、アラムという同級生がおり、彼女の案でソウルの半地下暮らしをしながら水商売をするようになる。ショットバー的な店で働く描写があるが、未成年がこうした店で労働することはかなり法的には怪しいだろう。それを分かった上で、逃亡を続ける。男がらみの、少し危ない場面にも遭遇しながら、一瞬だけガンイとソヨンの心理的な距離が接近してゆく。映画を見終えた今では、ここが一つのピークで、ガンイが最も幸せな瞬間の一つだったかもしれない。ソヨンにソウルまでついていったガンイは、親に連絡して突如家出を終わらせるソヨンにも逆らうことはない。

 そしてここからがこの映画の重要なところだ。家出中からギクシャクし始めた3人の関係は、学校に戻っても容易には回復しない。むしろどんどん悪い方向へと変わってゆく。ソヨンに好意を抱いており(それが同性に対する恋愛感情かどうかは明示されないものの)、学校に戻ってもソヨンと一緒にいたいガンイは、ソヨンの変容を簡単に受け入れることができない。アラムの助言もなかなか聞き入れない。そしてガンイもアラムも、ソヨンからは敵視されてゆく。

 ガンイは基本的に感情を表に出すことが少ない。何度も家出をし、親から強い叱責を受ける場面もあるが、淡々とそれを受け止める。感情の出し方が分からないとも言えるし、単にどうふるまっていいのか分からないのかもしれない。それでも、映画の後半部分についてはソヨンの変容を受け入れられない自身の感情に対する苛立ちが、少しずつ表に出始める。ソヨンのおかげでガンイは、自分自身の感情に気づき、表明するようになってゆくのだ。

 つまるところ最初から最後まで、ガンイはソヨンと離れがたかった。もっと一緒にいたかった。だからこそ、そのガンイの願望が挫折したこと、挫折させられたこと、あるいはソヨンに対する大きな失望が、最後の最後にハンマーで叩くように強い一撃となって表れる。ガンイのことを、彼女のした行為を擁護することはできないが、それでも彼女のことを単に不幸な少女だったとは思いたくない。一途な、純粋な彼女の気持ちを、あの行為のあとにも改めて思いやりたい。

 普段は声も表情もほとんど変えないガンイは、最後に思いっきり涙を流すところが、強く印象に残った。こうした表現が適切かどうかは分からないが、とても美しいシーンだったと思う。


最善の人生
イム・ソルア
光文社
2022-10-19

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 2022年に読んだ本は230冊でした。ちなみに2021年は311冊だったらしい(おかしい)
 前半は国際政治関係と公認心理師の試験関連の本を読みまくり、後半ようやく積読を崩せたけど小説をあまり読めなかったなと思うので来年はもっとフィクションを摂取したい。国内外問わず。

 以下、一覧です。

2022年の読書メーター
読んだ本の数:230
読んだページ数:66520
ナイス数:528

マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)
読了日:01月01日 著者:ジェイン・オースティン
ジョン・ロールズ-社会正義の探究者 (中公新書 2674)ジョン・ロールズ-社会正義の探究者 (中公新書 2674)感想
期待どおりというか期待以上の優れた解説書になっている。新書一冊で正義論(再説含む)〜政治的リベラリズム〜万民の法の論点を理解しつつ、ロールズの提示した議論の当世的意義を振り返るのと同時に、現代的意義についても具体的に言及している点が素晴らしい。特に齋藤純一による第二章の『正義論』読解はお見事でした。さすがでございます。
読了日:01月03日 著者:齋藤 純一,田中 将人
野生の探偵たち〈上〉 (エクス・リブリス)野生の探偵たち〈上〉 (エクス・リブリス)
読了日:01月05日 著者:ロベルト ボラーニョ
丹下健三建築論集 (岩波文庫 青 585-1)丹下健三建築論集 (岩波文庫 青 585-1)
読了日:01月07日 著者:豊川 斎赫
野生の探偵たち〈下〉 (エクス・リブリス)野生の探偵たち〈下〉 (エクス・リブリス)
読了日:01月10日 著者:ロベルト ボラーニョ
黄色い夜黄色い夜
読了日:01月19日 著者:宮内 悠介
吉田健一 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集20)吉田健一 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集20)
読了日:01月20日 著者:吉田 健一
現代思想 2021年5月号 特集=「陰謀論」の時代現代思想 2021年5月号 特集=「陰謀論」の時代感想
最初の井上弘貴+渡辺靖対談と、辻、倉橋、海妻、松村、三木の論考を面白く読んだ。特に海妻の反フェミニズム言説と女性の議論や、三木のコミュニケーションの観点から陰謀論を捉え直す議論はそれぞれの著者の専門性と独自性が発揮されており、有意義な議論であると思われる。
読了日:01月21日 著者:井上弘貴,渡辺靖,石戸諭,木澤佐登志,中尾麻伊香,仁木稔,吉永進一
PhantomPhantom
読了日:01月22日 著者:羽田 圭介
言葉を失ったあとで (単行本)言葉を失ったあとで (単行本)感想
要所要所はたしかに面白いが、話題が散らばっていてちょっと物足りなさもあったかな。合間に挿入されているブックガイドはとてもよかったと思う。ハーマンの『心的外傷と回復』は名著と名高いので今年こそ読みたい。今年こそ。
読了日:01月25日 著者:信田 さよ子,上間 陽子
丹下健三都市論集 (岩波文庫 青 585-2)丹下健三都市論集 (岩波文庫 青 585-2)
読了日:01月26日 著者:豊川 斎赫
ロールズ (「現代思想の冒険者たち」Select)ロールズ (「現代思想の冒険者たち」Select)
読了日:01月27日 著者:川本 隆史
思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界 (新潮文庫)思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界 (新潮文庫)
読了日:01月29日 著者:岩宮 恵子
無駄に幸せになるのをやめて、こたつでアイス食べます (メディアワークス文庫)無駄に幸せになるのをやめて、こたつでアイス食べます (メディアワークス文庫)
読了日:02月02日 著者:コイル
都市の条件―住まい、人生、社会持続 (真横から見る現代)都市の条件―住まい、人生、社会持続 (真横から見る現代)
読了日:02月03日 著者:平山 洋介
ポラリスが降り注ぐ夜 (単行本)ポラリスが降り注ぐ夜 (単行本)
読了日:02月05日 著者:李 琴峰
無意識のバイアス――人はなぜ人種差別をするのか無意識のバイアス――人はなぜ人種差別をするのか
読了日:02月09日 著者:ジェニファー・エバーハート
社会学はどこから来てどこへ行くのか社会学はどこから来てどこへ行くのか
読了日:02月11日 著者:岸 政彦,北田 暁大,筒井 淳也,稲葉 振一郎
思いやる心は傷つきやすい: パンデミックの中の感情労働思いやる心は傷つきやすい: パンデミックの中の感情労働
読了日:02月12日 著者:武井 麻子
フォアビート・ノスタルジーフォアビート・ノスタルジー
読了日:02月13日 著者:石原 慎太郎
心理療法がひらく未来: エビデンスにもとづく幸福改革心理療法がひらく未来: エビデンスにもとづく幸福改革
読了日:02月13日 著者:リチャード レイヤード,デイヴィッド・M. クラーク
心は孤独な狩人心は孤独な狩人
読了日:02月18日 著者:カーソン マッカラーズ
それを読むたび思い出すそれを読むたび思い出す
読了日:02月19日 著者:三宅香帆
民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道
読了日:02月24日 著者:スティーブン・レビツキー,ダニエル・ジブラット
ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書)ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書)感想
中学受験経験もないし界隈のことには疎いので純粋に面白く読んだ。サピックスや鉄緑会を中心に取材しながらそれ以外の塾や学校もバランスよく取材しており、サピックスや鉄緑会にしても賛否両論でバランスのいい書き方をしていると思う。人生は多様なのに結果至上主義的なサピや鉄緑のやり方が今後どれだけ支持されるのか、実際にオルタナティブが台頭していることも含めると塾業界にも一定の多様性があるのは安心する。それでも地方や田舎とは環境の違いが大きいなとは感じるけども。
読了日:02月24日 著者:おおたとしまさ
こころの科学222号/2022年3月号【特別企画】誰かをケアする人のケア ――支援者支援を考えるこころの科学222号/2022年3月号【特別企画】誰かをケアする人のケア ――支援者支援を考える
読了日:02月27日 著者:
未承認国家と覇権なき世界 (NHKブックス)未承認国家と覇権なき世界 (NHKブックス)感想
今目の前で起きているロシアによるウクライナ侵攻の参考文献になるかなと思って読んでみたが、単純に知的好奇心が非常にそそられる一冊だった。まず未承認国家というカテゴリーをこれまで知らなかったが、冷戦後の世界を考える上で重要な概念であることが理解できた。そして未承認国家の抱える諸問題を解決するための有効な策が未だないこと、いくつかのシナリオはありえるがパーフェクトなシナリオはないということも紹介されている。今のウクライナも容易には決着しないだろう。だからこそ諸問題の起源やありうるシナリオを学習する価値は大きい。
読了日:03月01日 著者:廣瀬 陽子
心の容量が増えるメンタルの取扱説明書【「くり返し使える! 心を整理するワークシート」DL特典付き】心の容量が増えるメンタルの取扱説明書【「くり返し使える! 心を整理するワークシート」DL特典付き】
読了日:03月03日 著者:エマ・ヘップバーン
ウクライナ危機の真相 プーチンの思惑 Wedgeセレクションウクライナ危機の真相 プーチンの思惑 Wedgeセレクション感想
アンリミテッドにて。佐藤優のインタビューがあるので要注意だがそれ以外は面白く読めたし、2014年の延長に2022年があることがよくわかる。いずれの論考、インタビューも短いもので簡潔に論点を述べている形。亀山郁夫のインタビューもあり、「プーチンの新ユーラシア主義は、一元化されていく価値観に対抗して、ロシアのアイデンティティを守ろうとする動きだ。その矢先に起きたウクライナ事件は、残念で仕方がない」と述べているのだがこうした復古的ナショナリズムはまさに2022年のプーチンにも当てはまる。
読了日:03月05日 著者:小泉 悠,佐々木 正明,廣瀬 陽子,亀山 郁夫,佐藤 優,Wedge編集部
ポスト社会主義の政治 ――ポーランド、リトアニア、アルメニア、ウクライナ、モルドヴァの準大統領制 (ちくま新書)ポスト社会主義の政治 ――ポーランド、リトアニア、アルメニア、ウクライナ、モルドヴァの準大統領制 (ちくま新書)
読了日:03月06日 著者:松里 公孝
保育と子ども家庭福祉 (学ぶ・わかる・みえる シリーズ保育と現代社会)保育と子ども家庭福祉 (学ぶ・わかる・みえる シリーズ保育と現代社会)感想
前職で世話になった人が分担執筆していたのでなんとなく手にとったが、2019年刊行と比較的新しいため、子ども子育て支援新制度や児童相談所の最近の動向などもフォローされていてよい。保育士養成向けのテキストとなっているが、その分この分野に明るくない人間が読んでも読みやすい構成になっている。最後に収録されているブックガイドも丁寧でよかった。
読了日:03月07日 著者:
男たちを知らない女 (ハヤカワ文庫SF)男たちを知らない女 (ハヤカワ文庫SF)感想
2021年に出版されたこの本があっという間に翻訳されて日本語でしかも文庫で読めることは貴重である。パンデミックと戦争という二つの大きな事態に生きる今、リアリティのありすぎるフィクションとして本書を読むことができるだろう。
読了日:03月07日 著者:クリスティーナ・スウィーニー=ビアード
睡眠こそ最強の解決策である睡眠こそ最強の解決策である感想
日本語タイトルはいかにもなビジネス書っぽくてアレだけど原題はWHY WE SLEEPとシンプル。なぜ我々(人間だけでなく生き物全般)は眠る必要があるのか、長く眠ると何が良いのか、そして睡眠不足はどういった損失があるのかといった睡眠に対する研究的・一般的な疑問に丁寧に答えていく一冊。とりあえず部屋を真っ暗にして部屋の気温を調整して目覚まし時計に頼らずに毎日7時間以上眠りたいですね。
読了日:03月10日 著者:マシュー・ウォーカー,Matthew Walker
強権と不安の超大国・ロシア〜旧ソ連諸国から見た「光と影」〜 (光文社新書)強権と不安の超大国・ロシア〜旧ソ連諸国から見た「光と影」〜 (光文社新書)感想
Kindleにて。未承認国家を含むロシア周辺の国際関係とその歴史を理解するのに良い一冊。専門的になりすぎず、読みやすい。著者が実際に現地調査に訪れた話はリアリティがあり、ハラハラしながら読んだ。
読了日:03月13日 著者:廣瀬 陽子
コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A)コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A)感想
アゼルバイジャン、アルメニア、グルジア(現ジョージア)といったコーカサス諸国とその周辺の未承認国家(ナゴルノ・カラバフアブハジア)の政治や歴史を概観しつつ、後半には周辺の関係諸国(ロシア、EU、アメリカ)との関係も記述する一冊。この地域の複雑さを知ることは、2022年のロシア・ウクライナ関係を理解する一助になるはず(ウクライナへの言及は少ないが、オレンジ革命やGUAMなど、いくつかの言及はされている)
読了日:03月13日 著者:廣瀬 陽子
ファシズムとロシアファシズムとロシア
読了日:03月13日 著者:マルレーヌ・ラリュエル
道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔 (扶桑社BOOKS文庫)道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔 (扶桑社BOOKS文庫)感想
メジャーに行く前の大谷翔平を記録したドキュメント。もうすぐ野球の季節なので、なんとなく読んでみた一冊だが思った以上に面白かった。最後のほうで「ピッチャーとしての完成度のほうが、バッターに比べて劣る」語っているが、2021年もきっとそうだったんだろうなと感じる。そして今年も、完成されたバッティングと進化し続けるピッチングが楽しみだ。
読了日:03月14日 著者:佐々木 亨
乳がん治療の新しい視点 医療人類学から考える乳がん治療の新しい視点 医療人類学から考える
読了日:03月16日 著者:吉村 慶子
イ・ボミはなぜ強い?〜知られざる女王たちの素顔〜 (光文社新書)イ・ボミはなぜ強い?〜知られざる女王たちの素顔〜 (光文社新書)感想
Kindleにて読了。少し前のトレンドの話だが、今に繋がることも多く面白く読んだ。
読了日:03月16日 著者:慎 武宏
ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略 (講談社現代新書)ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略 (講談社現代新書)
読了日:03月18日 著者:廣瀬 陽子
戦争はいかに終結したか-二度の大戦からベトナム、イラクまで (中公新書 2652)戦争はいかに終結したか-二度の大戦からベトナム、イラクまで (中公新書 2652)
読了日:03月20日 著者:千々和 泰明
現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)感想
端的に面白かった。面白いという表現は語弊があるかもしれないが、現代ロシアの政治が軍事戦略を解剖する試みには知的興奮を覚えた。しかし、この本で書かれていることが過去の出来事でなくまさに現在進行形であるのは複雑だし、複雑すぎるわね・・・とはいえ、最後にも書かれてあるように日本も「西側」の一員である以上、「敵」の正体を知ることは非常に重要だし、それに資する一冊であることは間違いない。
読了日:03月23日 著者:小泉 悠
女性自衛官 キャリア、自分らしさと任務遂行 (光文社新書)女性自衛官 キャリア、自分らしさと任務遂行 (光文社新書)感想
著者と指導教員の共著という形式で修士論文を出版用にアレンジした一冊。一人一人のインタビューから男性中心社会における超少数派としての女性自衛官の働き方を明らかにする、というスタイル。あくまで個人の感想の可能性はあるが、比較的組織に順応しながら働いている女性自衛官の声を拾ってる可能性もあるので(一種の生存バイアス)少なくともツイッターなどで見聞きするような自衛隊のイメージとは異なる自衛隊のイメージを作ることには成功している。
読了日:03月23日 著者:上野 友子,武石 恵美子
厚労省 (新潮新書)厚労省 (新潮新書)
読了日:03月24日 著者:鈴木 穣
夫婦格差社会 - 二極化する結婚のかたち (中公新書)夫婦格差社会 - 二極化する結婚のかたち (中公新書)
読了日:03月24日 著者:橘木 俊詔
現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書)感想
Kindleにて読了。中田清の回が一番面白い。
読了日:03月25日 著者:中溝康隆
独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)
読了日:03月27日 著者:大木 毅
一生使える! プロカウンセラーの 傾聴の基本一生使える! プロカウンセラーの 傾聴の基本感想
基本的にはロジャーズの来談者中心療法、受容、共感的理解の現代的応用といったところ。ロジャーズを知っている人なら復習に、知らない人にとっては入門的になる一冊。体裁としてはビジネス書っぽいので、おそらく後者がターゲットでしょうね。
読了日:03月28日 著者:古宮 昇
58歳から 日々を大切に小さく暮らす58歳から 日々を大切に小さく暮らす感想
Kindleにて読了。中高年の単身生活を大切に小さく暮らすには若いうちからの積み重ねが必要だということがよくわかる。
読了日:03月29日 著者:ショコラ
国際政治史 -- 主権国家体系のあゆみ (有斐閣ストゥディア)国際政治史 -- 主権国家体系のあゆみ (有斐閣ストゥディア)感想
ロシア・ウクライナ戦争の情報を追いかける中でツイッターの誰かが本書を推薦していたので読んだ。16世紀から始まり2017年で終わるこの本を読むことで、主権国家の誕生や長い戦争の時代を経て「熱い戦争」を回避しようとしてきた試みとその挫折や迷走を描写する第二次大戦後や冷戦後の世界までをひとつづきのものとして読めるダイナミズムに知的興奮を覚える。同時に、より複雑化する冷戦後の国際政治や世界秩序の不安定さが最悪な形で展開しているのが2022年の春なのだと思うと、なんとも言えない心境ではある。
読了日:03月30日 著者:小川 浩之,板橋 拓己,青野 利彦
プーチンの実像 孤高の「皇帝」の知られざる真実 (朝日文庫)プーチンの実像 孤高の「皇帝」の知られざる真実 (朝日文庫)感想
単行本の刊行が2015年のせいかもしれないが、安倍晋三よりも森喜朗や山下泰裕の存在感のほうが際立つ一冊。もちろんそれも本書の言うところの「人たらし」であるプーチンの戦略かもしれない。今のプーチンは届かない所に行ってしまったが、すでにその前兆は本書に凝縮されている。その意味でも今読むべき一冊。
読了日:03月31日 著者:朝日新聞国際報道部,駒木明義,吉田美智子,梅原季哉
平成のヒット曲(新潮新書)平成のヒット曲(新潮新書)感想
Kindleにて読了。
読了日:04月01日 著者:柴那典
データ分析読解の技術 (中公新書ラクレ, 756)データ分析読解の技術 (中公新書ラクレ, 756)感想
本書で薦められている久米郁男の本は大学院の必修科目の書籍化といったところだったがこの新書も元々は大学の講義がベースのよう。学生向けという前提があるからか、扱っている話題も鬼滅に刃から出所者の再犯率まで様々でなかなか面白かった。ダメな議論や評論をいかに見破るか、そのために必要なデータ分析の要素は何かを一つずつ丁寧に掘り下げていく一冊。
読了日:04月02日 著者:菅原 琢
外交 (有斐閣Insight)外交 (有斐閣Insight)感想
外交史として、より実際的な外交(誰がどのような信念で外交を展開してきたか)を振り返りつつ、現在の外交のトレンドや今後を展望したもの。歴史について書いた本なので2007年刊行とやや古いが読み応えあり。先日読んだ有斐閣ストゥディア『国際政治史』とセットで読むと面白そう。
読了日:04月02日 著者:細谷 雄一
第1巻 公認心理師の職責 (公認心理師の基礎と実践)第1巻 公認心理師の職責 (公認心理師の基礎と実践)
読了日:04月03日 著者:野島 一彦,元永 拓郎,山口 豊一,金沢 吉展,花村 温子,高橋 幸市,増田 健太郎,生島 浩,菅野 泰蔵,小林 孝雄,板東 充彦,小俣 和義,宮崎 昭
ヒュパティア:後期ローマ帝国の女性知識人ヒュパティア:後期ローマ帝国の女性知識人
読了日:04月04日 著者:エドワード・J・ワッツ
ロシアと中国 反米の戦略 (ちくま新書)ロシアと中国 反米の戦略 (ちくま新書)感想
日本のメディアで扱われる中露関係の理解はかなり雑なものも多いので、立ち止まって過去から現在までの中露関係を考えるには本書は最適の一冊と言える。これまでも複雑な関係だったことがよくわかるし、2022年を境にまた関係性が変わっていくのだろう。こういう状況や日米関係も踏まえつつ、日本がどのような立ち位置で中国やロシアとの外交を展開していくことができるのかといった展望も最後の方に触れられている。
読了日:04月04日 著者:廣瀬 陽子
トラックドライバーにも言わせて (新潮新書)トラックドライバーにも言わせて (新潮新書)感想
Kindleにて。二輪&軽自動車乗りとして、そして一人の客として知っておかねばならない構造的な問題が凝縮された一冊。
読了日:04月04日 著者:橋本 愛喜(はしもと あいき)
珈琲の世界史 (講談社現代新書)珈琲の世界史 (講談社現代新書)感想
Kindleにて。コーヒーのはじまりから、スペシャルティの隆盛まで。コーヒーを毎日1杯以上飲む人間として単純に面白く読めた。
読了日:04月05日 著者:旦部幸博
TIME SMART(タイム・スマート): お金と時間の科学TIME SMART(タイム・スマート): お金と時間の科学
読了日:04月06日 著者:アシュリー・ウィランズ
大谷翔平 野球翔年 I 日本編2013‐2018 (文春文庫 い 57-2)大谷翔平 野球翔年 I 日本編2013‐2018 (文春文庫 い 57-2)感想
2022年の今の視点でNPB時代の最初から最後、そして渡米してするまでを振り返ることのできる面白さがあった。解説の大越健介の文章も含めて珠玉の一冊となっている。小さな挫折を繰り返しながら確実に成長していくMVPプレイヤーの、貴重な軌跡の記録だ。
読了日:04月07日 著者:石田 雄太
本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ
読了日:04月08日 著者:コウケンテツ
ルポ 女性用風俗 (ちくま新書)ルポ 女性用風俗 (ちくま新書)感想
先にツイッターにも書いたが、このテーマで宮台真司を呼ぶのはやめてほしかった。それもかなりのページを割いているし。本編についてはルポとしての(性を売買する男女双方の)生々しさが一つのウリなのだろうけど、登場する女性たちと著者がかなりクロスしてしまっているのでもう少しメタ的にというか、距離をとって取材してもよかったのではないかと思う。同人誌とは違うので。
読了日:04月10日 著者:菅野 久美子
ストーカーとの七〇〇日戦争 (文春文庫 う 39-1)ストーカーとの七〇〇日戦争 (文春文庫 う 39-1)感想
前作の島への移住の本も読んだし、本作は自分にも馴染みのある土地(小豆島町と高松市)が舞台になっているので読んでみたが一つ一つの記述が詳細で読み応えありました。最後の方に保護監察官からようやく治療モデルの話が出てくるのは現行の司法・矯正・警察の世界をなんとなく知っているので理解できるくだり。
読了日:04月12日 著者:内澤 旬子
穂高小屋番レスキュー日記穂高小屋番レスキュー日記感想
Kindleにて。BS1のドキュメンタリーで宮田八郎のことを知り、本書を手に取った。
読了日:04月12日 著者:宮田 八郎
季節風 春 (文春文庫)季節風 春 (文春文庫)
読了日:04月12日 著者:重松 清
経営とワークライフに生かそう! 産業・組織心理学 改訂版 (有斐閣アルマ)経営とワークライフに生かそう! 産業・組織心理学 改訂版 (有斐閣アルマ)感想
入門的で情報が整理されており、読みやすかった。コンフリクトとコミュニケーション、組織の変革とリーダーシップ、後半の消費者行動に関するいくつかの部分を特に面白く読んだ。心理的財布という概念は初めて知ったけどなんとなく感じてたことが研究対象なのは面白い。
読了日:04月13日 著者:山口 裕幸,盒 潔,芳賀 繁,竹村 和久
戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)
読了日:04月14日 著者:デーヴ グロスマン
ウィッチンケア第12号(Witchenkare VOL.12)ウィッチンケア第12号(Witchenkare VOL.12)
読了日:04月14日 著者:青柳菜摘,我妻俊樹,朝井麻由美,インベカヲリ★,宇野津暢子,小川たまか,荻原魚雷,カツセマサヒコ,かとうちあき,木村重樹,久保憲司,久山めぐみ,ジェレミー・ウールズィー,柴 那典,清水伸宏,スイスイ,すずめ 園,武田砂鉄,武田 徹,東間 嶺,トミヤマユキコ,長井優希乃,中野 純,仲俣暁生,ナカムラクニオ,野村佑香,長谷川 裕,長谷川町蔵,蜂本みさ,はましゃか,姫乃たま,ふくだりょうこ,藤森陽子,美馬亜貴子,宮崎智之,武藤 充,谷亜ヒロコ,柳瀬博一,矢野利裕,山本莉会,吉田亮人,多田洋一
日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)感想
第5章がやや総花的で新書としてのオチをつけたい構成のように感じてしまったが1章と2章は教育の(歴史)社会学、3章と4章は教育の経済学(あるいは計量社会学)といった形でまとまりのある構成になっていて読み応えあり。サントリー学芸賞を受賞したという2014年の著作も読んでみたい。
読了日:04月18日 著者:中澤 渉
新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)
読了日:04月18日 著者:飯塚 訓
一軍監督の仕事 育った彼らを勝たせたい (光文社新書)一軍監督の仕事 育った彼らを勝たせたい (光文社新書)
読了日:04月20日 著者:眥顛淡
第19巻 司法・犯罪心理学 (公認心理師の基礎と実践)第19巻 司法・犯罪心理学 (公認心理師の基礎と実践)感想
司法・犯罪心理学のテキストだが民法における家事事件や離婚についても最後に3章分割かれているのが特徴的かも。
読了日:04月20日 著者:
韓国カルチャー 隣人の素顔と現在 (集英社新書)韓国カルチャー 隣人の素顔と現在 (集英社新書)感想
全体としては面白かったが日本との比較をする際の記述がいくつか雑というか大雑把なのが気になった。韓国のことを知る分にはいいが日本との比較の記述を書いた部分は信用ほどほどで読むのが吉か。
読了日:04月22日 著者:伊東 順子
新書576 ルポ 保健室 (朝日新書)新書576 ルポ 保健室 (朝日新書)
読了日:04月23日 著者:秋山千佳
ルポ 大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実 (朝日新書)ルポ 大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実 (朝日新書)
読了日:04月23日 著者:志村朋哉
本屋さんのダイアナ (新潮文庫)本屋さんのダイアナ (新潮文庫)感想
ひさしぶりに柚木麻子を読んだけどめちゃくちゃ面白かった。おしとやかで理知的な彩子と、破天荒だがめちゃくちゃ読書家なダイアナの関係は、『高慢と偏見』の姉妹を彷彿とさせる。だから二人がいずれ和解するだろうと思いながら、接点をかすかに持ちつつすれ違っていく様を書いたのが抜群にうまかった。
読了日:04月24日 著者:柚木 麻子
妻はサバイバー妻はサバイバー感想
一気読み。そしてあとがきを経ての最後の一文に涙腺が緩んだ。この一文にたどり着くまでの20年間の過酷な軌跡が、でも必要な時間だったのかもしれないという希望でもあるのかもしれない。
読了日:04月25日 著者:永田豊隆
ケアの向こう側―看護職が直面する道徳的・倫理的矛盾ケアの向こう側―看護職が直面する道徳的・倫理的矛盾
読了日:04月25日 著者:ダニエル・F. チャンブリス
新装版 墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実 (講談社+α文庫)新装版 墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実 (講談社+α文庫)感想
Kindleにて。この本を読んでいる間に知床で船が沈む事故が起きてしまい、複雑な気持ちになる。安全はいかに重要なことか。
読了日:04月26日 著者:飯塚 訓
公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法感想
もっと早く読んでおくべきだったと思いつつ、日常の支援でも使いがいがあるので一家に一冊あっていいタイプの本。あと下山晴彦監修なのでかなり認知行動療法を推し気味なのはよくわかった。
読了日:04月29日 著者:
21世紀の不平等21世紀の不平等
読了日:05月05日 著者:アンソニー・B・アトキンソン
長野県警 レスキュー最前線 (ヤマケイ文庫)長野県警 レスキュー最前線 (ヤマケイ文庫)感想
Kindleにて。
読了日:05月05日 著者:
ドキュメント 単独行遭難 (ドキュメント遭難シリーズ)ドキュメント 単独行遭難 (ドキュメント遭難シリーズ)感想
Kindleにて。
読了日:05月08日 著者:羽根田 治
ルポ名門校 ――「進学校」との違いは何か? (ちくま新書)ルポ名門校 ――「進学校」との違いは何か? (ちくま新書)
読了日:05月08日 著者:おおたとしまさ
「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか
読了日:05月13日 著者:
保健医療心理学特論: 保健医療分野に関する理論と支援の展開 (放送大学大学院教材)保健医療心理学特論: 保健医療分野に関する理論と支援の展開 (放送大学大学院教材)
読了日:05月14日 著者:小林 真理子
ヒルビリー・エレジー (光文社未来ライブラリー)ヒルビリー・エレジー (光文社未来ライブラリー)感想
2017年の翻訳刊行の時にも話題になってたと思うが、トランプ政権が終わった今改めて振り返る価値のある一冊。ケース&ディートンの『絶望死のアメリカ』とセットで読まれるべき一冊という感じですね。
読了日:05月15日 著者:J・D・ヴァンス
チームワークの心理学: エビデンスに基づいた実践へのヒントチームワークの心理学: エビデンスに基づいた実践へのヒント
読了日:05月15日 著者:マイケル A ウェスト
保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021 (光文社新書)保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021 (光文社新書)感想
すべての始まりから2021年のオリパラまでを保健所の視点で綴ったもの。今思うと忘れていることも多くて2年間という長さを実感してしまうが(体感ではあっという間だったのでこのギャップが怖い)波が来て、去って、そしてまた波が来る間になにが起きていたのかの貴重な記録になっている。カミュやデフォーが度々言及されているように、かなりの読書家であり映画好きであるらしい著者の文学センスが散りばめられているのは読み物としても面白かった。
読了日:05月16日 著者:関 なおみ
ロジャーズの中核三条件 一致:カウンセリングの本質を考える 1ロジャーズの中核三条件 一致:カウンセリングの本質を考える 1
読了日:05月16日 著者:本山 智敬,坂中 正義,三國 牧子
寛容論 (古典新訳文庫)寛容論 (古典新訳文庫)感想
Kindle unlimitedにて。
読了日:05月17日 著者:ヴォルテール
ロジャーズの中核三条件 受容:無条件の積極的関心:カウンセリングの本質を考える 2ロジャーズの中核三条件 受容:無条件の積極的関心:カウンセリングの本質を考える 2
読了日:05月19日 著者:坂中 正義,三國 牧子,本山 智敬
検証 安倍政権 保守とリアリズムの政治 (文春新書 1346)検証 安倍政権 保守とリアリズムの政治 (文春新書 1346)感想
各章各分野をそれぞれ専門の政治学者が分担執筆して第2次以降の安倍政権をレビューした一冊。書き手によっては第2次安倍政権に至るまでの経路も丁寧に書いており、新書のためそれぞれの分量は大きくないが長期政権を振り返る上で重要な一冊。第2章「選挙・世論対策」(境家史郎)、第6章「歴史問題」(熊谷奈緒子)、第8章「女性政策」(辻由希)を特に面白く読んだ。
読了日:05月19日 著者:アジア・パシフィック・イニシアティブ
第18巻 教育・学校心理学 (公認心理師の基礎と実践)第18巻 教育・学校心理学 (公認心理師の基礎と実践)感想
スクールカウンセリングについての知見が欲しかったので、第4章「スクールカウンセリングの枠組み」と第12章「学級づくりの援助」を特に面白く読んだ。
読了日:05月19日 著者:
ロジャーズの中核三条件 共感的理解:カウンセリングの本質を考える 3ロジャーズの中核三条件 共感的理解:カウンセリングの本質を考える 3
読了日:05月20日 著者:三國 牧子,本山 智敬,坂中 正義
なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからないなんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない
読了日:05月23日 著者:東畑 開人
「甘え」の構造 [増補普及版]「甘え」の構造 [増補普及版]
読了日:05月23日 著者:土居 健郎
戦う操縦士 (光文社古典新訳文庫)戦う操縦士 (光文社古典新訳文庫)
読了日:05月26日 著者:アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ
アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)
読了日:05月26日 著者:平木 典子
面接法面接法
読了日:05月27日 著者:熊倉 伸宏
入門・医療倫理〈1〉入門・医療倫理〈1〉
読了日:05月28日 著者:稲葉 一人,児玉 聡,堂囿 俊彦,奈良 雅俊,額賀 淑郎,前田 正一,水野 俊誠
フェミニズムってなんですか? (文春新書 1361)フェミニズムってなんですか? (文春新書 1361)
読了日:05月28日 著者:清水 晶子
高架線 (講談社文庫)高架線 (講談社文庫)感想
滝口といえば西武池袋線!と改めて思わせる小説だった。
読了日:05月29日 著者:滝口 悠生
第11巻 社会・集団・家族心理学 (公認心理師の基礎と実践)第11巻 社会・集団・家族心理学 (公認心理師の基礎と実践)
読了日:05月29日 著者:竹村 和久
第12巻 発達心理学 (公認心理師の基礎と実践)第12巻 発達心理学 (公認心理師の基礎と実践)
読了日:06月01日 著者:本郷 一夫,進藤 将敏,小泉 嘉子,平川 昌宏,澤江 幸則,増田 貴人,平川 久美子,糠野 亜紀,飯島 典子,八木 成和,高橋 千枝,鈴木 智子,相澤 雅文,吉中 淳,稲垣 宏樹
リスアニ! Vol.47.2 fripSide音楽大全(M-ON! ANNEX 668号)リスアニ! Vol.47.2 fripSide音楽大全(M-ON! ANNEX 668号)感想
まだ声優として下積みだった南條愛乃が加入してonly my railgunで鮮烈な印象を与えたのが2009年(13年前!)だったが、その後の南條の活躍っぷりは大したものだった。他方で、ラブライブ!やソロ活動を経験する中でfripとしての活動の比重が難しくなったのではないかとp.167を読んでいて感じた。ただ、それでもそういうしんどい時を乗り越えて、南條自身が望んだタイミングで卒業出来ることは素晴らしいことなんだなと感じる新録のインタビュー2本だった。
読了日:06月02日 著者:
娼婦の本棚 (中公新書ラクレ 761)娼婦の本棚 (中公新書ラクレ 761)
読了日:06月05日 著者:鈴木 涼美
はじめてのケア論 (有斐閣ストゥディア)はじめてのケア論 (有斐閣ストゥディア)感想
「はじめての」とあるようにこの本はあくまで議論や構想のための土台のようなもので、もっと具体的で実践的な議論をしたいのであればもっと深堀りしていけ、ということだろうと受け止めた。その為にやや散漫になっている印象もあるが、排除/包摂という観点へ着目したケアの構想をしている点は一貫している。
読了日:06月07日 著者:三井 さよ
AVについて女子が知っておくべきすべてのことAVについて女子が知っておくべきすべてのこと感想
折に触れて書いているようにあくまで業界志望者に向けた業界研究として読んでくれというメッセージが強いが、撮影現場のバックヤード事情が非常に豊富なのは一人の消費者としても面白かった。仕事としてセックスをしているせいか、プライベートな場面で性被害を受けやすいという話や、AV強要問題以前以後の業界の変化など、セックスワーカーとしてのAV女優のリアルを知りたい人も読むべき一冊。
読了日:06月07日 著者:澁谷 果歩
搾取される若者たち ―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)搾取される若者たち ―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)
読了日:06月08日 著者:阿部 真大
臨床心理学小史 (ちくま新書)臨床心理学小史 (ちくま新書)
読了日:06月10日 著者:サトウタツヤ
はじめて出会う生命倫理 (有斐閣アルマ)はじめて出会う生命倫理 (有斐閣アルマ)感想
有斐閣アルマのシリーズでは最も入門的な区分がされているが、思った以上に本格的な生命倫理入門といった感じの一冊になっている。トピックも出生前診断や代理出産といった生命の誕生にまつわるテーマや、ALSやホスピス、高齢者介護といったケアにまつわるテーマ、そしてエンハンスメントや軍事医学といった人体のデザインにまつわるテーマなど幅広く、どれも興味深く読んだ。
読了日:06月10日 著者:
プロ野球新世紀末ブルース ――平成プロ野球死亡遊戯 (ちくま文庫)プロ野球新世紀末ブルース ――平成プロ野球死亡遊戯 (ちくま文庫)
読了日:06月11日 著者:中溝 康隆
心理臨床と身体の病 (放送大学教材)心理臨床と身体の病 (放送大学教材)
読了日:06月12日 著者:小林 真理子
だから、もう眠らせてほしい 安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語だから、もう眠らせてほしい 安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語感想
後半、松本俊彦と新城拓也が登場するところは重要な問いが詰まっているのではないか。つまり、逡巡しながら患者の声や悩みを聞くことは可能なのではないか。なので著者が最終的に、社会的処方が大事なんです!という一つの方向を提示することに対してはやや懐疑的なまま読み終えた。思想の違いと言えばそれまでかもしれないが。
読了日:06月13日 著者:西 智弘
貧困・介護・育児の政治 ベーシックアセットの福祉国家へ (朝日選書)貧困・介護・育児の政治 ベーシックアセットの福祉国家へ (朝日選書)
読了日:06月14日 著者:宮本太郎
臨床に活かす基礎心理学臨床に活かす基礎心理学
読了日:06月15日 著者:
世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)
読了日:06月16日 著者:菅原 琢
他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学 (集英社新書)他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学 (集英社新書)
読了日:06月16日 著者:磯野 真穂
ヤングケアラーってなんだろう (ちくまプリマー新書)ヤングケアラーってなんだろう (ちくまプリマー新書)感想
ちくまプリマーらしい、入門的でありながら非常にバランスのとれた一冊。将来的にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー興味があるのでこの職種について言及した箇所は個人的に面白く読めた。
読了日:06月17日 著者:澁谷 智子
治療文化論: 精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)治療文化論: 精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)
読了日:06月17日 著者:中井 久夫
使いみちのない風景 (中公文庫)使いみちのない風景 (中公文庫)
読了日:06月17日 著者:村上 春樹
子どもは40000回質問する (光文社未来ライブラリー Mレ 1-1)子どもは40000回質問する (光文社未来ライブラリー Mレ 1-1)
読了日:06月18日 著者:イアン・レズリー
依存症と回復、そして資本主義 暴走する社会で〈希望のステップ〉を踏み続ける (光文社新書 1201)依存症と回復、そして資本主義 暴走する社会で〈希望のステップ〉を踏み続ける (光文社新書 1201)
読了日:06月18日 著者:中村 英代
人間らしさとは何か : 生きる意味をさぐる人類学講義 (河出新書)人間らしさとは何か : 生きる意味をさぐる人類学講義 (河出新書)
読了日:06月24日 著者:海部陽介
心理カウンセリング序説―心理学的支援法 (放送大学教材)心理カウンセリング序説―心理学的支援法 (放送大学教材)感想
歴史的な展開も含めてカウンセリング技法を学ぶというスタイルの一冊。後半には地域援助やアウトリーチなど現代の臨床的な記述も多くあり、歴史〜現在まで一冊で幅ひろく学習できる。
読了日:06月26日 著者:大山泰宏
タイムバインド: 不機嫌な家庭、居心地がよい職場 (ちくま学芸文庫 ホー 24-1)タイムバインド: 不機嫌な家庭、居心地がよい職場 (ちくま学芸文庫 ホー 24-1)感想
期待どおりの面白さだった。訳者あとがきにもあるように、本書で記述される90年代アメリカ社会の(あくまで一つのサンプルではあるが)労働のスタイルと家庭との両立の葛藤は、現代日本が直面している問題と同じように重なる。『管理される心』もそうだったが、参与観察的なフィールドワークによって得られる生の声の一つ一つがどれも人間らしくて面白く、そして胸を打つ。学術的なノンフィクションとしてアメリカでもベストセラーになったというには、そうした本書の書きぶりも大きく影響していそうだ。
読了日:06月27日 著者:A・R・ホックシールド
アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した (光文社未来ライブラリー Mフ 1-1)アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した (光文社未来ライブラリー Mフ 1-1)
読了日:07月08日 著者:ジェームズ・ブラッドワース
公認心理師試験 出題実績から学ぶ頻出キーワード公認心理師試験 出題実績から学ぶ頻出キーワード感想
直前期の復習に使った。本が分厚いので持ち歩きにくいのでKindle版がよかったかも。それぞれのキーワードについての説明がコンパクトで(やや物足りない箇所もあるが)使いやすい本ではあると思う。
読了日:07月16日 著者:公認心理師試験頻出キーワード編集委員会
SHOーTIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男SHOーTIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男
読了日:07月18日 著者:ジェフ・フレッチャー
問いからはじめる家族社会学〔改訂版〕: 多様化する家族の包摂に向けて (有斐閣ストゥディア)問いからはじめる家族社会学〔改訂版〕: 多様化する家族の包摂に向けて (有斐閣ストゥディア)感想
2015年に出た同書の改訂版。この7年の間に安倍政権による「女性活躍」政策が展開され、幼保無償化や子ども・子育て支援法の浸透などによって子育て支援も大きく様変わりしたが、家族社会学的にはこうしたアクチュアルなテーマをどのようにとらえることができるだろうか? というメディアがなかなか着目しない点を教科書の形で一つずつ深堀りしてゆくのがとてもよい。
読了日:07月19日 著者:岩間 暁子,大和 礼子,田間 泰子
趙紫陽 極秘回想録 上 天安門事件「大弾圧」の舞台裏 (光文社未来ライブラリー)趙紫陽 極秘回想録 上 天安門事件「大弾圧」の舞台裏 (光文社未来ライブラリー)
読了日:07月24日 著者:趙 紫陽,バオ・プー,ルネー・チアン,アディ・イグナシアス
フィンランド語は猫の言葉 (角川文庫)フィンランド語は猫の言葉 (角川文庫)感想
Chapters2022年6月配本
読了日:07月24日 著者:稲垣 美晴
逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白 (小学館新書 425)逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白 (小学館新書 425)
読了日:08月08日 著者:高橋 ユキ
社会福祉調査の基礎社会福祉調査の基礎感想
通信制大学の講義用テキスト。量的調査、質的調査それぞれの基礎的な内容が網羅されている。
読了日:08月13日 著者:
セカンド・シフト 第二の勤務―アメリカ 共働き革命のいまセカンド・シフト 第二の勤務―アメリカ 共働き革命のいま
読了日:08月17日 著者:アーリー ホックシールド
疎開日記-谷崎潤一郎終戦日記 (中公文庫 た 30-60)疎開日記-谷崎潤一郎終戦日記 (中公文庫 た 30-60)感想
本編と言って良い疎開日記には生々しい記録が多く残るが人との交流も活発で食事のエピソードも多い。戦禍の中で『細雪』の執筆が少しずつ進んでいたこともよくわかる。戦後の記述にも面白さや発見があり、合わせて読めるのがよかった。
読了日:08月29日 著者:谷崎 潤一郎
自分を諦めない - 191針の勲章 -自分を諦めない - 191針の勲章 -感想
石川雅規ファンは全員読むべき。
読了日:08月29日 著者:館山 昌平,長谷川 晶一
ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」
読了日:08月31日 著者:豊島 晋作

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