Days

日常と読書日記。 受験生日記は閉幕です。

2009年04月

5
監督:今石洋之
脚本:中島かずき
劇場:池袋シネマサンシャイン

 テレビシリーズ12話あたりで終了した紅蓮編のあとを描く。前作よりも格段に新作カットが増え、もはやテレビシリーズとは別物になっているのは映画館に足を運んだ人たちへのリップサービスの意味もあろうが、やり直したい気持ちもいくらかあったんだろう。圧巻のラストバトルはもうめちゃくちゃだが、元々ドリルだけで世界を買えるという大ホラのアニメなんで許すよ。許すしかないじゃん。公開二日目ということもあり立ち見だったがあれは立ってみているほうが断然面白い。座ってなんかいられない。上映後のしょこたんのエンディングが素晴らしければ拍手喝采が起きるのも当然だろう。

 2時間に凝縮したことがマイナスにならずむしろ明確なテーマを示していることで最初か最後までのラインが非常に分かりやすいし、訴えるものがある。グレンラガンとは結局のところはシモンとニアのお話なのだ、と。そのためテレビで省かれていたニアの人間性にまつわるシーンが非常に多くて、カミナに対するあるシーンなどが非常に効果的に使われていたと思う。何よりニアという存在は世界に対して無知だった存在だ。彼女が何かを知りたい、もっと色んなものを見たいという気持ちは他の人の比べものにならない。清廉で天然キャラのイメージもあるけれど、テレビシリーズは最後まで内に秘めていたと思われる彼女の想いが映画ではガンガン前面に出てくるのでニアという存在を再認識することとなった。そして何より、いい意味で非常に艶っぽい。そういう役割は今までヨーコだけが演じてきたことで少しニアのイメージを裏切る意味もあるが、いい意味での裏切りだと受け止めた。今回は彼女のための物語なのだから。

 この映画を見ていて何かと似ているなあ、と思ったのだがひとつは明治維新に通じそうだ、ということ。カミナは新しい国家の出発を前にして天に召されるあたりはさながら坂本龍馬だ。龍馬の脱藩はカミナたちの地上進出、ともとれる。維新後に軌道に乗るが様々な困難があり再び戦争に突入していく下りもそうだし、維新後の薩長藩閥政府はシモンやロシュー中心の紅蓮団政府に置き換えられる。ロシューに反発して下野せざるをえなかったシモンはさながら西郷さんである。

 それに、ある意味この映画は現代版坂の上の雲』なのかもしれない。細かいところの差異を気にしても仕方ないが、コンセプトとして坂の上の雲(シモンたちにとっては宇宙)を目指して突き進み、アンチスパイラルという最大の敵(ロシア)がやってくるが打ちのめす。司馬遼の言うこのときの楽観主義も、ロシューたち以外の紅蓮団のみなみなに通じるところがある気がする。キタンの言うように、死ぬのが恐いのはいつの時代もどこの人も変わらないものだろう。それでも使命がある。そのために戦い抜く。現代においてはなんか古くさいテーマではあるけれど、グレンラガンというアニメは新しさと古さをまぜこぜにしたアニメだと思っているので(合体もどちらかというと古い概念だし)テーマが古かろうが誰も気にしない。楽観主義がそのままユーモアにつながったのがロージェノムのあるシーンで、絶体絶命のこのシーンも皆爆笑だったのが印象深い。

 これだけのものを見せられたあとにエンディングが本当に素晴らしい。絵も、歌も。シンプルな絵は前作から続くものだが、丁度サビに入るときの憎い演出や、しょこたんの歌声と相当シナリオを読み込んだろうと思われるmeg rockの歌詞の相乗効果が半端ない。「続く世界」では歌詞のよさがあれど若干しょこたんの低音がかみ合わなかった感じが否めないが、今回は文句をつけようがない。つけようがあってもつけたくない。あと、あるサイトを見て思ったのだがニアの歌と思われる歌詞がカミナの歌ともとれるのだ。意図は明らかにニアだろうが解釈は人それぞれだろうし、ニアとカミナ、それぞれのことを思いながら改めて曲を聴き直すと違った深みが出てくると思う。

 なんとかしてこの感動を伝えたいけれど、難しい。とにかく見てもらうしかなくて、近くの劇場で公開されているならば迷わず見に行って欲しい。GWだから人が多いかも知れないが立ち見でも見ることの出来る劇場なら立ち見は結構お薦めである。2時間立ちっぱなしの疲労もなんのその。座って見る映画ではないです、本当に。
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 旧サイトは4/23でもう見ることができないはずなんだが23日以降なぜかずっと表示されてる。訳分からんが、旧サイトで新サイトの告知ができたのはよかった。ので最近アクセスが10前後まで戻ってきてるし、あゆんこさんが新作投下してくれたし。
 たわむれに昔のメールを整理してたんだが、昔、特に中三のときのメールのペースは異常。一日二けたが当たり前。それこそどうでもいいような内容なんだが、まあそのときは楽しかったんだろう。その時から今まで続いているのは数えるほどだから、それこそ歴史になってしまったわけだ。1年以内で関係が終わるか、それ以上続くかでは大分開きがあって、続いている人はネットでコミュニケーションを始めた頃から5,6年というのもザラじゃない。少数だけどね。ホットメールの8割は中三時の2004年度のメールだと思われる。残したいメール、そうじゃないメールにふりわけてるんだが、昔のは昔ので忘れてることがあってそれなりに面白いし、作業が進まない。高松の予備校に行ってた頃の人たちとのメールとか懐かしい。三角形の相似はもうやった?とかねwいつの話だよ。
 サーバー移行作業もそうだけど、中間テストなりレポートなりが始まる5月中旬以前までにはカタをつけたいところだ。それまでに読みたい本とか見たい映画も見ておきたいわけだが。

 早起き第二弾です。今日も早すぎる気がします。今日もバイトです。ガンバロ。というか明日にはもうバスに乗って香川に向かうわけだ、本当に今日だけ頑張ろう。
 明日はどこかで土産を探して帰ろうと思ってる。
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 日曜日はグレンラガンを見た後寮に帰って、フジサンケイレディースが風で中止になってからげんなりして0時までそのまま爆睡。丁度F1が始まってたので最後まで見て(単調なレースだったなあ)録画しといた情熱大陸@麻生久美子を見て就寝。彼女の映画はまだそれほど見てないが何かしらもっと見たいな、と思わせる女優だと思いました改めて。キャシャーンに出てたと言われても覚えてないしなあ。今日のJ-WAVEプラトンにもなにげに出てたし。
 そして5時過ぎ起きでクロノス。6時くらいにたわむれに初メールを送ったらなんかすぐ読まれましたよ!5時台にいっぱい来てるとかで多分読まれんだろうと思ってたんだが、すぐすぎて焦る。中西哲夫からは「大学生の割にはコメントが大人ですね」と言われ(俺が物心ついたころにはプロだたあなたのほうが十分大人です)しばさちからは「そうなんですよ、ねえ」とニヤニヤされながら。何書いたかは内緒です。クロノス聞いててラジオネームがバーニング@東京と来たら俺だった、ということです。
 
 で、さすがに5時起きは疲れた。4限の最後の30分は完全に記憶が飛んだ。その後2時間図書館で爆睡してバイト。こっちもラスト2時間くらいがキツかったですが。小さなミスもしましたが。
 5時起きはバイトがある日はさすがに、だが6時から7時の間にコンスタントに起きていけるような生活にしたいなーと思ってる。中西哲夫のクロノスもだんだん味が出てきたし、しばさちがこの半年間のうちにパーソナリティの仕事が本当に上手くなった。中田美香が好きで最初は聞いてたんだがしばさちもなかなか天然があったりして面白い。朝のワイドショーを見るくらいならよっぽどFM聞いてたほうが面白いね。
 6時〜7時に起きるには最悪すぽるとを見て速攻寝るパターン。それで6時間前後の睡眠は確保できるから、まあそんなものかなと。3時→9時ってのが去年よくあったのでそれを2時間ちょいずらせばいいだけです、ある意味言ってしまえば。
 ただバイトあった次の日はやっぱり9時くらいまでは寝ていたいです。

 朝から夜まで色んな事が(小さいことだけど)あった月曜日でした。

読了
『風に舞い上がるビニールシート』森絵都
今年24冊目。以前進研模試で最後のほうだけ読んだ「守護神」はこういうストーリーだったのか。そりゃあ読み間違えるわな。完全に2人の通う大学のモチーフは早稲田だな、というか早稲田そのままだし。もう二文募集してないんだけどね、なんでやろと思う。「ジェネレーションX」もニヤニヤしながら読んだし、軽い叙述トリックと、それぞれに共通するテーマがはっきりしていて気持ちよく読めた短編集だった。直木賞もまあ無難かな。
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 グレンラガン螺厳編見てきました。ふるえが止まらない。疲れてるのでレビューは後ほど、になるが個人的にはかなり気に入っている。というかあのノリは愛さずには居られないし、端折るところを端折りながらテレビで書ききれなかったニアやアンチスパイラルの描写に時間を費やしたことで最後まで一気に見ていられた。第三部に入ってからはまったく気持ちが途切れる気がしなかった。
 公開二日目ということもあり立ち見でした。俺入れて30人くらい。ただ立っていて良かったとも思う。座ってのんびり見るものじゃないよこれは。バイト明けなので足が無駄に疲れたのはしょうがないです。そんな細かいことを気にしていられないくらい、生きていて良かったと思える2時間でした。

 なんだかんだ言って第二部以降はシモンとニアの物語だった。そのわりには第三部ですぐにアンチスパイラルになってしまうニアの描写はテレビでは数えるほどだった。その点を本当に切ないくらい修正していて、それが基底となって最後まで流れ続ける。もちろんカミナの存在もだけど、未来形の物語であるから第二部以降はやはりニアがふさわしい、そう思わせる作りだった。
 なんつーかね、ニアがものすごくテレビより色っぽくなってるんですよ。ヨーコも胸がさらに厚くなった気がしたが、それがかすむくらいニアが一人の女性になっている。大事な人を想う女性に。お色気シーンと言っていいのか、ニアに関しては描けるとこまで描いちゃいましたね。あそこはでも描かないほうに無理があるからあれはあれでよかったと思う。

 昨日舞台挨拶だったはずのしょこたんですが、エンディング最高に良かったです。ただやっぱり空色デイズは神ですね。
 なにげに今日高松ライブだったとか。初四国だとか。バッカルウドンって、ちょw
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 東のエデンとりあえず3話まで終わったけど、ストーリーラインが見えないな。11話完結らしいんだが後半大急ぎしそう。風呂敷がばかでかい感じがするので、どうせなら2クール見たいけどノイタミナ枠では1クールが限界なんだろうか。
 もうすぐ東京ではけいおん始まるけど、今日OPEDのCD初回限定版がアマゾンから届きました。Perfumeの武道館公演DVDと一緒に。どっちがメインなのか分かりません。贅沢すぎます。

 もう一つ届いたもの、メール。一両日中に返ってくるとはあんまり思ってなかったので、まずはありがとう。で、帰省して会いに行ける見込み。すんげー相手さんが気楽に送り返してくれてるところを見ると、やっぱりそうなんだな、と思う。ある意味ほっとするんだけどね。
 ただどこでだとかどういう風に会えばいいんだろうとか今更考える。
 でも多分、今更な真似は多分しない。それを今しても、伝わらないしどうにもならない。俺はこっちで生きていて、彼女があっちで生きている以上は確実な断絶は避けようもない。まあそれでも会いに行くんだけどね。現実を見据えるために、かな。時間と距離をおいたからこそできる話もあるだろうし、今の俺はとにかく会えるということを弾みにして未来に進むしかない。彼女のいないこっちで、今のうちは独りで。
 性格上独りっていうのは嫌いじゃないけど、それでも大事にしたいものがあった。掴みたいものかもしれなかった。でもそれはもう昔のことなのだと、改めて今思い知る。

 とりあえずあと一週間頑張って生きて、恥ずかしくない顔をして、会いに行こうと思う。
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 ヤクルトはやっぱり巨人に弱いと思わせるここ2戦。今日はともかく昨日は木田が頑張った方である。今日も館山が途中まで1失点で粘ったのに五十嵐のあれと守備のあれなので、もやもやしてどうしようもない。広島に3タテしといてよかったところではある。
 神宮で見た巨人は大したことなかった、というか館山を今日みたく打ちあぐねていた感じなんで今日はとりたかった。痛すぎる。明日の石川でなんとか勝ってほしい。明日はバイトないからテレビ見ますよ。
 まあそれでも2位につけてるのは上々。一応3位予想だし、上位3チームは順位別にしたら的中してますね。パリーグも楽天と西部は予想してるし。ロッテがちょっと勝ててないけどまだ4ゲーム差、清水と渡辺俊の勝ち運がちょっとないなあという感じ。小林はいつになくイマイチだが唐川と大嶺が頑張ってくれれば巻き返せる可能性は十分。打線の繋がりは悪くないしね。西部が勝ったり負けたりでイマイチ調子に乗り切れてないかなーという感じはします。
 ま、けどまだ4月なので巨人の場合はこれからいつものように怪我人が出てきてどんどん落ちていく可能性も。それがヤクルトにないことを祈る。特に五十嵐。

 今クールの視聴アニメがとりあえず確定しました。多すぎて途中で見るの辞める可能性もあるけど。再放送4つもあるしな。
月曜日→戦場のヴァルキュリア
水曜日→シャングリ・ラ、天元突破グレンラガン(再放送)
木曜日→アリソンとリリア(再放送)、CCさくら(再放送)、東のエデン、けいおん
金曜日→戦国バサラ、涼宮ハルヒの憂鬱(再放送)
日曜日→夏のあらし、咲-Saki-
 夏のあらしはGetSportsとかF1の都合で見たり見なかったり。咲は見てると次の日寝過ごしそうなので録画して寝ます。
 期待値順でいけば、けいおん→東のエデン→咲ってところですかね。けいおんは前も書いたけど澪のキャラがイイ。エデンはミステリとSFを合わせたような感じで押井守が好きそうだ。咲は見ながら麻雀の勉強になります。っつーか普通高校生があんな役をばんばん作れないよね、とか思いながら見ているわけですがw3話の国士無双テンパイとか、ちょw
 グレンラガンは映画見に行きます。土曜日はバイトだから多分日曜日とかそのへん。アリソンとリリアも再放送で今更はまってる。さくらはいつ見ても面白いね。木曜日のアニメが今のところ最高の組み合わせ。それだけで2時間弱消化乙(
 シャングリ・ラとヴァルキュリアは視聴が追いついてないしバサラも見たり見なかったりだから再放送のぞけば期待値上位のアニメをメインに見てる感じですね。シャングリ・ラは原作読もう読もうと思ったらアニメが始まっちゃったのでどうしようかと思いHDDの中。夏のあらしは漫画のほうがいいかなっと思ったりはする。作画がちょっとところどころ崩れたりするし。


読了
『ピース』樋口有介
今年23冊目。一言、上手い。最後のあれを酔っぱらいの放言で終わらせるとか作り込みすぎだと思う。一言も話さずに最初から最後まで延々と飲み続ける女子大生なんていうキャラも樋口にしては珍しいキャラだと思う。『雨の匂い』に分類される生活感あふれる日常を事件がゆがませる、っていう構図かな。どちらもハウダニットのミステリーで、その動機が分かったときに犯人が分かったこと以上に読者は驚かせられる。面白い。

 それにしても林真須美は最後まで動機を語らず無罪主張、か。朝日に高村薫がコメントを寄せてたが、状況証拠だけで有罪しかも死刑にしていいのか、とは思う。死刑か無罪の二択しかない状況っていうのはそうあるものじゃないだろうし。彼女がやったんなら死刑は妥当かもしれないが、自白もなく証拠も裁判官が言うほど強い気はしない。ヒ素を持ってる、カレーの近くにいた、という事実は犯人に限りなく近いかもしれないが断定する要因にはならんと思うので。それくらい慎重に事実認定と証拠分析をやらないと、それがいい加減になった場合に冤罪が起こる可能性もあるから難しい。それは彼女がやったにしろやらなかったにしろ、である。分からないことは分からないと諦めるのも、先週だったかの痴漢冤罪が確定した判決のように大事なことだ。無差別殺人であろうと痴漢であろうと、犯した罪に対して裁く態度が同じでないと裁判が裁判たりえないのではないだろうか。
 結局この判決で喜ぶのは検察と警察くらいで、弁護士は抗議するだろうし(再審請求するとか聞いたが)遺族だって報われない。権力保持者しか報われない判決を出すというのは、やっぱりいただけないね。来月から裁判員制度が始まるんだぜ、と。制度の破綻が容易に見える気がします。

 野球→アニメ→裁判と進んで終わる日記でした。脈絡ないですね相変わらず。
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 せりなさんの掲載176作目「cherry blossoms signal」の冒頭を引用

あの頃より 大きくなったかな

まだ桜前線は この街に辿り着かなくて
あなたは 残念そうに 笑った
あたしは 桜が咲かなくてよかった と
声は出さずに ただ 曖昧に相打ちをしてた
でもあたしの瞼の上は 桜色 で 踊ってる

あなたの行く場所に あたしは居なくて
ふたりで見つめる景色も 何も ないんだろう
あなたの行く場所を あたしは訪れた事がなくて
共有出来る 想い出も なくなるの


 この詩のコンセプトが最近俺が書いた詩に似ていることに読んでいて気づいた。後半に”明日も明後日も”っていうフレーズがあったりするし。ほんとたまたまで、この詩を読んだのは久しぶりなので真似したとかはもちろんなくて、似たような経験を俺よりもはるか昔にしていたのだろう、としか言えない。
 2005年の対談のときにこの詩のことにも触れているんだけど、せりなさんの春の詩は白眉が多いと思う。彼女のタッチは不安定な心情を描写するのに適していると昔から感じていて、春は精神を不安定にするから結果的に良作が生まれるのだろうか。
 せりなさんは掲示板上でも年齢は明かさなかったように(俺は後から聞かせてもらったが)対談でも「ゼロから読んで欲しい」と言ってるのは印象的で、趣味として書くこと以上に発表者としての意識が強かった人だと思っている。俺みたいに読んでもらえれば万々歳とは言ってられないような。それが2006年以降のある種吐き出すような勢いにも繋がっているかもしれない。書きたくなくても書いているような時期だったんじゃないかなと個人的に思ったりする。
 今はほとんど音信不通状態なんだけど、先月のようにひょっこり詩を書きのこしていったりするからそのたびにちょっとだけ安心する。書くことをやめてないということと、彼女がどこかにまだ存在しているということを。後者は大げさだが、前者は素直に嬉しい。それでもいつかは筆を置くか、ここにわざわざ来なくなるかもしれない。というかサイトのサーバーが変わったから余計にその可能性は高まったと言える。

 桜と言えば神田川の桜もいつのまにか立派な葉桜に変わっていた。季節の移ろいは早い。最近の気温の高さといい、夏が近づいているような気さえする。
 今週もバイト週四頑張りまっす。来週は帰省するからね。一週間のお休みですよ、イエイ。

読了
『Op.ローズダスト(下)』福井晴敏
今年22冊目。そういうラストを選んだか。とりあえず、東京で盛大にドンバチやってみたかったっていうのは分かります。にしても福井の書く女性(というか少女か)はタフすぎるよ。留美と言い恵美と言い、堀部三佳と言い。存在感が際だちすぎ。
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 アンライバルドは買えないなんて書いてごめんなさい。結局馬券も買ってないです、つか買わなくてよかったよ。結果だけ見たら皐月賞馬券っていう感じがむんむん。2着につっこんでくる色々な可能性を考えてもトライアンフマーチは買えません。セイウンワンダーも前走の負け方が意味不明だったところもあるから順当に巻き返したと。
 とりあえず、ダービーめちゃくちゃ楽しみですね。なんもなかったら見に行きます。3強がセイウンワンダーの復活で4強になり、これでブエナビスタが参戦でもしたらえらいこっちゃ。このレースだけではアンライバルドの1強とは思わない。ダービーも向かないわけじゃないが、気性をセーブするのに力がいる馬だけに距離が伸びるのはそれだけマイナス要因が増えることになる。ダービーならリーチザクラウンがだまっちゃいないだろうし。

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STEP TO YOU powerd by ピアプロ

 前に記事でも書いたかもしんないけど、ピアプロにあったんで載っけてみた。元気が出る曲ですね。最近のヘビロテです。dorikoさんの新曲も聴きまくってるが。
 いい意味での開き直りと、新しいスタートを唄った曲。
 サビも好きだけど、始まりのフレーズも好き。後半の表現は上手い。
分かったような 言葉ばっか並べて
君の事を作り上げていた
“自分自身” という 狭い部屋の中に
鍵をかけて閉じ込めてたんだ


 会えないときとか、片想いしているときに陥りがちなもの。恐くて直視できない現実、作り上げた幻想にすがりつきたい弱さ。でもそれでは何も始まらないから、サビにあるように会いにいくのは始まるきっかけの一つなのだろう。始まるかどうかは別にしてだけどね。
 会いに行きたい人が2人います。こっちとあっちと。友達とかじゃなくて、さる理由を持って会いに行きたい人が。まあ1人は前からずっと書いてるので何を今更ですね。とりあえずメールは送ろうと思ってる。返事が返ってくるかどうかが恐いが、それも気にしてはどうにもならないし、流石にアポ無しは、ねえ。ということを思い、何かを始めるためには行動を起こさないとどうしようもないだろう、と。
 もう一人は会いにいくしかないですね、それこそ。こっちはメールどうこうじゃなくて、会って話さないとなんにもならん、久しぶりな気がするから。
 昔からかもしれんが、友達とはメールなりなんなりでもいいとして、そうじゃなくて特別な存在の人に対しては頑張って会って話すようにしている。表情とか声とか、自分と相手の距離を感じながら、どぎまぎしながらでも直接話をするのは楽しいと思う。回数を重ねれば少しずつ確実に話せるようになるし、それだけ相手に近づけるし。うまくいけばの話ではあるけどねw高校のときはうまく合わせたこともあって時間も作れたし、最初からは考えられないくらい接近した。懐かしいな、とも思う。高二の夏まで話なんてほとんどしなかったのによくあそこまで持っていったな、と。それを人は過去の栄光と言う(
 だから過去に決着をつける、そう決めたんです。

 この一週間何があったかな。北野誠が芸能活動自粛、くらいか。ミヤネ屋とやじうまでよく見てた顔だがあんまり好きじゃなかったんでまあいいや、と。感情と憶測で喋るところが多かった気がするので、それが悪い方に左右したんでしょう。学校始まったらミヤネや屋見れないのは少し寂しい(当然 宮根の司会ぶりはなかなかに面白いと思うので。コメンテーターはそれこそどうでもいいが、宮根がどう捌くかが面白い番組ですよね。
 火曜日にやってたNHK(BShiだっけか)のプレミアム8のレイモンド・チャンドラーは面白かった。クイーンの回がイマイチで、しかもワセダミステリの人が出演していてもういいや、と思って途中で見るのをやめたんだが、ドキュメンタリー調のチャンドラーの回のほうがよっぽど面白かったね。妻シシーって18も年上だったとか、ちょ。世代が違うじゃないか。来週はクリスティーだそうで、逆に今更感が。敢えてチャンドラーだった理由は作製側に物好きが居たに違いない。
 木曜日は東のエデンとけいおんがいい感じでやってますね。けいおんいいよけいおん、澪可愛いよ澪。律っちゃんはコナンの鈴木園子にしか見えないw役回りがそういう方向性だしなあすでに。東のエデンはミステリっぽくなってきましたね。
 土曜日の週刊ニュース新書に若田部先生が出てましたね、政経の。元々新聞に露出が多い人なんだけど。経済学入門で熱い授業をやってるそうです、俺は別な先生で単位もうとったんだけど。この人給付金支持の人だったのか、ちょw為替を気にするなっていうのは分かる話。為替に介入する前に原因を取り除く政策のほうがよっぽど必要なわけで。

 学校始まったから日記が書けなかったと言うよりパソコンの調子が悪かったのです。今久しぶりにいい。酷使できないな。サイトの更新、というか移管やんなきゃなのに。移管作業は今は基本的にせりなさんの詩を上げることに徹してるので、楽しいです。どのあたりから作風が変わり始めたかが分かってきた。作風もだし、使ってる言葉もだし。2004,5年あたりの詩はクオリティ高いものが多い気がする。
 2003年は表現や言葉に幼さがあって、2006年以降は作風の変化の始まりで少しぎこちなさとか言葉足らずな感じがするんだけど、2004,5年あたりは充実期だと思います。いい意味での若さが出ていて表現の幅が2003年に比べれば格段に広まって生き生きとした詩を書いていると思う。けど、意図してかせざるかは別にして、2006年以降の変化がいい形となって最近は出てきているとも思います。一人の人が書いているけど確実な成長や変化が見られるのは若いからだろうね。まあ若いのは俺もなんだけど。
 あー、でサーバーが変わっちゃったんで、さすがにアクセスは激減してる。というかDiary以外のアクセスほとんどない状況。だってアクセスできないし、したとしても見るとこ読むとこほとんどないもんね( レビューも人気作家のものはもう少し上げていこうと思います。書評検索でレビュー見に来る人が圧倒的に多いんで、検索になんとかひっかかってもらうしかないです。
 
 明日は皐月賞ですね!世田谷に平泉展を見に行こうと思ってる(ギリギリだが)ので行く前に新宿の場外馬券場にでも行ってくるルカ。予想はまだしてないけど、ロジユニヴァースで順当に決まりそうな気がしてならない。リーチザクラウンはダービー向き。ただいずれにしても2頭が抜けてる。アンライバルドの大外は買えない。
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 桜花賞はブエナビスタ楽勝でしたね。本命対抗が1-4着というのはよくあることですね( ルージュバンブーも5着まで来てて能力の高さを見たけど。ジェルミナルが前走からここまで巻き返すとは思わなかったので。ただ、3着以降はそれほど大きな力量差がないかもしれないね。前2頭が抜けてる。
 そのあとは女子ゴルフスタジオアリスを見て、こっちもさくらがプレーオフで今季初優勝。去年なかなか勝てなかっただけにいい勝ち方ですね。最終日逆転で、プレーオフも勝つっていうのは成長を感じます。美貞は去年の終わりからちょっと勝負弱いかもしんないですね。

 上2つを見た後うとうとして思ったより復旧作業は進まず。メッセで懐かしい人と話してた、ってのもあるんだけど。時間の流れを感じます。
 とりあえず、トップページとそこから繋がるページと、書評は米澤穂信、詩はせりなさんの最新作と201、202作目をアップ。後半から上げていこうと思います。
 202作目「やわらかな決意」が好きですね。読み返して後半ぐっと来ました。

これからの未来に いくつ出逢いがあって
どれほどの 離別を 乗り越えるのか
想像もつかないくらい 膨大な数だろうけれど
どれも 同じ重さ で 向き合えたら いい と 思うんだ

理想論だって 自分が自分を 責めているけど
忘れてしまうこと は 言い訳にしたくないんだ よ


 さ、これから買い物に行ってきますよ、今更。

読了
『Op.ローズダスト(中)』福井晴敏
今年21冊目。対北の反応が今の世間と似てる。予想することすら容易い世論か。まあ、状況のレベルが違いすぎるが。どう終わらせる下巻。若干中巻で中だるみした気がする。語りが長くなるのは仕様ですね。
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